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February 01, 2020

「多核種除去設備処理水の小委員会」の傍聴をする。

▼さて本日のブログの本題である。昨日金曜日は午前9時から新橋で「多核種除去設備処理水の小委員会」(汚染水処理小委員会)の会議があった。平日の午前9時集合で、気分は乗らなかった。しかし友人のH氏に熱烈に誘われ申し込みを出したら傍聴に当選した。宝クジもこのように当たって欲しいものだ。家族は毎回買っているが、わたしは不信心者なので一切買わない。会場に9時に着いたら早すぎて30分待たされた。ツイッターに書いたが主催は「原子力規制委員会」だと思っていたが違った。多核種除去小委員会なのだ。受付で最初聴いたら「違う」と言われた。しかし受付のリストにはわたしの名前も入っていた。

▼昨日の東京新聞の夕刊を見て腹が立った。わたしは最前列から2列目に座った。最前列は「随行員」と「記者席」である。随行員って何だ?録画は一般マスメディア以外は禁止。録音は取り扱い注意ということで「可」だった。おそらく切ったり貼ったりの改竄、テープ起こしの文章化だろう。だから会議自体はわたしはすべて録音してある。会議後の「記者ブリーフィング」は長引いたので辞去した。レジュメは100頁ほどの分厚い者が配られた。ご親切に「需要部分」には黄色のマーカーが引いてある。

▼論議では「風評被害」をどう払拭するか?が多かったと思う。しかし肝心な地元公聴会すら開いていない。現実にいまでも漁業関係者は一部の「魚」しか売れないで困っている。これが何も解決しないうちに「放出である。良く言われているALPUS(国産の多核種除去装置)でどこまで奇麗になっているか。どの数字が「奇麗」なのか明らかにされていない。漁民や住民の意見を聴かず、放出したが取り返しのつかないことになる。参考資料の最初に「主な核種の被ばく量、被ばく経路及び海水中濃度がでている。スズ123、鉄59,(参考、として)炭素14,トリチウムがある。

▼友人H氏は昨日のDMで以下のような意見を送って下さった。ご本人の許可を得てご紹介する。

小委員会のまとめは、読めば読むほど奇妙です。何らかの処分を提言をするなら、「方法・開始時期・場所」の三要素が必要ですが、後者二つは触れておらず、方法についても「大気と海洋なら、できるんじゃないの」くらいの書き方です。タンク保管継続も、「時間を要する・調整が必要」と書いていて、否定し切っていません。今日、辰巳委員が、「時間をかければ出来ると解釈したくなる」と発言していましたが、立場や考え方によって、異なった受け止め方も可能なように見えます。「政府への提言」と言いつつ、提言の態を為していません。二次処理も試験的なものすらやっておらず、希釈されたトリチウムのモニタリングが困難であることにも触れていません。繰り返しですが、「海洋放出・大気放出なら、実績が有るから、出来るんじゃないの?」程度の取りまとめ案です。「トリチウム水タスクフォースから6年以上議論してきた結果がこれかよ」と、ある意味で情けなくなるレベルです。

彼ら(経産省や東電)は、この小委員会でのとりまとめを放棄したとしか思えません。地元は話し合いに乗ってこず、公聴会では集中放火に遭い、海外でも騒がれ始めています。「外部有識者からのヒアリング」の場である小委員会の枠組みでは、これ以上の議論や踏み込みは不可能と判断したのではないでしょうか。委員が発言していないことを事務局が提案したり、取りまとめに書き込むのは、流石にヤバいと判断し、小委員会を閉じることにしたのではないかと推測します。早い話が、彼らは事態を「持て余している」のだと思います。今後、「提言になっていない提言」を受けて、新たな検討のスキームをどのような立ち上げて来るのか、注目しています。 

▼以下筆者のDM記事:ここで問題になるのが。わたしが昨晩ツイッターでご紹介した東京新聞の夕刊の記事である。「海洋放出の利点強調」バツ○じゃないのこの記事書いた記者は?わたしの目の前に、ヒューレットバッカードのノートパソコンを、ものすごし早さで打っている記者がiいました。まるで速記者のようでした。今日の東京新聞の夕刊を見て、この記者だとぉいました。見出しは「海洋放出の、利点強調」です。読んで呆れました。こいつバ○かとおもいました。そんな事一言もいっていません。サブ見出しは「大気も選択肢」です。会議を自分のアタマで、咀嚼していません。午後1時の締め切りに合わせて原稿用紙のマス目埋めただけです 。

▼「大気放出も選択肢」に至っては驚きで声も出ません。ALPUSと活性炭を使った除去については触れています。大気の「た」の字もありません。黄色のマーカーではALPUSはトリチウム以外の62種類の放射性物質の告示濃度未満にまで浄化する能力を有しているが、処理を開始した当初は、敷地境界における追加の被ばく線量を下げることを重視したことなどにより、ALPUSの処理水の約8割にはトリチウム以外の放射性物質について環境中への放出にする際の基準(告知濃度限度比総和1以下)を超えて含まれている。ALPUS小委員会では、こうした十分に処理されていない水について、環境中に放出される場合には、希釈をおこなう前に二次処理後によってトリチウム以外の放射性物質が告示濃度比総和1未満まで浄化されることを前提に、二次処理後のALPUS処理水の取り扱いについて検討をおこなった (詳細数字略)本報告中のALPUS処理水という文言について、特段断りがない場合は、トリチウム以外の放射性物質が告示濃度比総和1未満まで浄化されたALPUS処理水をさす、としている。

▼つまりALPUS処理水も完全ではない。そして廃炉・汚染水対策は、継続的なリスク低減活動であり、リスク源となりうる放射性物質は、敷地外にだすことはあ、リスクを拡げることとなると締め括っている。つまりお手上げの状態といのが本年であろう。まして「大気も選択肢」などとんでもないことなのだ。

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