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August 16, 2019

NHK「全貌226事件~最高機密文書で迫る」を見た。

▼お盆だというのに隣の会社の工事が始まった。13日は留守をしていたが14日は終日ドリルとカンカン穴を開ける音がした。夕方まで我慢して、午後5時に直接会社まで申し入れに行った。いやいつもの窓口になっている人とのコンタクトは常にある。ところが夏休みで海外にでも行っているのか携帯に電話しても通話できない。ダイレクトメールを送っても返事がない。14日夕方の申し入れでは「窓口の人」は分かりました、と仰る。ところが15日朝もドリルの音が始まった。テレビの音が聞こえないくらいだった。再び15日朝申し入れに行く。工事担当者に話してくれ、と言うので実態をお話しした。とにかくわたしの住まいの窓の直下で工事をしている。念のため、他の住人の意見も聞いてお話しした。それで午後9時半以降の工事は停まった。夕方近くの河で「平和灯篭流し」があった。しかし雨が止まなかったので参加はあきらめた。

▼昨日の傑作はNHK「全貌226事件~最高機密文書で迫る」だった。わたしは226事件に興味があって、公刊されているものはかなり読んでいる。しかし昨晩の「機密文書」は海軍が事件を分単位で記録していたものだ。11日放送の「激闘ダガルカナル悲劇の指揮官」とも関連してくる。反乱軍によるクーデター226事件は、皇道派と呼ばれる天皇中心の政治を強化すべきだ、という一派が国会周辺を占拠し、閣僚らを殺害し、政治の転換を要求したものである。中心になったのは、六本木の第一、第二、第三連隊の将校である。兵士は普通の訓練だと騙されて動員される。

▼一番驚いたのは天皇である。海軍に席を置く伏見の宮を通じて「海軍が反乱軍に同調する動きはないのか?」と念を押す。さらに反乱軍は青森にいた第五師団の高松宮を東京に呼び寄せようとする。一方海軍は第一、第二船団を芝浦沖に終結させ、千代田区を占拠していた反乱軍に向けて砲口を開こうとした。天皇は海軍の心変わりを一番心配し、皇室に関連する軍の重鎮に楔をうとうとしていた。

▼一方海軍は独自の情報網を持っており、反乱軍の近くまで情報員を配置し、演説の趣旨を把握し、演説を聞いている聴衆の反応まで記録していた。驚くべきは反乱が起き、彼等が誰を殺害しようとしていたか、具体的なリストも持っていたことだ。多くの駆け引きが行われ、天皇は海軍が反乱軍に同調しないことを確信し、弾圧を決意する。首謀者安藤は拳銃自殺し(TVでは、失敗したのか?実際は軍法会議でえ銃殺)、部隊は原隊に復帰する。

▼ガダルカナルは旭川の一木支隊がメインとなって行った、米軍飛行場破壊作戦である。この時も事前に陸軍と海軍のうち合わせは行われていた。1)フィリッピンに電波を飛ばすための中継軍艦を配置する約束だった。しかしアメリカの空母を破壊する作戦を優先させえ、一木部隊の発射する電波は本国まで届かなかった。つまり物資を運ぶ作戦援助が出来なかった。さらに海軍は一木支隊を支援する爆撃もしなかった。このように、作戦の理解が不一致だったのでガダルカナルでは失敗した主な原因の一つとなっている。

▼226事件鎮圧で天皇の力は発揮され、「指導力」があるということになり、戦争遂行の責任者にふさわしい人物になる。一方226事件の黒幕だった将校真崎陣三郎は軍事裁判にかけられるが、「処分」はでなかった。

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