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April 30, 2020

PCソフトと格闘していた2週間

▼このところ仕事でPCとにらめっこをする時間が長く、かなり目が疲れた。夜になるとTVに向かう気力もなくなる。と言いながら「HOME LANⅮ」と「「壬生義士伝」の再放送だけは見ている。PCとは仕事のDTP作業で集中的に使っている。今まではWindows7というOsで10年以上普通に動いていた。しかし今年の2月に「7」は使えない。セキュリティ対応の面からすぐに切り替えろとマイクロソフトから「脅迫めいた」メールが何度も来る。いわゆるセキュリティホールの「穴」というやつだ。それも無視して使っていたらソフトの動きがおかしくなってきた。メインのPCはウィンドウズ10に切り替えたDTPソフトは当然つかえなくなった。しかたなく10年前に買ったノートPC旧ソフトを入れて使っていた。旧ノートでつくりあげたものをPDFに変換してそのデータを新PCで得意先に送るのだ。しかし旧ノートの具合も電源が入らなくなり、調子がおかしくなってきた。そこで考えたのはウィンドウズ7の入った中古PCを買うことだった。ネットで探すと鹿児島の会社が出てきて、購入後1年は保証するという。3万6千円とけっこう良い値段だったが、例の「安倍コロナ10万円資金」をあてにして買った。注文して3日でPCは届いた。見かけはちょっと汚れているが、動けばよい。しかも無線LAN内臓だった。

▼しかしDTPソフトは入ったが「右クリック」がきかなくなる。いや普通のソフトは問題なく動く。dtpソフトをいったん削除して入れなおすがだめだった。もう10年以上前に作られたソフトなので、動かすこと自体が無理なのだろう・サポートも終わっているので頭を切り替え。買っておいた新しいDTPソフトの操作を勉強し始めた。ソフトはひと月以上前に買っておいたが、自由に動かないので、勉強は放り出しておいた。切羽詰まってお尻に火がついて、夜も寝ないで必死に取り組み、何とか目的の形は出来上がった。最終的に火曜日の午前中に納品は終わり、顧客からの手直し指示を待っているところだ。

▼納品が終った翌日月末の送金もれがあったことに気づき銀行にで刈る。某地方銀行なので支店のある場所は隣の駅まで行かねばならない。バスで業平橋(なりひらばし、といい名前だったが、現在は「東京スカイツリー前駅、と味も素っ気もない。)バス停を降りるとメガネ屋さんがあって店頭で水鉄砲のおもちゃを売っていた。地元の世界的に有名な某有名おもちゃメーカーのバッタ品である)わたしは「おもちゃ」の「ピストル」がすきである。値段を聞くと200円だったので迷わず買う。水の代わりに入れるしゃぽんはいかがですか?と聞かれるが、それは買わなかった。

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April 26, 2020

NHK、ETV「バンデミックと世界」ノア・ハラリを見る。

▼みなさんお元気であられますか?わたしは完全装備で危険なところには近づきません。それにも関わらず,平気で出かける人はうらやましいかぎりです。後になって影響が出なければよいと思っています。わたしは家を一歩離れれ、戻るたびに殺菌スプレーを全身にかけないと部屋に入れません。「私は大丈夫」とそれを笑って出かける方は、そのうち影響が出てきます。その時、泣きつかれても、私には祈ること以外なにもできません。今いる場所から動かないでください。政府や東京都が言うように「家から一歩も出ずに」家の中に籠っていてください。

