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July 23, 2019

22日官邸前発言の補足メモ

▼わたしは学者ではないので、正確を期すために発言の細くを書く。怪談牡丹灯籠は、明治の三遊亭怪談牡丹灯籠は、明治の三遊亭圓朝25歳の時の作品。落語の怪談噺である。NHKの合評番組は「カランコロン」で始まった。円朝の作品は「真景重ねが淵」などの怪談有名である。
江戸から明治になると、明治政府は京都から東京にやってきた天皇の権威を高める必要になってきた。それは信仰深い田舎で昔行事を切り替えなかったり、化け物や妖怪がいると信じている人が多いことも苦々しく思っていた。そこで考えられたのが「廃仏毀釈」であった。これはかつての中国の「文化大革命」の様な勢いで瞬く間に全国に広がった。

▼それで怪奇物を得意とした円朝もやり玉に上がってしまったのだろう。彼は方向転換を迫られる。同時に昔からあった東海道膝栗毛の様な「黄表紙」という大衆娯楽作品もやり玉に上がってしまった。それは明治の作家として官費留学して活躍した小説家の一部から「ロシア文学は優れている」「ヨーロッパ文学のほうが優れている」という考え方によってより促進される。代わりに出てきたのは親孝行や修身の教科書にでてくるような作品の「塩原太助」の道を選ぶことになった。だがそれは一般民衆には受け入れられなかった。

▼NHKの番組でここに登場したが「中野信子」さんである。「コーシャスシフト」(集団極性化とNHKの字幕で中野さんは言う)ちなみにネットでは以下のようになる。コーシャスシフトは、集団で決めた決定が、個人で決めるよりも、慎重でより安全志向になることをいいます。中野さんはこういう決められない時に出てきた突出した意見は危険な場合がある、と指摘していた。円朝の「国家戦略と結びついた修身路線」は大衆から受け入れられず、再び怪談物で名をあげることになる。

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