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September 03, 2018

◇「判決、ふたつの希望」を見る。

▼昨晩夜9時のNHKETV「クラシック音楽館」をみていたら。スメタナの「モルダウ」が流れていた。だがNHKテレビの右上には「スタメナ」の「モルダウ」になっていた。放送は過去の再放送なので,直せないらしい。メールを送ろうかと思ったが黙って見ていた.土曜日に12CHで放送された「出川哲朗の充電させてもらえませんか」を録画して全部見ている。この日は木曽路から岐阜を通って名古屋まで向かっていた.馬籠宿に向かっていた。出川はディレクターに「島崎藤村って誰ですか?」と聞いていた。ディレクターは「夜明け前」とか書いた人です。と言ったが彼にはちんぷんかんぷんだ。ちなみにそこに来ていた観光客にも聴いたが島崎藤村については、全く分からなかった。
▼わたしは若い頃一度読んで,キンドルにも第一部が入っている。「木曽路はすべて山の中である」という書き出しで始まる。島崎はそんなに優れた作家だったのか?私には分からない。昨年ある読書グループで彼が書いた「新生」という長編小説があることを教えてもらい、これはキンドルで読んだ。姪に手を出して妊娠させてしまう。そして親戚や誰にも打ち明けられず,フランス行きの船に乗ってしまう。そして途中の港で手紙を投函出来ず、パリに行って絵から投函し、姪の父親(兄)から「養育資金を出せと叱られる。フランス滞在中第二次世界大戦が勃発する。すると「仏独国境」はたちまち人がいなくなり、パリ市内が難民が溢れる。これは日本と違うと思った。帰国後はさらに姪との関係は複雑になってしまう。小説としてはおもしろいが、倫理敵に人間として真っ当な行き方とは、ほど遠いと思う。
▼そんな訳で日曜日は大体、頼まれている校正を見る事になっている。もう10年以上見ているので、原稿を一読しただけで、他人の文章のコピペなのか創作の作文なのか分かってしまう。ま、背伸びしてウソを書かないことだ。それに抗議とは自らの身体を権力者の前にさらして,自らの意思を示す以外にないことも、知っておいて頂きたい。リツイートで済ませよう、など持っての他である。
◇「判決、ふたつの希望」 かつて「中東のパリ」と評されていた地中海の街ベイルート。1943年にレバノンがフランスから独立した当時、首都となったベイルートには美しい街並みや海岸を目当てに観光客が押し寄せ、リゾート地として栄えた。だが、シリア、イスラエル、パレスチナに囲まれたこの小さな小国は彼らの争いに巻き込まれれてしまう。イスラエルを追われたPLO(パレスチナ解放機構)を受け入れたため、レバノン国内にはパレスチナ難民が流入する。その結果、キリスト教とイスラーム教の宗派対立が始まり、辛うじて安定していたが、バランスが崩れ、1975年には内戦が勃発する。そこにシリア、イスラエル、ヨルダンだけではなく、欧米諸国も介入し、1990年にようやく内戦は終結する。しかしその頃には、ベイルートは壊滅的な被害を受けていた。
▼復興が進む今も、内戦当時の残骸や傷跡が残っている。難民キャンプで暮らすパレスチナ人は、国籍も市民権も与えられない。厳しい就労制限の下、不法ビザで隠れて働いている。そして、そんな彼らを、苦々しく思っている多くのキリスト教徒がいる。形式上、「内戦は終わった」とはいえ、今も彼らの心の中では感情的なしこりが解消されないまま残りくすぶり続けている。
▼まさにそのくすぶった怒りに些細なきっかけで火がつく.パレスティナ人の現場監督が建物の工事をしていると、建物の住人が排水を流す。それが、外に流れ出し、工事は中断を余儀なくされる。現場監督が「水を流さないで」と言いに行くと、妊娠中の妻を抱えたキリスト教徒の男は怒り、喧嘩になってしまう。さらに謝れ、謝罪をしないで,大げんかになり、話は裁判になり、あれよあれよという間に国家的問題として拡大してしまう。さらに喧嘩の最中、身重の妻は切迫流産をしてしまい。夫は作業の最中大けがを負ってしまう。話はベイルートで暮らすキリスト教系政党の熱心な支持者とパレスチナ難民という、単純な話なのだが二人は「水と油」の2人の男が主人公だ。裁判所もどうするか大いに悩む。さらに原告と被告側の弁護士は父親と娘という関係なので、さらに揉める。さらに現場検証でキリスト教徒の過去を洗っていくと、決定的な証拠が出てくる。原題は「インサート」なのだが、どの部分がそれに該当するかは、見てからのお楽しみである。日比谷シャンテシネにて上映中。私は趣味で映画を見ていません。仕事の原稿の締め切りに平均週に2本見ています。ご理解お願いいたします。

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