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December 03, 2018

NHKアメリカ中間選挙から、忠臣蔵が流行るときまで

▼きょう夕方から自動車運転免許書き換えの為の「認知症検査」。一見わたしより「危ない」人は皆、検査をクリアしているので、わたしも大丈夫だと思う。先週金曜日夜NHKBSでアメリカの中間選挙の様子を特派員がレポートする2時間番組があったので録画して見た。特派員はまず車で炭鉱の町に行く。選炭場のような施設があり、動いてるのかと見ると,廃墟のような止まったままの施設だった。第一その地区に入って行くと携帯の電波が来ていないので驚く。21世紀のアメリカで電波が来ていない地区があることに驚く。ここはトランプの支持者が多い地区である。わたしは思った。トランプがコップ21のパリ協定を離脱したのは、実はこの炭鉱で働く人たちへのアピールであったのだ。つまり分かりやすいポーズを取って、石炭を再び掘る政策に代わるのだという。期待を持たせる。そして共和党への票を増やそうという紙芝居であった。その地域での共和党の支持者はそれを呼び水にして浮き上がろうとする。あろうことがNHKの記者の携帯へも「取材しているんだってな」という脅迫めいたショートメールが入る。おそるおそる会って見るとそれほど狂信的な支持者でもなかった。
▼一方民主党支持陣営は票の掘り起こしに懸命で、戸別訪問などをするが,ドアを開けようともしない家には[VOTE」(選挙に行こう)という札をドアノブに掛けて帰って来る。シングルマザーの民主党候補は自身でで電話がけや個別訪問もする。彼女がそこで訴えているのは、「自分の娘にこのアメリカに生まれて来て本当に良かった」と思ってもらいたい、そのために自分は全力を注ぐ]と分かりやすい言葉で訴えて歩く。シングルマザー候補は事情があって、同地区にすむ同じ民主党の古参候補者と議席を争うことになる。結果として得票率30%くらで負ける。しかし自分の言葉で自分の要求を掲げるという彼女の姿勢には好感が持てた。
▼テキサス州にも行ったが、ここは「そこのけ、そこのけ。俺様が通る」という雰囲気がしていた。牧場の牛を守る為にはAR15〈M16ライフルのフルオート機能がないもの」で野生のイノシシを撃ちまくる。そして常に拳銃を懐に忍ばせている。自分の意見を通すためには、余計な口出しはさせない、という感じがしていて、トランプソックリだった。
▼昨日の「忠臣蔵が流行るとき」は面白かった。講師は飯田泰之氏で東大卒で明治大学経済学部准教授。マクロ経済学がご専門で財務省財務総合政策研究所の上席研究員を経て、現在は総務相の自治体戦略2040年構想会議の委員もつとめていらっしゃる。分かりやすく言えば駅前開発をするとき、どの部分にどのような投資をすれば、どの部分がどう伸びてゆくかを考えるような仕事が得意らしい。
▼お話しは時代背景から始まり、幕府開闢100年の年だった。綱吉による幕政の改革が行われた。人治主義から文治。法治主義に移行する過程で起きた事件だ。規則に基づいて判断するならば,内匠頭が一方的に悪い。しかし市民感情として納得できない。では武士らしさとは何か?中世的世界観は自力救済、戦国大名と国人領主との契約だった。忠義と武士道の関係でみると、[葉隠:〈1716年〉成立の忠臣蔵観では存在しんかった理想像としての武士像が描かれていた。そのあと仮名手本忠臣蔵の話になり、実話よりも芝居とlしてのおもしろさが強調されていく。これは経済的には関西の方が,東より先に豊かになった。その結果として実話よりも面白さが強調されるようになった。質問で「塩の利権から争いになった」と言う説がある、というのに対し。アレは堺屋太一さんの作った論理であり,必ずしも正しくはない、という答えだった。

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