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July 09, 2017

◇「ヒトラーへの285枚の葉書」を見る。

▼暑い日が続きます。某朝刊を見ると1週間前に友人からお聞きした内容で「ひと」欄に紹介されていたので、iPhoneで写真を撮って、記事を転送しました。が別荘へ草刈りに行っていらっしゃる方。じっと家に籠もっている方。わたしは冷房完備の映画館へ足を運びました。本当は終わったら秋葉原あたりを散歩したいと考えていましたが。暑さにめげて都営東銀座から浅草線でまっすぐ帰宅しました。この1週間ほど冷蔵庫の具合が悪く、製氷しないので、お酒を飲むときに必要な氷はコンビニで買っていました。この収入が少ない時代、大型冷蔵庫を買うのは容易ではありません。5年ほど前に買った冷蔵庫のマニュアルを引っ張りだしたら、製氷皿清掃スイッチというのがあり、何とか解決しそうです。
◇「ヒトラーへの285枚の葉書」を見に行きました。場所は有楽町jヒューマントラスト。映画が終わった後、宇都宮健児×松尾貴史両氏のトークがあったので無理して初日・初回に行きました。映画はどこか山のなかの戦場でモーゼルkar98をもった兵士が追われているようで、やがて一発の銃声とともに彼は地面に倒れます。そして彼の眼に写ったぶなの枝が揺れているのが、生きている彼が見た最後の風景でした。映画はドイツが舞台になっていて、風景に出てくる文字はドイツ語ですが、アメリカ映画なので、全員英語を喋っています。場面は転換してドイツ国内。「フランスが乾酪したぞ、これでドイツも裕福になる」と街の人々は叫んでいます。そしてある夫婦の住んでいる古いマンション。1階上の老婆は中物取りに襲われたようで主人公の夫婦は助けようとします。
▼しかし彼らより先に同じマンションに住む高裁の判事が助け、家の中に導き入れます。妻は郵便配達が持って来た息子の戦死通知書を思わず「嘘だ」と破りすて泣きます。夫は顔に表情は出しません。しかしある決意をしたようです。それはヒトラーの戦争が間違っている。メディアの宣伝に惑わされるな、という文字を葉書に書いて街にそっとばらまくことでした。指紋がつなかいように手袋をはめ、さらに筆跡がばれないように独特のドイツ文字で注意深く書きます。それをベルリンの街の建物の中に、そっと投げ入れて行きます。
▼妻は日本でいう国防婦人会に入っており、友人たちと資金集めの個別訪問をします。ある家は夫がゲシュタポの高官なので、友人たちは尻込みしますが、「遠慮する必要はない」と堂々としています。夫は昼間は機械工場で働く職制です。仕事が終わってから、灯りが外に漏れないように気を使いながら葉書を書きます。やがて妻もそれに協力することになります。夫は捕まったら女も容赦されないから、止めるよう説得しますが聞きません。当局やゲシュタポは葉書の置かれた地点を地図に赤いマークの針を刺して図示し葉書を書いた人物と、住んでいる地域を特定しようとします。
▼葉書配布中に何度か危険な目に遭いますが、かろうじて逃げ切ります。ただあるとき洋服のポケットに入れたはずの葉書が、穴があいていたため職場におちて部下に拾われてしまいます。後は映画を直接ご覧になって下さい。残された道は抵抗しないで政府の言いなりになるか、それでも抵抗をするか?です。かんたんななは、耳を塞いで押入れにこもって震えて恐怖が去るのを待つ。しかし九州の今回の災害で、家に閉じこもって、いた人は取り残されました。ならば、生き残る可能性は外に出て声を上げた方が、生存の可能性は高いなだは、なあでしょうか?

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