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June 23, 2019

◇「アンノウンソルジャー」を見る。

▼金曜日夕方までは、翌日見る映画は「ポルポレ」の『亡命」にしようと思っていた。しかし帰宅して夕刊を丹念に見ると広告欄を見ると「アンノウン・ソルジャー」の広告が目に入ってきた。広告をみただけでこれいいと思ってしまう。翌朝、良い席を確保するためにネット予約した。翌日新宿武蔵野館に行ったらほぼ満員だった。わたしはフィンランドにも友人がいて、「オーロラを見に来て」と誘われている。しかし寒さい耐えられるかどうからない。舞台はフィンランドである。フィンランドは100年ほど前に東側の領土をソ連に奪われてしまった。(詳細は『フィンランドの歴史』を図書館に頼んであるので。読んでから書く。

▼それで第二次大戦が始まって、ナチスドイツがソ連に攻め入る徒『絶好のチャンス」とばかり、ナチスと手を組んで領土奪回をしようとする。この戦闘馬面が映画の大半を占める。大砲を撃つと巨大な樹木が本当に倒れてくるから怖い。映画館の入り口にはフィンランドのスミオ31マシンガンの実物が展示してあった。実物と言っても日本国内で輸入展示するには、発射機能を取り除き、銃口はふさがなければならない。こういうのは「実物不作動銃」といって専門の輸入会社がある。形は旧ソ連のマンドリンと呼ばれ恐れられた『シュパーギン』に似ている。わたしもかつてカンボジアに行ったとき、民間の軍事博物館で、真っ赤に錆びたシュパーギンを手にした事がある。

▼3年間の戦いを描いている。家族や結婚したばかりの家族を残して『祖国の領土』を取り返しに行くが作戦は一進一退である。融通の利かない上官は「とにかく寸土も敵に渡してはならない」と無理難題を押しつける。この辺はどこの軍隊も同じだと思う。下士官は命令を遂行しようと努力するが、部下は動かない。だから自分が模範を見せて先頭に立たなければならない。従って死亡率も高い。特撮はないと思うが弾丸が飛び交うシーンは『バンドオブ・ブラザー』以上で、「ピューン」と言う音が耳元を擦った時、一回は思わず首を右に振ったほどだ。

▼結局休暇を取って結婚式を挙げたばかりの下士官は死亡してしまう。彼の脳裏にはおそらく楽しかった数日の思いでしかのこっていなかっただろう。また麦の刈り入れを手伝いに行った高齢の兵士はソ連の巻き返しで与えられた土地を耕作していた家族は家も畑も捨ててフィンランド領土に戻ることになる。兵士達は撤退する時、重い銃機関銃を湖底に沈めて撤退する。3年間の戦いで失ったものは兵士の命だけで、領土は振り出しに戻ってしまった。

▼フィンランドは何故原発を持っているか?主要なエネルギーをロシアに依存する事は極めて危険である、と言う発想である。だから敢えて原発を使って、発電で出て廃棄物は地下300メートル石室のようなオンカロに廃棄しているが、これとて完全ではないし、次世代の人類がそれは危険な物質であると認識出来るかどうか、すら分からない。

▼さらにバルト3国のエストニアなど戦争が終わってもロシアン人が人口の25%くらいいうと言われている。いわば満州国が固定化してしまたようなモノである。だから政府はロシア語を使うのを禁止したり、店の表示もロシア語表示を改善するよう指示しているが、中々うまく行かないという。

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