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December 19, 2017

◇「否定と肯定」(2)

▼昨日朝、急いでいたのは、施設に入所している母の見舞いに行ったからだ。8時20分池袋発の高速バスに乗るためには1時間前には電車に乗っていなければならない。従姉妹にいつもの駅まで車で来てもらって高原の施設に向かう。1年前は雪が積もっていたが、昨日は日陰に雪が残っているだけだった。叔父の家に連れて行って貰い、みんなで昼食を楽しんだ。ここは大家族で大きな石垣の上に城郭のような家が建っている.高原野菜がメインで、今は市場はお休みなので委託販売だけをしている。しかし安くなければ売れない。そのため市場価格にまで影響を及ぼして、苦労をしている。外国人労働者を雇用して大規模にやっているところは月に数十万円の赤字が出るという。
▼昨日出かける前の6時50分頃のNHKでは「飯舘村の野菜や米を食べよう」と女性の食品研究者が煽っていた。さらに「全量検査をしても放射能は基準地以下である」と喧伝する。しかし基準地そのものが引き上げられているのに「食べよう」というのは犯罪に近いものを感じる。帰りは近くの自治体で運営している温泉に入って、一駅先の駅から新幹線にのって帰宅する。高速バスは疲れるので、次回から往復新幹線にしよう。
◇「否定と肯定」(2)従前。この3ヶ月ほど10年ほど前に公開された「ナイロビの蜂」が何度も再放送された。この映画を見て分かったのだが、主人公にレイチェル・ワイズが出演していたからだ。彼女は「ナイロビ」では森三中の黒沢みたいであまり品のある演技ではなかった。だが今回は押さえた演技が光っていた。弁護団は教授の申し入れで、腕に数字の入れ墨があるアウシュビッツの生き残りの元囚人を証言台に立たせようとするが、逆に「その入れ墨でいくら儲けた?」とやられないように、実証主義でアービング教授のデマを証明しようとする。
▼弁護士リチャード・ランプトンは記録を明らかにし、解釈し、論証の回路を情報公開しようと考えた。アービングは米軍が撮影したアウシュビッツの航空写真を使って、死体を焼く煙突は骨組みだけで実際にはなかった。それが否定されるとチクロンの存在は認めるが、それは収容者の身体に付着していたシラミを殺す為で、それには人間を殺す20倍の濃度が必要だったとうそぶく。それに対して弁護士は、「すぐに焼却する死体を何故消毒する必要があるのだ」と反論する。
▼そして弁護士は「貴方は、いつもの手口で思いついた愚論をまくし立て、結論を曖昧にするだけだ」と追い詰める。判決はアービングは差別思想が根本にあり、それをホロコーストを否定する事に利用して悪質である。と判決を言い渡す。このテーマは日本では「従軍慰安婦」、「沖縄のヘイトスピーチ」など同様な問題を抱えている。
▼仕事は先が見えてきたが、抗議行動のテーマは追い切れないほど多数ある。19日、20日は築地の豊洲移転の日程が決まってしまいそうだ。きょうは19日で総掛かり、武器輸出反対で首相官邸前行動など。しかしわたしは今晩区役所主催で、町内会の「街づくり説明会」がある。明日は仕事関係の忘年会。これは乾杯だけでも出ないとまずい。ネットで応援や、新聞を読んでいるだけでは世の中、絶対変わらない。」ぜひ、街頭に足をお運び頂きたい。

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