▼連日の新型コロナ騒ぎでおもいだすのは、中学2年生の時に読んだ、「渚にて」です。ネビル・ショートの原作で、中国が原因で第三次世界大戦が起き、北半球は全滅します。人類は南半球だけになり、オーストラリア、メルボルンだけがかろうじて生き残っています。ところが情報を分析しているとアメリカが発信場所であるモールス信号が時々聞こえてきます。意味が不明ですが、人間が生きているに違いないと、米海軍は調査隊を組織して現地に向かいます。そこで見たものは何か、、。父が愛読していた、月刊「文芸春秋」でしたが、それを読んで自分が死んだあとの世界はどうなるのだろうと思い、恐ろしさに震え毎晩泣いていました。今日の新型コロナの蔓延事情の支配者は、まさにマルクスの言う、「わが亡きあとに洪水は来たれ」にそっくりであります。しかしDVD版を見ると、グレゴリーペックとエバー・ガードナーの美しさに今も涙が零れてきます。

▼昨日は朝9時半に隣駅の家電量販店に行くことでした。実は前日の午前9時半にも行きましたが、入り口は閉まっていました。(小さい入り口いひとつだけ開いていたので、閉まって見えたのです。)仕方なく改札から出ずに出発駅に戻り、駅員さんに事情を話し、スイカの点数は減らさずに済みました。そして朔日再出動となりました。電車から下車して入り口の開くのを待ちます。小さい人ひとりが通れるドアが開き。「どこへ何を買いにいくのが問われます。「2Fへ○○を買いに」わたしは答えます。そして消毒用アルコールを手に振りかけられて、初めて入場を許されます。わたしが買ったのはマウス1個。プリンター切り替え機、プリンターの大容量黒インク1個だけです。それとなし店員さんの話を聞いていると「在宅勤務が急増してpC用カメラは払しょくし、いつ入荷するか見当もつかない」ということでした。わたしはすでに数年前に買って持っています。しかし在宅勤務を始めた家族も、中国からの入荷待ち」と嘆いていました。現在の会社との会議はスマホを使いまわしているようです。買い物をしてから、ひごろの運動付属を解消するため、2kmの道を歩いて帰りました。途中近くのスーパーマーケットで「ゆめぴりか1kg」を買いましたが、午前中なのに長い行列でした。

▼午後から夜にかけてはシネマの原稿締め切り日だったので、映画(DVD)を見たり、ユーチューブを見たり、PCで執筆です。仕事が一段落し手、録画しておいたBS日テレの最初の「壬生義士伝」の3を見ます。正月に佐藤浩市の映画版はすでに見ていますが、どうしても渡辺謙のテレビ版、レンタル’DVDと同じ)を見たかったのです。午後10時半頃には仕事もすべて終わり、NHKETVにスイッチを入れると「福島を見ているTVと「ETV特集バンデミックと世界」で名著「サピエンス全史」の著者ユバル・ノア・ハラリ氏でNHKのスタジオとハラリ氏の教室をネット中継でつないでいました。途中ハラリ氏のマイクの電池が切れ、中継も中断するアクシデントもありました。長い1時間の番組で、私はHDD録音を持っていますが、そとには持ち出せません。NHKのオンデマンドに支払ってもみる価値はあります。

▼例えば今コロナの感染者を特定する携帯電話の新しい検索技術が開発されている。これは一日の行動をトレースして、相手を特定できるまで来ている技術である。しかしこれを権力者が握った場合、コロナ過が終っても手放す可能性はまったくない。現実に中国では「過激派」を特定し排除する技術として使われている。これが各国でつかわれた場合、独裁国家が簡単にできてしまい、その支配は永遠に続く。さらに進化されば、人間には本音と建て前があり、それを見分ける技術もできつつある。ま、こういう話です。

▼その前の番組で、アメリカやヨーロッパでは大新聞社がつぶれつつある。それは新聞社の統廃合を続けた結果部数は増えたが、実質的に大企業や政府の広報新聞になって読者に飽きられてしまったのが原因だ。今原点に返って読者の要求は何か探り、新聞を通じてそれを解決する手助けを新聞だという認識に代わって、少部数に戻っても出直そうという考えが広がりつつある。この辺をわたしたちも考えていなかければ、運動は何も発展しないのではないかと思ったわけです。

