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November 15, 2016

韓国映画「弁護人」を見る。

▼しかしNHKは国策に則り勝手な報道ばかり繰り返す。一例が昨晩は高齢者の認知症による車の事故が増えているという特集をあちこちの放送局でやっていた。極めつけは「徘徊運転」という新語まで登場した。ところが今朝はオリンピック向けの自動運転の実証実験を始めるというニュースが流れ「徘徊運転」は消え去り、「自動運転・自動運転」でヨイショである。酔っぱらいや、認知症の人がハンドルを握ったら動かない車を作れ。仕事ではかなり嫌な思いをした。
◇「弁護人」韓国で200万人が見たという映画。1979年の粛軍クーデターで政権を掌握した韓国の全斗煥大統領は、政権の基盤を盤石にするため。釜山の民主勢力を徹底的に弾圧しようとした。映画は弁護人のソン・ガンホが高卒で弁護士になって話題になったものの仕事はまったくない。それで仕方なく不動産登記や税務対策の仕事をして食っている。大学時代飯を食い逃げした店にお金を返しに行くと、逆に突き返され、出世した事を喜んでくれた。前半はコメディタッチである。しかし軍隊による催涙弾を使った弾圧が始まると画面は一転する。事件は釜山地域の民主勢力を弾圧しようとして考えた釜山事件である。これは社会科学の本を使った勉強会を開いていた学生や社会人に対して、国家保安法や戒厳令法違反で19人を逮捕したねつ造事件だ。逮捕した中に食堂を手伝っていた青年もいた。
▼こんな危ない事件を弁護する弁護士はいないので主人公はソン・ウソク(ガンホ)が引き受ける。実はこのモデルは盧武鉉である。裁判の焦点は学生が「社会転覆活動をしていた事を認めた」という点にある。弁護士は被告に接見すると,水責めの拷問にあったという。場所を聞くと船の音がして油の匂いがしたという。場所は特定出来たが、思想検事らの反撃が始まる。弁護士は大会社の顧問弁護士をしていたが、それも解雇され、事務所を畳むことになる。
▼最終審問と判決が出ようとする日、弁護士は拷問に立ち会ったという軍医の存在を知り、法廷に証人申請をするのだが…。

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