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August 11, 2019

ピータールー、マンチェスターの悲劇を見る。

▼わたしは潜水艦の映画が大好きだ。先日も阿佐時頃TVのスイッチを入れたら「深く静かに潜行セよ」というアメリカ映画をやっていた。舞台は第二次世界大戦の後半、豊後水道を通過する日本の軍艦や商船を狙う、アメリカの潜水艦。最初にに見たのは30代でヴォルフガング・ピーターゼンの「Uボート」でジェシカ・ラングの「郵便配達は二度ベルを馴らす」と二本立てだった。実際に「お前は潜水艦に乗れ」と言われたら、「閉所恐怖症」のわたしは遠慮する。「Uボートでは爆撃で400mの深海に沈んだUボートは浮上できない。そして高圧のためボルトがはじけ飛ぶ(実際にはリベットを使っているので、こういう事はないらしい)。当たれば乗員は、即死だ。修理が終わった再浮上するまでの息苦しさ、と言ったらない。

▼子どもの頃も叔父に木製の潜水艦を買ってもらって洗面器に浮かべて遊んでいた。しかし木製で浮力が大きく、どうしても潜水できなかった。その続編とも言える「Uボート」がWOWOWで金土と2晩に渡って8回(1回1時間10分)で放送された録画してので、時間を見つけてみようと思っている。

▼昨日は銀座シャンテで「ピータールー(マンチェスターの悲劇)」を見た。場面は1914年ナポレオンとの戦争に勝利したイギリス。一人の若いラッパ手のが恐怖に怯えて「退却」の合図を吹けなかった事がトラウマになっている。その戦争から4年後のイギリス。戦争には勝利したが経済は悪化して穀物輸入も制限され小麦は高騰している。庶民はパンも買えず飢えている。さらに賃金はカットされ、失業に苦しんでいる。そこで6万人もの紡績労働者とその家族が「自由と選挙権の獲得」を要求して立ち上がろうとする。村から町から一般市民は徒歩でマンチェスター広場めがけて歩く。しかし権力者はそれを弾圧すべく、準備を整えて待ち受けている。

▼集会でスピーチするのは演説家のヘンリー・ハントという人物である。王朝政府や工場経営者は演説が始まったらハントの逮捕状を請求する。そして警備隊を使って集まった住民を逮捕するという作戦に出る。当時はラウドスピーカーもなく、「肉声だけ」である。ハントが喋ろうとすると「逮捕命令」は執行される。さらに引き続き軍隊の出動となる。出口をふさがれた人びとは逃げ惑う。そこにサーベルや銃を使った弾圧が始まるからたまったものではない。ハントと一緒に舞台に上っていた地元新聞記者は、弾圧の模様をつぶさに観察し、「ピータールーの虐殺」という記事を書いて弾圧の実態を広める。

▼最初のラッパ手ジョセフは紡績工場で働く、労働者の代表として描かれるジョシュア-の息子。母はパイを作って売る家計を助けている。しかし階級が違う人が「選挙権と自由を求めた」というだけで、この無茶苦茶の弾圧。有色人種や発展途上国の人が「独立」を口にしただけで簡単に殺してしまうのも、むべなるかな」である。2時間半の2時間は「討論場面」後は弾圧場面で30分。かなりの体力を必要とします。

 

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