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April 23, 2017

◇「娘よ」を見る。(於:岩波ホール)

▼久しぶりに神保町出かける。◇「娘よ」をみるためだ。カラコルム山脈の麓にある、パキスタンの村、隣りの村との諍いが絶えない。美しい主人公の住んでいる女性の村での諍いの死者は7人。隣りの村では10人。この落とし前をつける方法とは隣りの村との婚姻関係を築くことしなかい、と隣村の村長はいう。婚姻の相手とは、主人公の10歳くらいの可愛い娘だ。彼女は自分が15歳で嫁いできたため、辛い思いをしている。何としてもこの村を脱出するしかない。カセットレコーダーで母と娘が会話しているような様子を装い、必死で逃げる。と言っても狭い村の事だ。武器をもった夫の手下に見つかるのは時間の問題だ。さらに夫の弟は、夫を亡き者にして、主人公と結婚する事を狙っている。
▼狭い路地を親子はひた走る。幹線道路に出たとき、デコトラが停まっており、その荷物の中に紛れ込む。運転手は途中でそれに気づき、諍いに巻き込まれたくないので、すぐ下車するように命じる。すると母親は運転手の拳銃を奪い、娘の頭に銃口を突きつけ、見逃してくれないと、娘を殺し、自分も自殺すると脅迫する。運転手はやむなく二人を座席の下に隠して運ぶことにする。途中追跡者に追いつかれるが、無事逃げ切る。さらに追っ手は執拗に追いかけてくる。それはトラックのボディの脇に隠したライフル銃で仕留める。そこでデコトラを奪ったワンボックスカーに乗り換えル。途中の村で旧友にあって小休止する。食事くらいして行けと誘われるが、断って先を急ぐがそれが結果的に怪しまれるきっかけとなる。
▼そしてついに運転手の故郷にたどり着く。みんな心優しい人たちなので、ほっとする親子だった。だが母は結婚してから一度も老いた母親に会っていない。携帯を借りて電話すると母は出てお互いに「一目会いたい」と呟く。男はは危険を承知で繁華街に住む老母の近くに案内する。そして娘と老母が出会う事出来た瞬間、一発の凶弾が飛んで来る。古い因習に囚われず、娘だけは自分の辛い思いをさせまいとする、母親の願いは…。28日まで.今年度前半のベスト5に入る作品だと思う。見ていない人は急げ!
▼予告でみたアンジェイワイダの遺作6月公開の「残像」はとても面白そうでした。ポーランドの画家が主人公でスターリンやレーニンなど政府の意向に沿わない画を描かない画家には絵の具や画材を提供しない。最期は「娘を逮捕して刑務所に入れる」と脅すのです。体制は変わってもやることは何もかわりません

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