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May 25, 2017

◇トモシビ銚子電鉄6.4kmの軌跡を見る。

▼一人住まいの老婆がいる家に宅配の青年がやってくる。「あれーキミちゃんどうしたの?」見かけないねー。キミちゃんとは飼い猫である。外にでると見知らぬ女性がキミエちゃんを抱いて「「黄昏のビギン」を唄っている。♪雨に濡れてた、黄昏の街、貴方の瞳、濡れていたっけ。傘もささずに僕たちは 歩き始めた雨の中、あのネオンがぼやけてたー」。この歌を筆者が聴いたのは高校時代で、当時は水原弘が歌っていた。そのずっと後でちあきなおみが歌ったが、外国の歌かと思っていた。しかしこれは永六輔と中村八大でヒットさせた歌だと分かった。わたしとしては何となく神宮外苑あたりを雨に打たれてあるいている雰囲気を感じる。
▼1923年から走り続ける千葉県のローカル線・銚子電鉄。最初の画面は鬱蒼とした森の木の枝を払い抜けるように銚子電鉄が旧型の車両がぬっと現れる。原作はこの銚子電鉄につわる人々のエピソードを綴った吉野翠の短編小説集「トモシビ 銚子電鉄の小さな奇蹟」だ。「トモシビ」というのは地元の銚子南商業の高校生・椎名杏子の実家である民宿の名前で、今は亡き父親が命名した。杏子は銚子電鉄を盛り上げるため、「銚子電鉄と高校生ランナーとのレース勝負」というイベントを開催しようと計画してそれを機会に盛り上がる銚子の町。
▼だが杏子はどたんばまで最後のランナーがなかなか決まらず、あちこちに頭を下げ焦っていた。一方宅配が仕事で撮り鉄青年の熊神は、人生に疲れ果て、たまたま銚子の地を訪れた美しいキミエと出会う。海で入水自殺を図ろうとしたキミエを救い交番に届け出た挙げ句2人は距離を縮めていく。一方銚子電鉄の運転士・磯崎はレースの日に向けて万全の準備を進めるが、古い電車を整備してスイッチを入れるが、動かない。旧式の電気部品故障が発生というまさかのアクシデントに見舞われる。伊予鉄から京王鉄道まで、電話をかけ回るが古い部品などいまどきない。
▼結局欠員は将棋部の男性が走ることになる。しかし土壇場でまた欠員がでてしまい、結局陸上部の先輩が走る事になる。車両の電気部品も取り付けが無事完了し、やがてレース当日がやってくる。新宿武蔵野映画にて、絶賛上映中。
▼昨日の大分県警の盗撮事件はご興味をもって下さったからの投稿をいただいたので、さらに続報。事件は昨年6月24日に発覚した。24日にカメラの存在を知った連合大分東部地区協議会の事務局長は別府署に通報し、署員とともにカメラの中のSDカードを確認すると430個に及ぶ動画ファイルが記録されていた。8月3日い大分合同新聞に事件が掲載されると、県警は刑事官が勝手に判断した「不適正な捜査」だとして2人だけを「懲戒処分」にした。「週刊金曜日」記者が推計すると大分県警の監視カメラ契約国費、国庫補助金、県費の支出を会わせると13年29件、14年度31件、15年度32件となっている。しかし15年度は延べ150台以上の監視カメラが納入されている。
▼今回の盗撮事件で大分県警は正当な団体と市民を盗撮したが、組織的関与を否定し、幹部は責任もとっていない。

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