« 日本の消費税を28%にせよ? | Main | 消えない先の用心 »

April 18, 2019

◇「多十郎殉愛記」を見る。

▼いくら忙しくても、原稿の締め切りは待ってくれない。苦し紛れに1本はかねてより考えていた、コクーン歌舞伎「佐倉義民伝」にした。これは先日WOWOWで放送された3時間10分の番組だ。2本目はある医者がブログで「多十郎殉愛記」の試写を見たというい話が出ていたので、映画館まで足を運んだ。わたしはTOHOの会員になっている。これは6本見ると1本が、無料で見られるシステムである。わたしは映画だけはネットで座席を選ぶ。すでに9本見ているのでこれを利用した。

▼◇「多十郎殉愛記」尊皇攘夷派の長州や薩摩脱藩志士たちと新撰組や見廻り組が抗争を繰り広げていた幕末の京都。親の借金から逃れるため長州を脱藩した清川多十郎(高良健吾)は、居酒屋・「満つや」の用心棒をしながら、なんとか貧しい生活を送っていた。満つやの店員として店をを切り盛りするおとよ(多部未華子)は多十郎に密かに好意を寄せる。食事の世話や洗濯者をしたりする。しかし、おとよの好意を多十郎が気づく気配はなかった。十手を預かる町方からの注進で多十郎の存在を知った見廻組。彼等は暴力的に町を荒らしている、新撰組を快く思っていない。

▼一足先に多十郎の襲撃を企て、新撰組の鼻をあかしてやろうとする。その頃、長州の田舎から兄を頼り京都へやって来る多十郎の腹違いの弟・数馬が兄を頼って上京してくる。しかし捕り物の最中に目に大けがをして、動けなくなる。多十郎は自らも追われているので、おとよに弟の身を託す。彼女は自分の生まれ故郷である、目の見えない数馬の手を引いて高尾に逃げようとする。

▼一方会津藩の指揮官(寺島進)は新撰組を嫌い、自分の手で多十郎を生け捕りにしようと、部下を動員する。「極道の妻たち」シリーズなど、様々な傑作を生み出した日本映画界のレジェンド・中島貞夫監督の20年ぶりとなる長編劇映画。後半30分は竹藪の中の斬り合いだが、寺島と清川の対決は手に汗を握るほどの迫力がある。

|

« 日本の消費税を28%にせよ? | Main | 消えない先の用心 »