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August 25, 2017

◇「ギフト」+NHK「戦後ゼロ年 東京ブラックホール」を見る。

▼いま所用があって毎週一回、朝に東銀座、歌舞伎座の前を通過する。すると幕見の人たちが並んでいる。20年も前だったが一度は歌舞伎を見ていたが、もうすっかり御無沙汰である。一度平日に休んで歌舞伎座に行ってみよう。昨日のニュースで「深夜にインターネットが繋がらないと文句を言った妻を殺して山中に埋めたという事件を報道していた。そんな事で妻を殺してしまうなら、我が家では何回殺人事件が起きていたか分からない、と話し合った。
◇「ギフト」自分の寿命は自分では決められない。わたしの友人は永遠の寿命でも持っているかのように過ごしているので羨ましい限りだ。わたしの場合父の寿命をボケの進行を目安にしている。アメリカフットボールのプロ選手だったスティーブ・グリーソンはNFLニューオリンズ・セインツで現役の時カミカゼストライカーという捨て身の戦法で有名だった。その人気ものの彼が2011年、最愛の妻と結婚して現役を引退する。そして結婚して半年後くらいに身体の痺れを感じる。診察してもらうと筋萎縮性側索硬化症(ALS)であることが分かる。ほおっておいたら死ぬだけだ。彼は病気の進行と果敢に戦う途を選ぶ。この病気はほおっておくと筋力が衰え、食事も呼吸も会話もできなくなってしまう。彼スティーブが恐れていたのは、会話ができなくなって妻とコミュニケーションが取れなくなることだった。妻が妊娠した事がわかると、未来の我が子のためにビデオレターを残すことだった。そのため毎日ビデオカメラに向かって話し続ける。さらにPCを使って会話するためアルファベットの文字や単語を登録を始める。つまり将来音声認識ソフトを使い、目でキーボードを叩いて自分の声で会話するのだ。

▼自分で排泄ができなくなる、痰が切れなくなる、そのたびに専門家が駆けつける。妻に向かって自分の存在が迷惑でないか?とも話しかける。妻は貴方の生涯はわたしの物と明るい笑顔を振りまいて、育児と献身的に介護を続ける。しかし病気はスティーブの筋力を容赦なく奪っていく。音声認識ソフトもかなり高額で、重病者を介護する法律もアメリカにはなかった。しかし友人や知人たちの協力で、一つひとつ困難を乗り越えていく。ALSという治療が困難な難病でありながら、生まれて来る息子のために懸命に生きようとする姿と、息子の愛らしさが見ているものに共感呼ぶ。自身が撮影した1500時間ものビデオ日記がスティーブ一家の日常を写す。
▼20日曜の夜にNHKで「戦後ゼロ年 東京ブラックホール1945-1946 」という番組が放送された。要するに戦後のどさくさに紛れて大もうけした連中がいたと言う話だった。中でも児玉誉士夫が中国で悪事に手を染めて作った資金がCIAに流れたという部分は、かねてから言われていることで面白かった。さらにCIAは旧陸軍の幹部をスカウトしようとする。猛烈な反米意識を剥き出しにしていた人々がクルッと親米に寝返ってしまう。服部卓四郎や辰巳栄一、シンガポールで5万人もの大量虐殺を指揮した辻政信などだ。所詮威勢の良い言葉を並べている人たちも、自分が可愛いからつるりと転向してしまうのだ。

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