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April 21, 2020

在宅ワーク昨今の様子。

▼我が家にも在宅ワーカーが二人いる。ネット環境は大容量を確保しているので、さほど問題はない。ただ私は田舎育ちで、井戸の水。川の水を飲んでそだったので、衛生概念はかなり低い。外に出るときは行き先、帰るまでの時間を報告しなければならない。手を洗う時は石鹸を使い、「ハッピーバースディ」を2回唱えるよう言われている。昨日午後10chTVを見ていたら、特派員のテレワークの様子をレポートしていた。家には未就学児が2人いて、電話で友人と大声で歌ったりしゃべっている。妻は不在である。記者はTVに向かってしゃべるトランプのコメントをノートPCに打ち込んでいる。建物を紹介するとしてマンションの1階まで階段を歩き、建物の中にあるコンビニで買い物をして、運動不足を補うため再び階段を歩いて自宅に戻った。

▼仕事をしている環境はわたしとあまり変わらない。皆さんはどんな環境でしょうか?私は電話で仕事の照会があり、見積書を送ってOkになれば1週間ほどで仕事を完成させて、それを点検した相手にメールを送って、請求書を送って終わる。と、書けば簡単だが、この過程で多くのトラブルが発生する。それを相手の気分を害さないように処理するのが「腕」である。

▼今朝6時マンションの1℉までゴミ捨てに行った。そこには数日前からシャープの壊れたPCが捨てられていた。PCを必要としている人も知っているが、バッテリー、電源コードもなく、壊れすぎて手に負えないのでそのままにしてきた。「週刊金曜日」は創刊からの読者である。貧乏なので半年ごとに約1万2千円の購読料を払っている。昨日最速の遠慮がちなはがきが届いた。今の植村隆発行責任者を、朝日で従軍慰安婦問題を命がけで書いているときから多少知っているので、これから払込みに行ってくる。

 

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April 19, 2020

NHKBSで「コロナシリーズ。経済危機の行方」を見る。

▼いったん家を出て最寄りの大型スーパーに買い物に行く。距離は徒歩400mくらいだ。しかし帰宅すると宇宙遊泳から宇宙船に帰ってきたときのように全身消毒などの厳しいチェックが待っている。それが面倒なのでついつい出不精になる。しかし動かなければ体重は増えてしまう。1月10日号の「週刊金曜日」に掲載されたいた。鎌田實医師の考案で話題の「スクワット」、「かかと落とし」やって体調管理をしている。

▼今朝の「田中龍作ジャーナル」を見ていたら、職員を全員解雇しようとしている噂のリムジンタクシー本社はわたしの家の近くにあった。あの「団結祭り」をする公園の入り口だ。今度写真を撮って来よう。昨晩NHKbsで陸上自衛隊のアメリカ本土での訓練の再放送があった。内容は前回のユーチューブ放送でご紹介した。その放映時間を友人にショートメールでお知らせしたら、午後7時からの経済問題特集の方が役に立つと指摘された。しかし今朝の辺見庸さんのブログでは、「BSで「世界の知性」のありがたきお話。マルクス・ガブリエルとか。
つまらなかったぜよ。視点がどうも為政者的なんだよ。鼻水たらして泣いている失業者の涙の奥から世界を見ていない。などとブリエルなどたわいもないことを言っている」と不評である。TVを録画したので全録画はHDDに入っている。自宅で何度もみる事は可能だが、DVDにはできない。と書いていらした。

▼暇を持て余すほど時間がないので内容のテープ起こしもできない。概要をご紹介する。最初「まぜ世界は存在しないのか」(講談社選書メチェ)の著者マルクス・ガブリエルが出てきて、GAFAは守銭奴よりも悪い奴らだと指摘する。わたしも著書は持っているが、ほとんど読んでいない。要するに金儲けする情報をもっている。しかし自分たちがさらに栄えるために利用するだけで社会発展のために使わないという。日本の元官僚も4人ほど登場するが、中でも日本の場合、海外からのコロナ侵入はシャットアウトできるので、計量数理学を使って、これから外出を8割減らせばコロナウィルスを閉じ込めることは可能だという。これが安倍ら政府首脳のスピーチで7割、8割の外出減の論拠になっていると思われる。

