« メルマガの発行は深夜になります | Main | 山本有二農水大臣と俳優、井浦新の関係。 »

November 07, 2016

映画2本「ヤクザと憲法」と「PK」の紹介。

▼土曜日はハードな一日だった。日曜日にもう一本映画を見ようと思ったが、気力、体力が付いていかなかった。我が家の洗濯機は水平の全自動に決めた。ところが契約してお金を払ったとたん、古い洗濯機は健気に、途中で止まることもなく、動いている。最後のご奉公と思ったのか?大型家電ゴミとして棄てられるのに抵抗しているのかも知れない。本日家電メーカーから寸法を確認しに来て、それがOKならば明日入れ替える。
◇「ヤクザと憲法」 事務所の玄関を開け、カメラが中に入り、暴力団員たちの顔をモザイクなしで映し出す。撮影条件は撮影の謝礼は払わない、モザイクは掛けないなしというものだった。果たして暴力団は、憲法14条が定める「法の下の平等」に、ヤクザは含まれるのかという問題を提起する。映画の撮影には、とにかく膨大な時間を掛けている。取材スタッフは実に100日間も指定暴力団・二代目東組(大阪市西成区)の二代目清勇会に密着している。朝、事務所の責任者がやってくる午前10時に毎日の取材が始まる。時に幹部会や総長の葬儀が挟まるが、主にカメラが追いかけるのはヤクザの日常生活だ。組事務所には事務所の外を監視するカメラが4台設置され、常に人の動きをキャッチしている。撮影スタッフは組員が持ち込んだテントを見つけて、「これマシンガンですか?」「拳銃がないといざという時どうするんですか?」と聞く。クザも苦笑しながら「それはテレビの見過ぎ」と答えるほかなく、劇場でもかなりの笑いに包まれる。
▼取材スタッフは「最初は「舎弟」という言葉も分からなかった。ヤクザにその意味を聞くと「お前らどんだけ知らないんだ。勉強してこい」と怒られる。スタッフは取材が始まってから、ネットや映画、『仁義なき戦い』などで勉強していました」という。取材は事務所当番が帰宅する午後5時頃に終わる。しかしスタッフは、時には食事の場にも同行したり、組員の自宅を訪問する。シノギの場面にも立ち会い、なにやら「ヤク」のようなものを売買している場面や、野球賭博ではないかと思われるシーンもある。
▼車の事故を起こし、保険を使って修理した組員は、詐欺未遂事件と判断され、警察に捕まった。たかが車の修理を上乗せしたところで数万円であろう。しかしその件家宅捜索に来た大阪府警の暴力団対策係は、マスコミ取材にまったく気づかず、ヤクザと見紛う暴力的な態度でカメラマンを脅す。川口和秀会長がふらりと出掛ける一膳飯屋のおばちゃんは、「ヤクザが怖くないんですか?」と聞かれ、「なんで?」と逆質問して笑われる。
▼もう一人の重要人物はヤクザを弁護する弁護士だ。彼は最初に弁護を頼まれたとき一度は断ろうと思ったが、「興味の方が強く引き受ける。しかし風評で「あの弁護士はヤクザを弁護している」と客足は遠のき、今では5人いた事務員さんもたった一人。弁護士自身もっ建造物破壊幇助(ヤクザがガレージを造るとき、出っ張りを引っ込めるように頼んだら」とアドバイスしたとして、で執行猶予付きで14ヶ月の判決をうける。
▼事々左様にヤクザは銀行口座も開設できない。宅配便も送れない。仕出し弁当も配達してもらえない。等々様々な差別がある。反社会的勢力というだけで、これが憲法の下に平等なのか、このドキュメンタリーは訴える。
◇「PK」(インド映画)ヒンズー教徒の父を持つジャグーはブリュッセルに留学しており、イスラム教徒であるパキスタン人の青年と恋に落ちる。ところが再会を約束したにも拘わらず,電話が通じないのでインドに帰国する。一方50億光年の先にある宇宙から何かの間違いで地球に墜落した男PK。落ちたのはデリー近くの砂漠だった。ところが墜落したショックで母国と通信するためのペンダントを騙されて盗られてしまう。地球の習慣も何も分からない男は素っ裸でデリーを歩き回る。言葉も通じないが、どうやら衣服を着なければならない事は分かる。PKは神様を捜しているチラシを街角で配布している。話を聞くと宇宙にに戻るリモコンのペンダントを探しているという。一方ジャグーは帰国してテレビ局でプロデューサーとして働いていて、チラシを手にして,これはネタになるとひらめく。
▼PKは宗教を金儲けやテロに悪用するニセ宗教が横行していることに素朴な疑問をジャグーに投げかける。そして宗教は人を恐怖に陥れて儲けていると結論づける。宗教が生活に根付いているインドにおいて,彼の考えはある宗教指導者の逆鱗に触れ、テレビで「真の信仰とは何か」公開討論をすることになる。

|

« メルマガの発行は深夜になります | Main | 山本有二農水大臣と俳優、井浦新の関係。 »