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October 12, 2017

深々と頭を下げれば何でもOK規制委員会

▼毎日やらねばならない課題が押し寄せてくる。昨日は原子力規制委員会傍聴に行く。抗議活動をするには相手が何を考えているか把握する必要がある。しかし昨日の会議の録画はアクセス数ゼロ。昨日のメインは原燃幹部4人が呼び出されたことだ。第二議題の冒頭で社長始め幹部4人が深々と頭を下げる場面だけ、記者たちはカメラを向ける。幹部4人を囲んで別室で囲み取材(立ったまま相手に言いたい事を言わせる仕組み)があり、取材記者一人を残し、記者が全員いなくなる。第一議題も第二議題も「原燃」である。第一議題は島根原発、中央制御質調換気系ダクト配管の不具合だ。それも一カ所や二カ所ではない。原燃は社内で決められている調査基準に従った検査をしていなかった。配管ピットから漏洩があったにも拘わらず、写真を撮影しただけで、何も対策を行わなかった。これが原発マフィア企業の実体である。彼等は記者の前で頭を下げる写真を撮影してもらうため、4人も雁首を揃えて来た。
▼第二議題は六カ所再処理施設の新基準適合性審査についてだが、再処理事業等の偏向許可申請、これは当面審査を行わないと結論がだされ、暫くは凍結になるだろう。後わたしが気になったのは第五議題の「乾式キャスク」による燃料の保管問題と、キャスクの強度問題だ。日本の原発はキャスクが高価なので、自社プールで冷却しているだけで、いわば野ざらし、落語のお題ならともかく、これは「怖い話」だ。キャスクを過般式にするか、貯蔵式にするか結論は出さず先送りされた。使用済み燃料はすべて過般式キャスクに保管できるよう義務づけなければならない。そうでないと日本全国は「中間貯蔵施設」だらけになる。
▼9月30日に東京MXTVは報道特別番組で、沖縄基地取材番組「沖縄からのメッセージ/基地・ウチナンチュの想い」を放送した。これは1月に同局地上波「ニユース女子」(以後NYJと略す)で沖縄の基地建設に反対する運動を揶揄して放送したことに対し、抗議の声があがったため、MXTVは現地で取材したものを放送すると言っていたことが実現したものだ。
▼「ニュース女子」でレポーターは「抗議する人が怖く近寄れない」などとして、ロクな取材もせずに作っていた。さらに座り込みの現場の先にトンネルがあり、それを出ると高江に付く、と放送していた。新ドキュメンタリーでは、その部分は正確で「トンネルを抜け40km走ると高江」と正確に放送していた。放送では沖縄の歴史的な地位を明らかにしていた。さらにNYJでの日当問題では、「日当などもらっていない」、「救急車がデモ隊に妨害された」という件でも消防署長に電話で取材していた。しかしこれなどネットで「岡山消防署の救急車」とデマが明らかにされているのにコメントだけで終わっていた。さらに座り込みが農作業の邪魔になるから、「自分でプレートをトラックに貼っている」。あるいは高江の区長さんの「ヘリパッドは煩く危険で困る」という声を入れていたのは良かった。だが総じて両論併記になっていた。だから1月のNYJのバラエティの与太話を打ち消す内容になっているとは思えなかった。

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