▼先日NHK国際放送を見ていたら、イスラエルは最初コロナの感染者は1万人と小さい国としては少なかった。しかしイスラエルの原理主義者が人口の12%を占めていて圧倒的な影響力を持っている。彼らはネットは使わない。TVも観ない。教祖の言葉は絶対である。彼の言葉は手書きの壁新聞で掲示される。多くの市民は科学的知見を信じようとせず、もっぱら教祖の言葉だけ信じているので感染がとどまることろを知らない。というものだった。その点迷信は封じられている、先進国は感染を断つ可能性はある。特に日本は国民皆保険という社会主義のようなシステムを持っているので感染を広げずに済む可能性は高い。それに感染が広がって2か月くらいで、いままで構築できなかったようなシステム(在宅ワークや、小中学校のネット配信授業)を作り上げてしまった。以上2時間の番組を短くしてしまいました。

▼日本の場合GAFAのような情報を寡占化して、国民を支配しようとするような組織は存在しない。そこが、ほかの先進国より国民本位の国にでできる可能性は高い、というような内容でした。以下は私見、だから100人、1000人集まらなければ世の中は変わらないということはあり得ない。1人でも2人でも3人でも意見を言い続けることは大切なのだ。ただし自分に苦しみや苦痛を感じないリツイートやクリックだけでは相手に苦痛を与えることはできないはずだ。追加で言えば、NHKbsでは先週「魔女の呪い」の特集をしていた。中野信子女史もでていたが、人間は普通は常識外のことをしようとすると普段はブレーキがかかるようにできている。しかし大昔、人知でコントロールできないような病気が流行ると、それが外れてしまった。それを魔女のせいにする。魔女の見分け方は他人のほくろなどを「魔女に噛まれた傷だ」として拷問にかける。それが集団ヒステリーになって広まった行く。

 

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April 15, 2020

安倍の危機に飛び出す「北ミサイル」の本質

▼このコロナ騒ぎで「リモートオフィス」とやらが政府、東京都あたりからもてはやされている。しかし東京下町の我が家の500m周辺では家内手作業の事業所が多く、PCなんか使っても仕事はできない。PCは政府が買ってくれるのか?インターネット環境はどうするんだ。電話するにはメモリー増やさなきゃでえきないぞ。それを全部政府が負担してくれ。会社の重要な資料が外に漏れない保証はあるのか?大体キーボードに触ったことのない人がPCだけ与えられて操作できるのか?せっかく入力したデータだ操作ミスで消えてしまったらどうする?それにつけても他人の弱みに付け込んで、高い機材を売りつけるメーカーの広告がわんさと掲載されている。普通の人はPCの良しあしをどうやって見分けるのだ?昨晩のニュースを見ていたら、仕事の能率があがるように、会社で使ている椅子を自宅まで配送するサービスをする宅配会社が出ていた。人の弱みに付け込んでとはこのことだ。

▼昨日は図書館の本をすべて読み終えてしまったので、返却に行って予約してある本を引き取ってこようとおもったら、図書館は5月9日まで一斉に休みだという。このひと月何を読めばいいのだ?私の場合、途中で中断している本はたくさんあるからよい。挫折しているトーマス・マンの「魔の山」か、クラウゼヴィッツの「戦争論」全3巻でも読むか?図書館に行く直前まで読んでいたのは「ヤンバルの深き森と海より」(目取真俊著)である。わたしの友人、知人で沖縄や州への島に観光に行く、「左翼」と思われは何人かいる。しかし辺野古や高江には決して足を向けない。「観光」を楽しんで完結している。書いても「沖縄の人は可哀そうだね」、「翁長さんはこころざし半ばで可哀そうに」で終わりだ。権力者は沖縄の人たちと本土の人間の対立をもくろんでいるのだ。

