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February 16, 2017

第61回原子力規制委員会を傍聴する。

▼昨日新聞折り込みのチラシを見ていたら、となりのJR駅近くにある量販店のものがあった。そこにはあのDHCの商品のCMも掲載されており、そのCMの主は、加藤剛氏だった。加藤と言えばテレビ版の「人間の条件」で一躍有名になった人で、山本薩雄の「戦争と人間」」でもヒューマン溢れる外交官だったかの役を演じていた。ところが今やDHCのCMだ。DHCはご存じのように東京MXTVTVの「ニュース女子」の沖縄問題のビデオを制作して、テレビ局に持ち込んだ会社だ。俳優もまた食っていかねばならない。加藤も高齢であるにも関わらず「刑事」役で時々出ているが、見るのが辛くなるほどの演技だ。中村雅俊も昔全労済で、今や東建コーポレーション…。そんなのがたくさんある。
▼ひと月ぶりくらいに原子力規制委員会の傍聴に行った。先週木曜日も資源エネ庁関連の会議を申し込んでいたが、足の傷が痛くてその後のツイキャス中継の機材をもって歩けない。傍聴には当選していたが、欠席してしまった。昨日の会議は議題をネットで検索すると全部で7本もあった。1時間半の会議では終わらないと思っていたが、猛スピードで終わらせてしまった。というのは田中委員長が午後から国会に行く予定が入っていたから正午に終わらせなければならなかったのだ。詳細はYouTubeにアップしてあるのでご覧いただきたい。
▼気になったのは第二議題「第3四半期の保安検査」で余りにも初歩的なミスが目立った。それは簡単な伝達ミスなのだが、例えばバルブを閉める作業を聞き違えて開けて「汚染物質」を外に出してしまった等。今どんな仕事をしているか理解していれば、絞めるか、開ける分かると思う。会議ではフォネティックコードを使うなどして周知する、という。フォネティックコードとは「イロハのイ」「ラジオのラ」という、むかし電報を発信するとき、口頭で電話局に申し込むとき、聞き違えのないようにそのコードを使ったものだ。わたしも自分の名前を漢字で説明するとき、ずっと長野県の名勝地を使っていた。だが昨年10月に北海道に行って自己紹介をしたら、日露戦争の激戦地の場所を復唱した人がいた。わたしよりかなり若いがそれにはびっくりして、以後それを使うようにしている。
▼この議題はわたしはかなり重要だと思っている。想像だが周知できないのは、作業する人たちに初心者か未熟な人が多いからなのだろうと思った。監督する方も緊張感が足りず、毎回やっていることだからと手抜きをしたり、回数を減らす。中には核燃料物質を格納するグローブボックスなど30年間も点検していないという物もあった。
▼第4議題の火山噴火と降下火砕物も、火山大国にあってもっと時間をかけるべきところ簡単に終わっている。第五議題の乾式キャスクも、使用済み核燃料は乾式キャスクに入れて保管すべきだが、高価なため、日本の原発ではほとんどプールに浮かべている。しかしこれは最終処分方法の技術が確立されていないので、原発を動かし続ける限り、危険なこの方法を採るしかない。これが原発はトイレなきマンションと言われる所以でもある。
▼第6議題原子力規制人材育成事業の進捗。色々な大学に要請を出しているが、人が中々集まらない。それはそうだ。原子力に未来はないことを青年たちは知っているから、優秀な人材も集まらない。
▼第7議題。核廃棄物の地層処分で、その基準をどうするか?一番大事な問題だと思う。ALARA(アラーラ・防護の最適化と同義)核廃棄物を1千万年後、10万年後までどのような人工バリアを作ってどのような基準で保管したらいいのか?これも時間がなくて概要説明だけで終わってしまった。

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