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December 05, 2016

地方では病院に行くのも一苦労。

▼昨日は取材で安房鴨川に行った。最寄りの駅で片道だけ特急券を購入する。外房線も内房線もある地点から単線になってしまう。乗り心地の良さを除けば、特急が良いという言葉はあまり当てにならない。安房鴨川には9時半頃に着いた。この日安房鴨川まで来たのには取材という目的があった。というのは嶺岡にある千葉県の最高峰、愛宕山に登るためだ。実は愛宕山は航空自衛隊の嶺岡山分屯地の中にある。通常は1週間前に許可申請を出し、OKが出ないと入ることはできない。しかし12月4日は毎年恒例の「基地祭」で厳しい手荷物検査とボディチェックを受ければ誰でも入る事ができる。しかし集合場所の国保病院は極めて不便なところにある。
▼駅から病院行きのバスは役1時間10分後でないと出ない。観光案内所に行くと降りるべき「長狭学園前」で降りると教えて下さった。しかし時間が惜しいので編集長に電話をしてタクシー使用許可を得る。10・5kmを20分ほど乗って約3000円だった。安房鴨川には全国区で超有名な私立のK総合病院がある。こちらは行った人の話によるとエントランスを入ったとたん、「ぢちらに御用ですか?」とホテルのようにコンシェルジュが近づいて来るという。
▼ところが町立国保病院は1時間に一時間一本のバスすらない。自家用車を持っていないと通院できない。今朝のNHKラジオで、医療の地方格差をなくすため、厚労省は過疎地に医師を配置すべく、全国調査を始めるという。しかし患者が通いやすい環境を整えない限り患者は増えないし、経営もなりたたない。タクシーの運転手さんにお聞きしても、患者はほとんど自家用車だという。病院に行くと「患者様」という言葉が蔓延している。お年寄りで現在車を運転できても、やがて運転出来なくなる日がやってくる。
▼幸いな事に現在わたしが住んでいる場所からは、5つくらいの病院が徒歩圏内にある。だから当面ここで生活する以外の事は考えられない。病院の空き地で自衛隊員による手荷物検査と、あのハエ叩きの親玉のようなボディチェックを受けて「刃物は持っていませんか?」と聞かれて自衛隊がこの日のために用意した基地までの送迎バスに乗り込んだ。

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