▼目取真さんは芥川賞作家である。聞こえは良いが「路線バスの旅」に出ているノーなしの芥川賞作家とは違う。それに作家とは実質的に自営業である。原稿用紙のマス目を埋めないとお金にならない。しかし目取真さんは収入を減らしても抗議のカヌーに乗って海上保安庁の行動に身体を張って抗議の意思を示す。または一部の新聞出ているが、抗議で米軍に逮捕され不当に身柄を拘束され、ウェットスーツを着たまま、8時間も弁護士との接見を拒否されていた。海上保安庁に拘束されたときも首を捕まれ、海に押し込められた。窒息寸前までそのままにされた。海上保安官は彼の実名を知っていたというから、名指しの襲撃と弾圧である。

▼本土との「他人事」という温度差を目取真さんは指摘している。沖縄に行けなければ何が出来るか?ゲート周辺で弾圧しているのは首都圏から動員された機動隊員である。かれらはわたしたちの税金で派遣されている。任務が終わったあとは沖縄の高級リゾートで休息している。これはジブチなどに派遣されている自衛隊員と同じ「待遇」である。機動隊の派遣は違憲であるという「裁判」」をしている人たちがいる。また抗議のカヌーを買って送る会を組織している人たちもいる。沖縄でデモ隊と一緒に行動できない人はそのような抗議をすることができない。数行の駄文を書いただけでは「連帯」していることにはならない。わたしは名文は書けないので、是非分厚い本書を読んでいただきたい。目取真さんのことは「週刊金曜日」に出ていたので部分的には知っていた。しかし本書は、年内にでもぜひ読むべき1冊である。彼ら権力者は本土と沖縄の分断を図っているのだ。

▼本書を読んでいて気になったのはすべての論文に初回掲載の出自が巻末に書かれている。その一つに「小川町文庫『思想運動』というのがあった。小川町文庫とは毎月「憲法寄席」でお邪魔している場所である。同社の機関紙は「」という。毎月最新号が画びょうで止めてある。休憩時間にそれをじっくり拝見するのだが、印象に残っていたのはNHKETVで3月ころ紹介された「異色の戦争画家小早川秋声(この最後の文字は難しく出てこない)」の絵であった。戦争中書き続けたが戦後天皇に献上することは許されなかった。という話である。そこに掲載されていた一文はわたしの見方と違ってかなり本質をついていた。

▼さらにウィキペディアによる解説では、1969年初代全学連委員長の武井昭夫らが自らを資本主義的近代を乗り越えるため、労働者階級の再編成を目指す活動家集団を目指すとする。もう一人の創設者の津田道夫は「現代のトロツキズム」を書いたことで知られている。

▼さて昨日のブログの補強である。それは北ミサイルと安倍晋三の関係である。なぜか安倍が落ち目になると北のミサイルが発射される件である。作家、青木理さんの書いた「安倍三代」という本がある。これも分厚い本だが助手を使って丹念に取材していいる。それによれば安倍の祖父は山口という地の利を使って、日本を頼って日本を目指してやってくる朝鮮人を親切に助けたり、保護した。そのため彼らとの信頼関係は強まった。現に現在の山口にある安倍事務所は上記、南の民団だったか、北の総連の事務所の一角を使わせてもらっている。

▼だから安倍晋三の実力はともかく、祖父の力の影響力は絶対であり、晋三の頼みを聞き入れる余裕はあるに違いないというものである。わたしの記憶力もあいまいなので、正確に知りたい方は原本をあたっていただきたい。

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April 12, 2020

新型コロナの自己流、対処法

▼それほど体力に自信があるわけではない。実質的に室内に幽閉されている。徒歩5分で行ける大型スーパーに食材を買いに行かねばならない。スーパーはレジが物凄く混雑している。帰宅すると部屋に入る前に着衣のゴミを叩き落す。次に洗顔・手洗い単年にしてから、ようやく室内に入ることができる。1週間前に屋外某所に取材に行った時はもっと大変だった。上記の作業に入浴を済ませてからようやく室内に入ることができた。図書館から借りた本をひたすら読む。寝る前に先日本屋さんで購入した「認知症予防のドリル」をやっている。

