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May 19, 2017

◇「マンチェスター・バイ・ザ・シー」を見る。

▼西武球場はとても不便な場所にある。数年前某放送局の記者が試合が長引いてしまい、電車がなくなってしまった。そこで上司に「現地に泊まって良いか?」と問い合わせてところ「ノー」と言われ、泣く泣くタクシーで帰ってきたという話を聞いた事がある。さて昨晩ソフトバンクはオリックスとの試合を関西で終え、きょうから西武球場で3連戦である。この場合、当該選手はどこの宿舎に泊まるのだろう。家で色々論議があった。わたしは「池袋のホテルか幕張メッセかと思った。家族は「秋津」なんていう人もいる。こんな時はネット検索である。すると立川のPホテルが西武球場で試合をするプロ野球選手の宿舎に使われていると出た。なるほど…。
◇「マンチェスター・バイ・ザ・シー」主人公のリーはアメリカ東海岸のボストン郊外でアパートの管理人として一人で暮らしている。ある冬の寒い日、兄が病死して、故郷の港街マンチェスター・バイ・ザ・シーに帰ることになる。そこには残された甥っ子パトリックが一人残されており、彼の面倒を見ることになる。葬儀するにも現金がないので、病院の冷凍保存庫に兄の遺体を保管してもらう。さらに家の相続や、遊びに使っていたボートの処分など難しい問題が山積している。叔父の言う事に反発するリーは誰に対しても心を開こうとしない。
▼それはリーが持っていた過去に原因があるそれは若い頃飲み足りないので、近くのコンビニにピール2カートンを買いにいっている隙に家は火災で丸焼けになり、妻が面倒を見ていた幼子が焼死してしまう事件があった。その後二人は離婚していることが流れの中で分かって来る。これが、ミステリー風に描かれており、主人公jの現在の気持ちと、過失にさいなまれて苦しんでいる様子が、反抗期にある甥っ子パトリックの気持ちと重なって見える。
▼故郷の海を見るたびに、(いやTVドラマ「リゾーリ&アイルス」を見てもボストンは美しい海辺の町だと分かる)リーは自分の過去を悔やむ。そして心は不安定で、二人のガールフレンドとの逢い引きにしか興味がない、パトリックとの折り合いをどうしらら良いか分からない。そんな時に兄の遺言を弁護士から受け取る。当面はパトリックの成人になる18歳までは後見人をするしかない。
▼カネとモノが全てなのか?人間の心の葛藤はモノを持ってしても救えない。十字架を背負ったリーは苦悩を重ねながら一歩、一歩前に進みだそうとするのだが…。今年のアカデミー賞で脚本賞と主演男優賞を受賞した作品だ。派手さはないが、どうしたら前に一歩踏み出すことができるのか、スクリーンから目を離せない。銀座シネスイッチで。

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