« 5日連続の抗議行動の日々。 | Main | ◇「デトロイト」を見る。 »

January 30, 2018

トスカ「星は光ぬ」で思い出すこと。

Kawaguti
(12月17日新宿アルタ前で唄う、川口真由美さん)
▼昨日午後はドッと疲れがでてしまい、歩き回るのを止めた。かといって、読書をするほどの集中力もない。そこで先日友人からいただいた「川口真由美」さんのCDを聞きながら眠ってしまった。川口さんは丁度ひと月前に新宿アルタ前の抗議の時ゲスト出演をして下さった。わたしは彼女との距離1メートルでツイキャス中継を始めた。すると視聴者から「この迫力ある歌手はどなたですか?」とか「IWJ京都の番組で、出演したのを見たことがある」という声が次々寄せられた。沖縄現地の座り込みをしている方々を、唄って激励しているという。https://www.youtube.com/watch?v=LhsMX-GGqI0&t=3654s
▼わたしはオペラ「トスカ」の有名名アリア「星はひかりぬ」を初めて聴いたのはかれこれ20年ほど前のことになる。1977年9月27日13時過ぎ、厚木基地(厚木海軍飛行場)を離陸し、太平洋上の航空母艦・ミッドウェイに向かっていたファントムが住宅地に墜落して多数の死傷者を出した事故があった。事故から20年後の追悼祈念集会に参加した。名前は忘れたがあるオペラ歌手が、黒いスカートと白いブラウスというシンプルな姿で登場した。そして5分くらいの間蕩々とこの曲を歌って下さった。当時はトスカの詳しい内容も知らなかった、それからあらゆるトスカを探して聴いていた。
▼歌の内容は、オペラ「トスカ」第三幕で、間もなく銃殺される画家カヴァラドッシ が、明け方の星に、トスカとの愛を想い、泣きながら歌うアリアだ。一方トスカのは秘密警察の署長の言いなりになれば、画家の命は助けてやると脅されるが、署長を刺してしまう。一方トスカの恋人が、処刑前の牢獄でトスカに別れの手紙を書く場面で歌われれるのがこの曲だった。当時どういうシュチュエーションで歌われるか全く知らなかったが、涙が止まらなかった記憶がある。
▼というのは事故に遭った母親のHさんは1歳と3歳のお子さんが亡くなった事を知らず、闘病生活を続けた。しかし皮膚移植などで治療した甲斐もなく、精神的ダメージが強くなくなってしまう。この事故で問題になったのは海上自衛隊が墜落した2名のファントムパイロットを救出して基地へ送り届けたが、そのほか日本人救出や消火活動を一切しなかった事で、日米安保と地位協定の卑屈さを見せつけることになった。わたしは全身火傷でベッドの上で苦しむ、二人のお子さんの姿を今でも思い出す。

|

« 5日連続の抗議行動の日々。 | Main | ◇「デトロイト」を見る。 »