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April 03, 2017

◇『標的の島 風かたか』を見る。

▼今週はシネマの原稿の締め切り日がある。既に執筆する本数は見ている。しかし友人がポルポレの『標的の島 風(かじ)かたか』のチケットを下さったので、これを見ようと思った。今は外出するには時間の調整をしないと出かける事ができない。猫の給餌だ。先週は4時間間隔だったが、今は5時間間隔になったので助かる。日曜日は職場が休みの人がいる。給餌と投薬は2人体制が望ましい。人間の介護とほとんど変わらない。
▼9時45分にポレポレの前に到着すると、既に10人以上が列を作って並んでいた。わたした見るのは12時半からだが、良い席に座るには早く行かねばならない。席を確保してから開映まで2時間半あるので、千鳥か淵に行こうと計画していた。実は昨年も4月2日にここ千鳥ヶ淵に行ったが満開で、人出も最高潮だった。今年はYouTubeでご覧のように2分咲きだ。毎年そうだが、日本語が通じない人が多く、止まってはいけないところで立ち止まって写真を撮ったり、左側通行が守れないので、渋滞がおきる。15分の撮影は終わり、再び東中野へ。駅前で丼ご飯を掻き込み、映画館に並ぶ。わたしは12時半の一番だった。並んでいると背中を突く人がいる。振り返るといつも議員会館前でお目にかかる同郷の人だった。この方も参加者が少なくても、スピーチもせずに必ずスタンディングをして下さっている。
◇『標的の島 風かたか』三上智恵監督作品である。三上さんのスピーチは最初の映画の時、座席でビデオカメラを回して30分くらい撮影した。その後三上さんは自分の思いを貫いて撮影を続けるために退社して沖縄のドキュメンタリーを撮影し続けている。
▼映画のタイトルはわかりにくいが、沖縄地方の方言で「強い風から、自分の家族や子どもをまもる」という意味だ。比重はどちらかと言うと高江のヘリパッド建設反対行動と、石垣島に自衛隊がミサイル基地を作ろうとしている。それもジャングルだったところを先祖や自分が自力で開墾した場所だ。人は水がなければ生きていけない。それなのに沖縄防衛局は住民の意見を一切聞かず、命の綱である水源地の上に基地を作ろうとしている。しかも市長を取り込んで議会に建設案を提案する。住民説明会では賛成派も多くおり、「中国は、南沙諸島など領土拡大政策で、沖縄も危険になっている」と喋らせる。防衛官僚は住民に言質を取られず、言い逃れが上手い奴らが出世する。
▼沖縄の地上戦を体験している90歳近いひとたちは、日本軍は戦前も住民の命を守るどころか、壕から追い出した、証言する。今年から娘さんを島外の大学に進学させる、と言う農家の男性はミサイルが配置されたら、中国にとって最大第一の攻撃目標に設定されてしまう。もし撃ち込まれたらどうやって島外に避難するか方針はあるのかと追及する。つまり米国の手下に成り下がった防衛省は、何が何でも沖縄に基地を作ろうとしている。島に基地を作れば自衛官は選挙権も移動するので、その後の島の世論構成は次第に自衛隊に有利にはたらく。
▼高江では博治さんが運動の中心になり、あの道路に自家用車を並べて合法的に最大の抵抗運動を繰り広げる。だが機動隊はネームや階級章を外して弾圧に臨む。女性が機動隊員に首を絞められた場面を目撃したところから、抵抗中止を叫び、「女性の首を絞めるなんてなんて卑怯な奴らだ」と涙する。
▼沖縄地裁の「埋め立て無効」裁判での翁長知事の毅然とした態度。抵抗することに何の意味があるのだろう?と自問自答する老婆。その答えは抵抗の事実が歴史の1ページに刻まれるということだ。ともすると機動力jと武力を持った警察と自衛隊、それに米軍は太刀打ちできないような巨大な権力に見える。だが自国の国民に敵対して、見方は今後増えるメドはまったくない。武力にすがるものは武力に滅びる。

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