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March 20, 2017

NHKBS1で「失われた大隊を救出せよ」を見る。

▼休日だが毎月20日には請求書を発送しなければならない。昨晩NHKBS1で「失われた大隊を救出せよ」を録画して見た。いやリアルタイムで見てもいいのだが、録画して見れば時間が3分の1省略できる。さらに昨晩の場合途中でナマのニュースが入っていた。
▼話は第二次大戦のフランス北部での闘いだ。真珠湾攻撃とともに、ハワイを中心に、アメリカに住んでいた日系人は財産を没収され、全員強制収容所に入れられる。2年くらいしてアメリカは方針を変えて、アメリカに尽くすならばという条件付きで、収容所にいた外国人男性を兵士として入隊することを認めた。彼らはアメリカに忠誠を認めてもらえればという純粋な気持ちで入隊し訓練を受ける。太平洋戦線で同じ日本人と闘わせるのは忍びないという事でイタリア戦線に派遣される。軍隊はイタリアからフランスへと進軍する。日系アメリカ人たちが「米国への忠誠を示すため」に結成した陸軍442連隊は、欧州戦線で数々の勝利をとげ「英雄」と呼ばれるようになった。しかしそれはフランス東部でドイツ軍に包囲されたアメリカの250名のテキサス大隊を救出するのが目的だった。
▼それというのも連隊長が殊勲を焦るあまり、大隊の進行を早めたために包囲されてしまったのが実情である。800名くらいの日系人兵士が作戦に従事し、250名のアメリカ人を救出する作戦に関わる。しかしその作戦で日系人は350人も死亡してしまう。記録は日系従軍牧師の目を通して描かれている。再現ドラマでの武器の使用は一般兵士なのにどうもM1ガーランドではなくj、カービンが多くて眉唾。ドイツ軍はkar98やシュマイザー、MG34はほとんどみない。
▼連隊長は「テキサス大隊」を一刻も早く助け出せ」と現場指揮官に命令し、言う事を聞かないと軍法会議だと脅す。日系中部は3班に分けて攻撃をかけ、1班は絶対絶命のなか、偶然バンザイ突撃をしたことからドイツ軍を恐怖に陥れ巻き返しの機会を得る。しかしある兵士はドイツ兵に襲われとっさに、反撃しドイツ兵の首を絞めて殺す。しかし後でよく見ると彼は15歳くらいの少年兵だったので驚く。ドイツも少年から老年まで総動員していたのだ。そのすさまじさは「バンドオブ・ブラザー」を凌ぐほどだ。
▼日本の米国向け英語ラジオは、日系人が収容所に入れられた事を、民族差別だと放送した。ところがルーズベルトは日系人422部隊が自主的に戦争に参加してアメリカの為に闘っていると逆宣伝に利用した。422部隊も政治目的に利用されたのだ。
▼ここで言いたいのは、この作戦の概要から、撃った弾の数まできちんと記録に残されていることだ。それに引き替戦前の日本軍は「最初から最後まで隠蔽」することしかなかった。南スーダンに派遣されている、自衛隊の日誌の破棄事件も、古き日本軍の伝統なのである。しかし過去を反省して何が不足しているかという、検証をしっかりしないと新しい一歩など踏み出せるはずはないのだ。

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