▼例え体力があっても、家族が感染したら助かる見込みは少ない。近くの都内で一番規模が大きい緊急救命病院(ER)は外来の受け付けは中止しているらしい。映画館も閉鎖、図書館も中には入れない。もう家にいるしかない。どこを見ているのかわからない不気味なカメラが怖くて長いことしまっておいた、「スカイプ」にレンズを付けてスタンバイした。普段は電源はオフにしてあります。見知らぬ人とお話するつもりもありません。

▼先日午後10時親友A君に電話した。アマチュア無線当時の友人に毎年年賀状を出している。しかし今年は宛先不明で戻ってきた。都内中心部,日本橋の立地条件の良いところに彼の家はあった。毎年届いていたものが着かないはずはない。A君に調べてもらったのだ。夫は私と全く同年である。しかし3年前から寝たきりになっていたという話までは知っている。隣近所の2軒から事情を聴いたところ、妻は自分も脳の具合が悪いので夫の面倒は見られないと、夫婦二人で施設に入ったのだという。どこの施設かはわからない。「なおったらかえってくる」と言っていたらしい。しかし何も連絡がないので入りっぱなしになったに違いない、というのが近所の人の意見だという。

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April 09, 2020

新型コロナウィルスの真相を探る考察。

▼本来メルマガ読者にお届けする内容なのだが、その読者の人々が何を考えて、何をしようとしているのかまったくわからない。そこで今回特別にその一部をご紹介する。家族の一人は毎朝7時に出勤し、仕事が終わった帰宅するのは午後11時半ころであす。それが毎日だから身体を壊さないかと心配になる。しかし明日金曜日から会社初の「ホームワーク」が認められて4月末までの自宅勤務が認められる。ただ会議のシステムはないのでで、週に一度ほどは会議のために出勤になる。

▼わたしの場合、困っているのは映画である。映画館にいくのは、実際ロシアンルーレットをやっているようなものである。アップリンクミニシアターでは、経営はかなり深刻だと、映画監督の想田和弘さんは今朝のツイッターで書いていたので、ネット署名に賛同の意思を示した。映画館に通うのはは1週間前で、最新の原稿は1月7日にケーブルTV放映されたスタインベックの「二十日鼠と人間」。それに2週間前に「マネーショート」を送った。

▼本論である。隣の一部上場企業も生産部門を除いて一斉窮境に入っているので静かである。まず昨日の朝日新聞電子版に(わたしは朝日は電子版だけ読んでいる。)哲学者の大澤真幸(まさち)がコロナの事を書いている。彼は一時期千葉大にいて、カントの研究者として知られていた。曰く「苦境の今こそ、人類の好機。」だという。コロナウィルスの拡大で、わたしたち人類は「運命共同体」であることを知らされた。ウィルス自体は文明の外からやってきた脅威で、それがここまで広がったのは「グローバル資本主義」という社会のシステムが抱える社会システムが抱える負の側面、リスクが顕在化しているからだ。「未知の感染症は野生動物が主な宿生です。世界中の原生林が伐採され、都市化された結果、野生動物との接触が増え、病原体を」うつされるリスクも高まった。英国の環境学者ケイト・ジョーンズは「野生動物から人間への病気の感染は、人類の経済成長の隠れたコストだ」と指摘している。

▼病原菌の名著と言えば、8年まえに流行ったジャレド・ダイヤモンド著「銃・病原菌・鉄」であろう。第9章に「アンナ・カレーニナ」の引用がある。人類は野生動物を家畜化できなかった。シマウマやヘソイノシシなどの大型哺乳類は家畜化できそうだができなかった。それはなぜだろう。家畜化に成功した動物の大半はユーラシア産の動物である。一見栽培家に適してそうな多くの野生種が栽培家されなかったのはなぜか?アフリカ先住民に原因があったのか?それとも野生のシマウマに原因があったのか?以下は長いので本を読んでいただきたい。

