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July 29, 2017

防衛省と元大臣の「記録がない」という嘘の根拠。

▼北のミサイルと芸能ネタ(含む今井)が交互に新聞やテレビを賑わせている。今朝の某軍事ジャーナリストのブログの末尾にこんな事が書いてあった。「稲田氏はそれほど外見と美容に気をつけているのであれば、まつげのエクステよりも、顔の保湿などのクリームは顔だけではなく、首にも塗って、寝る前に首と手の甲に美容液でも塗って手袋をしてお休みになった方が宜しいかと思います。老婆心ながら付け加えておきます。」今井と言えば昔巨人の二岡がモナ嬢と「ラブホに入ってビールだけ飲んで出てきた」と話して大笑いされた事を思い出す。
▼それに某政党機関紙の漫画の稲田の顔は美しすぎる。漫画家も稲田に「ホの字」になっているように見える。巣材の関係もあって吉村昭昭和の戦争「秘められた史実」を3日で読み終えた。650ページほどあり、「深海の使者」、「総員起シ」、「海軍甲事件」、「海軍乙事件」などが掲載されている。「甲事件」とは山本五十六の乗った飛行機が撃墜された事件。「乙事件」とはセブ島付近で海軍福留参謀長が乗っていた飛行機が撃墜された事件だ。水上艇なので参謀はじめ半数近くは生きていた。敵に参謀を分かってしまうとまずいので名前を秘匿して救出するまでに話である。それを読むと救出までの出来事を詳細に記録した文書が残っている事である。
▼何故か?戦国時代にあっては、軍隊を引き上げる際、最後尾にあって、追って来る敵を防ぐことを目的とした。さらに武将たちがどのように闘い、どのように死んだかを記録することによって、その人物の戦後の俸禄を決める目的もあった。それらを「しんがり」「あとぞなえ」、「しっぱらい」と称した。
▼乙事件にあっても子細に記録されている。参謀長が生き残り助けられ本国に戻る。その時、海軍の指導部は迷った。つまり戦陣訓の「生きて虜囚の辱めを受けず」という戦陣訓があるからだ。それとなく自害を進めるが参謀長は拒否した。海軍幹部は陸軍にも相談した。その結果相手が正式な軍隊ではなく、ゲリラだかれそれに相当しないという結論に達して戦後も参謀は生き残った。「訓」だから解釈によってどうにでもなるのだ。
▼ただ問題は参謀が持っていた暗号書である。米軍は彼らが持っていた暗号書を潜水艦でオーストラリアに運んで複写し、再びセブの海に流してあたかも偶然拾って流れ着いたと装うのである。このへんは米軍の方が何枚も上手である。安倍晋三が自身の携帯も「CIAによって盗聴されている」と報道されても、「菅官房長官は24日午後の会見で、安倍首相の携帯が傍受されている可能性について「全く問題ない」との認識をしめし」と話にならないほどのお人好し振りを示している。上記から戦前の対応を見てもそんな事はあり得ないのだ。それに国会で防衛相を追及する国会議員も戦前の様子を示せば「記録がない」事などあり得ない事を知るべきである。

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