« 自治体の健康診断を受けた日。 | Main | 国会大包囲でお会いした尼さん。 »

June 08, 2017

記者クラブという名の情報独占システム。

▼毎朝NHKのニュースを聞くたびに「警察への取材によれば」という言葉の多さに呆れる。NHKには取材記者はいなかったのか?こうなるともう記者ではなく、「御用聞き」である。日本の主要官庁や自治体、大企業にはかならず「記者クラブ」なるものが存在する。一例として関東地方の某県庁の例を書く。県庁の3Fに50平米ほどの場所が無料で提供されている。家賃は無料でコピー機も無料、さらに電話も無料で、お茶くみの女子職員も配置されている。記者にために無料の駐車スペースも確保されている。朝晩決まった、新聞社の締め切り時間に合わせた時間に記者説明(会見)があり、場合によっては「記事のひな型」まで配布される。これでまともな記事を書ける筈がない。
▼例えば原子力規制委員会を傍聴しても、記者席の記者たちは必死にノートパソコンを打つ音しか聞こえてこない。つまり要約を指定の時間までに本社のデスクに送らねばならないからだ。もう仕事ぶりは速記者と変わらない。会議が終わったあと「囲み」と呼ばれる、当該部署や会社の責任者と記者の立ったままの取材が行女子中学生が自殺した事件で、1年たって学校が両親と面会して「事情説明」に訪問した場面があり、その様子がテレビで放映された。横柄に顎を上げて頷く我孫子市教育委員会の責任者に対して、現場にいた記者が「謝罪が先でしょう」と怒鳴られていた。実はこういう骨のある記者は希である。
▼防衛省にも記者クラブがある。そこに加入できるのは、5大新聞とか5大放送局の社員記者だけで、質問も彼らしかできない。それ以外の記者は外国人特派員の枠で入れてもらうしかない。だが質問時間や内容に制約がある。ある日あるとき、その後者の記者が防衛省の担当者に質問して本音を引き出そうとしていたら、記者クラブに所属しているNHK記者から嫌がらせを受けたとブログに書いていた。ブログによれば「2013年10月11日の小野寺防衛大臣の記者会見後、NHKの防衛記者クラブキャップだった鈴木徹也記者から「個人的な質問をするな」とインネンをつけられました。」というのだ。
▼さらに「皆様のNHK」含む記者クラブが当局とナアナアの、八百長プロレスみたいな記者会見ばかりやっているから、完全にジャーナリズムが当局から舐められている」とも指摘し「記者クラブ所属の記者」が所属していない記者の質問を止めさせようとするのは、姑の嫁いじめ」ににていると指摘しているが、まったくその通りである。似た様な事はわたしの身の回りにも起きている。
▼昨日東電本店前でツイキャスをしていたら視聴者が「現場で配布している東電株主運動のチラシがほしい」と書き込みで言ってきた。概要はツイッターで送ったが、詳しい情報が欲しければ自宅に引きこもっていないで、現場に来る事である。

|

« 自治体の健康診断を受けた日。 | Main | 国会大包囲でお会いした尼さん。 »