▼さて今回の論点の目玉である。新型コロナでなぜアメリカの死者は突出しているのか?わたしは国民皆保険がないからだと思っていた。しかしそれは違っていた。以下「世界を不幸にするアメリカの戦争経済・イラク戦費3兆ドルの衝撃」 藤間書店 1700円 ジョセフ・E・スティグリッツ著

 イラク戦争で負傷した米兵はすべてドイツにある「救急医療施設」に運ばれる。そこで治療の方法で選別される。劣化ウラン弾などの影響で手術してなおる怪我は少なくなっている。大規模な手術、精神疾患なども増えている。退役しても2年間は政府が負傷兵の面倒を見なければならない。実勢の兵器や装備のほか医療費がずば抜けて高い。保証金も書類不備で何度も突き返される。さらに身体障碍が出た場合。家族の負担として押し付けられる。現実寄りの保守的シナリオでは保証金の平均額は2005年の新規請求者に支払われた実際の平均額7109ドルとすす。ベトナム戦争の退役軍人が受け取った平均額あg1万10000ドルをうわまわっていた。そしておおくのアナリストがイラク戦争の負傷の類似とベトナム戦争の負傷の額と類似を指摘していることを考えれば、これは控えめな数字であると言っていい。つまりアメリカは次々と繰り返す「侵略戦争」でアメリカ国民という人間と、医療経済を破綻させているのである。

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April 08, 2020

マスメディアの[発出」広告を黙ってみているだけでよいのだろうか?

▼緊急事態法発出の前にアクションをしようといいう計画もあったが、こちらの予定は9日木曜日だった。しかし実際には7日にお行われてしまった。わたしは6日、某所に取材に行ってくれないかという打診があった。家族からは「こんなとき屋外の取材に行くのは危険である」猛反対されたが、ある条件で行くことになった。ある条件とは、帰宅後すぐ入浴して全身を洗い、着替えることだった。もしも発令されたら、わざわざ取材に行っても目的地までたどり着けない。で、午前7時に自宅を出て、目的地の常磐線A駅頭にたったのは、午前8時だった。駅前はなんら警察による規制や非常警戒している様子はなかった。地図はスマホのメールに入っている。しかしそれを見ようとすると電波が弱くてwifiが開けない。

▼しかし常磐線というのは素晴らしい電車だ。それは列車の車内広告である。WIllとhanadaという雑誌の広告が2列に並んで掲載されている。そこにはいずれも桜井よしこの記事と写真が掲載されている。そして現憲法がガンであると書いている。さらにhanadaの方には、10ch羽鳥モーニングバードのコメンテーター、玉ちゃんを揶揄する、「お前は何様のつもりだ」という記事である。満員電車で読むものを、持たない市民がこういう広告に洗脳されていく。

▼地図は最寄りの図書館はコロナ閉館中だったが、無理して頼んで目的の「噴泉」の場所を教えてもらう。親切に地図をコピーして赤鉛筆で印までつけてくださった。2時間で9千歩あるいた。帰りに地元の図書館に立ち寄って、来ていた本を引き取って帰宅する。一応風呂に入って、全身から不純物を取り除く。抵抗力が弱まるからこの10日間ほどアルコールの摂取は一切辞めている。しかし屋外抗議はできないだろうが、なにか抗議の意思を示すことはできないものか?考えている。

▼原稿?もう昨夜のうちに写真と一緒に送ってしまった。

▼しかしPCをウィンドウズ10にしたら今まで使っていた電子辞書がすべて使えなくなってしまった。文章を商売にしているものとはしかたなく、広辞苑と大辞林を最新版に買い替えた。

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