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September 26, 2017

「異なる意見」に耳を傾ける勇気ーアーレント

▼昨日朝ゴミ捨てに出たら、上の階のに住むわたしと同年くらいの女性とご挨拶した。彼女はシングルマザーでお二人の男の子を育てて、今は一人で暮らしていらっしゃる。15年ほど前に脳梗塞になった。その時は次男が一次帰宅なさって、お母さんの面倒をみていた。元はキャリアウーマンで管理組合の総会などでは、組合の資産運用などで積極的な提案をなさっていた。倒れてからは、お気の毒なほど身体は動かなかった。昨日の朝はお聞きすると、徒歩500mのところにある小公園まで杖を使ってゆっくり歩いてラジオ体操をするのが日課だと言うことだった。近くの大型スーパーにも、かなりゆっくり歩いて買い物にいらっしゃる。このようんに必死に努力なさっている方には、思わず応援の声を掛けたくなる。
▼昨日午後だったか、「安倍の解散声明」に合わせて首相官邸まえで声を上げるから集まれ!というツイートが流れて来た。わたしはもう、2日も連続して出かける気力はない。朝刊を見たら、いつも原子力規制委員会の傍聴で一緒になるYさんが写っていた。
▼「ハンナ・アーレント」の最終回はご覧になっただろうか?一番大事だと思った点。アーレントは、分かり安い政治思想や、分かったつもりにさせる政治思想を拒絶し、根気強く討論し続けることの重要性を説いた。「分かりやすさ」に慣れてしまうと、思考が鈍化し、複雑な現実を複雑なまま捉えることができなくなる、思考停止したままの政治的同調は、全体主義に繋がるーーと警鐘を鳴らし続けた。閉塞的な現状を打破するような妙案があるように思われたときも、少なくともそれが唯一の正解ではない。まったく異なる案や物語も成立しうる事を認める事ができれば、全体主義化の図式に完全に取り込まれることはない。異なった意見に耳をかす心の広さが重要だとする。例えば旧日本軍の参謀本部の会議などを見ると、威勢が良く、激しい言葉を振り回す声にひっぱられて戦争にまっしぐらに進んで行ったことが分かろう。
▼昨日図書館にリクエストしておいた、井上ひさしの「日本語文法に関する本」がどっと7冊も届いた。1日1冊、1週間で読み切れるかどうか?
▼本日午後6時半からの下町某所からの中継にご期待下さい。

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