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May 09, 2020

コロナ排斥騒ぎは国の「治安コスト」を下げさせる。

▼昨日夕方散歩をしている最中、体の関節が急に痛くなった。しかも全身である。風邪を引いたかと思った。しかしよく考えて診ると、大型連休が始まってから、体操を始めたからだと気付いた。原因がわかれば怖くはない。昨晩NHKbsで「松本清張列車の旅」という2時間番組があってみた。やはり清張は人間的に素晴らしい人だったので、次々豊かな人間関係を築くことができたのだろう。戦前ある旅館に泊めてもらって手紙の交流が始まる。ある時清張から「お国のために出征することになったから、連絡は取れなくなる、以後手紙は出さないでくれ」という手紙がくる。衛生兵として中国に派遣される。やがて復員して仕事を再開し、やがて作家として名をあげる。旅館のおやじが清張の名前を発見しておそるおそる手紙を書く。「もしかしてあの清張さんではないでしょうか?」と。やがて手紙が来て「その通りだ」ということで交流は復活する。そんな話がいくつも紹介される。有名になっても決して偉ぶらない、清張の人間的な温かみを感じる。

▼今朝の10ch「旅サラダ」は過去の放送だが、谷原章介のキューバの旅だった。わたしがキューバに行ってからもう10年は立っている。わたしの目的地は「ゲバラ廟」のある、サンタクララだった。谷原の旅は「食べ物の旅」だったので共通点はない。当時は食べ物は豊富ではなかった。きょうの画像で見る限りそれほど不自由しているようには見えなかった

▼コロナ感染に関連する、差別意識はとどまるところを知らない。他県ナンバーの車を傷つける。他県人の排斥など311と同じ状況が生まれつつある。内田樹さんはブログで書いている。コロナの排斥騒ぎは国家の治安コストを下げさせる、と。

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