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December 18, 2016

◇「ヒトラーの忘れもの」を見る。

▼家族が旅行をしている。そのためペットには決められた時間に給餌をしなければならない。その時間には家にいなければならない。従って夜の外出はできない。短い文章でも書くときはかなり集中しなければならない。休みの日まで集中するのはかなりつらい。それで土日祭のブログはお休みする。昨日は土曜日なのに「校正」が出た。日曜日の夜に集中して校正をするのも、かなりしんどいが、これは新年号で誌面の半分は、わたしの責任の及ばない「名刺広告」なので助かった。
◇「ヒットラーの忘れ物」(原題は地雷原)デンマークは5年間、ナチスに占領されていた。ナチスは、連合軍のヨーロッパ上陸を防ぐために海岸に200万個の地雷を埋めた。その風景はあのノルマンディ上陸作戦の、オマハビーチソックリである。つまり上陸用舟艇や戦車の上陸を防ぐための妨害構築物だ。ナチスドイツが降伏した後、その地雷撤去を命じられたのは、ドイツの少年兵だった。地雷はその目的から目には見えないところに埋設されている。
▼多くのデンマークの人たちのドイツへの憎しみは、少年兵だからといって緩まなかった。食べ物も満足に与えず、地雷撤去という危険な仕事をさせる。まず火薬を抜いた地雷を使って信管を抜く訓練。次は半地下の場所につれて行かれて、実際の地雷を与えられ訓練が始まる。時として失敗して爆死するケースもある。実際半数近くの少年兵が死亡、もしくは負傷した。
▼それが住むと砂浜につれて行かれて腹ばいになり、一寸刻みで決められた範囲を50cmくらいの棒で慎重に突いて探していく。一歩間違えれば爆死する。その緊張感に耐えられず、精神的にもまいっていく。少年兵はそれまで地雷など見たこともない。彼らは2棟の小屋に詰め込まれ、満足な食料も与えられない。少年兵たちを管理指揮するデンマークの軍曹をみると、もの凄い暴力を振るうので、まるでナチスと一緒だと思えてくる。しかし何日も食料が配給されないので、司令部に行ってこっそり持って来て少年兵に与えたりする。だがそれが上層部の疑念を招く。
▼あるとき少年兵は空腹に耐えかねて、夜間こっそりと隣りの民家の倉庫にエン麦を盗みに入り、ネズミの糞が混じっていたことから下痢症状になる。病気になっても軍曹は決して仕事を休ませようとしない。農家の主婦も彼らを憎み「いい気味だ」とその憎しみの連鎖は絶えない、「地雷を全部片づけたらドイツに返してやる」と軍曹は約束する。しかし軍曹の愛犬が撤去した筈の砂浜で爆死してしまう。軍曹は怒り狂い、彼らを一列に並べて「歩いて確かめろ」と命令する。美しい海岸を舞台にまだまだ痛々しい事件は起きる。果たして彼らドイツ少年兵は無事帰国して、「母国復興のためにつくす」と語り合っていた夢を実現できるのか?

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