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November 07, 2017

◇「はじまりの街」を見る。

▼自分が出来ない理由を並べたてる人は一番困る。わたしはヒマを持てあましている分けではないので、今後そういう人とはメールを送るのは止めよう。今後も土日は様々なお誘いはある。19日も東海第二の再稼働反対バスツアーに誘わている。ここで事故が起きたら、千葉・茨城の人は今の家に住むことは出来なくなる。土地も福島のように手をつけられない状態で避難しなければならない。都内に住んでいるわたしが、他人のために一日バスに揺られて苦労する時間はない。それは実際、被害が起きたときに当事者が感じてもらえば良い。
▼トランプはきょう離日する。海外のニュースで動画付きで、「日本ではトランプの来日に反対して数千人のデモが起きている」、というのがある。わたしが知る限り日曜日の新宿250人のデモ以外大きな抗議は起きていない。動画を見てもいつどこでデモをやったのか分からない。写っている組合旗も反トランプ運動とは異質な団体だ。おそらくFAKEだろう。
◇「はじまりの街」夫が妻に暴力を振るう場面があり、それを見ていた息子は怖さに失禁してしまう。妻のアンナは夫と別れる事を決意してローマからトリノにむかう。その列車の中でアンナは息子に「ちょっとトイレに行ってくる」と言って個室の中で携帯のシムカードを抜き取って捨て、新しいカードに入れ替える。うーむ今風の逃亡劇kの始まりである。トリノには親友のカルラが住んでいる。彼女の狭いアパートに転がり込む。狭いがテレビもなく快適な居間がある。アンナは職安でさっそく仕事を探さなければならない。
▼息子は転校したので友達もない。たまたま公園を歩いていたとき、一人の街娼をしている少女と知りあう。彼女が唯一の友達になる。いつまでもカルラの家にいるわけには行かないので、新しいアパートに引っ越す。1階にはカフェがあり、いかつい男が働いている。何やら昔セリエAで活躍していたらしい。息子が彼の過去をネットで調べると人を殺した前歴があるらしい。だが気前の良い彼は自転車のチェーンの修理をてつだったり、何かと息子の力になってくれる。「何か飲んで行けよ」というと、息子は「お金がない」という。」「よしコーラを奢ってやるよ」と気さくで、時にはサッカーも教えて暮れる。
▼あるときアンナの父親から夫の詫び状と息子へのCDが送られて来る。それを隠していたことで息子と気まずい関係になる。また街娼の少女とは遊園地へ行ったりするのだが、あるときクルマの中で「商売」をしている瞬間を目撃してしまう。アンナはようやく3交代でビルの清掃の仕事を手に入れる。仕事ぶりは丁寧で、評価される。しかし息子との時間は取れなくなる。夜遅く帰宅しようとしたとき、運転手からかなり強引に電話番号を教えろと迫られ逃げる。そのときセリアAの元選手に救われる。だがそれが仇となって、「暴力を振るった」と警察に通報される。
▼だがアンナは警察に行き、「暴力を振るったのは運転手だ」と証言し、無罪放免になる。友達がいるから生きられる。そのためには助け、助けられる社会の存在が必要だ。あるときカルラが訪ねて来て、「3人は家族のようなものだから一緒に暮らそうよ」と提案してくれる。そしてドアをノックする音がする。どうやら息子が転入した学校のクラスメイトらしい。「一緒にサッカーやろうよ」と誘ってくれ、楽しそうに5人は道路を走っていく。(岩波ホール)

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