連休は終わったが、、、
▼リモートワークの家族は久しぶりに今後の方針を決めるため出勤して行った。ズボラなわたしは一挙一動を厳しく監視されていて、かなり疲れる。
▼この間見た長いのは「セーラー服と機関銃」、「ドクトルジバゴ」である。「ドクトルジバゴ」は映画館でも見ている。かつてVDVも持っていた。当時はたんなるロシア革命下のラブロマンスかと思っていたが、革命の名のもとに個人の尊厳と自由を失ってしまった人、ドクター(軍医)の生涯であった。とくに後半はスターリニズムを批判している。これでは、当時のソ連をしてノーベル平和賞を拒否させたのは当然であろう。わたしも体験したことがあるが、個人の自由や真実よりも党の存在を維持する方が重要であるという逆転現象は怖いことである。
▼「セーラー服」は知ってはいたが初めて見た。まだ若い少女の薬師丸ひろ子の体当たりの演技は素晴らかった。TVの画質は悪かったのでレンタルDVDを探そう。薬師丸は今、TVで「アンナチュラル」で辣腕弁護士役をしていた。「アンナチュラル」は女性脚本家は緻密である。渡瀬恒彦も年齢よりも老けた演出だったがうまい。「壬生義士伝」は本を読もうとしたが人間関係が複雑で理解できず、途中で投げ出した。最初にできたTV版はわかりやすい。昨夜はNHKbsで「宝塚版」を放映したので録画しておいた。昨晩はお借りしていた「桐生悠々」を見た。わたしが彼を知ったのは、その昔井出孫六の岩波新書を読んでことに始まる。桐生の生涯を書くだけで1日が終ってしまうので、図書館で探して頂きたい。本では触れられていない。信濃毎日新聞退社後の生き方、とくに個人新聞「他山の石」を特高警察の検閲を受けながらもしぶとく発行したことだ。そしてご家族からお孫さんまで紹介していた。中でもイスラエルに住みながら差別と闘い、現地で貢献しているお孫さんの生き方には感服した。
▼「信濃毎日新聞」(略称信毎)が在籍っした桐生の木製デスクを保存している。しかしいまもそれほど優れた新聞社かと言えば、ノーである。信毎は小坂善太郎一族の新聞社である。小坂は長野一区が選挙区で、二区は元魁の田中秀征の選挙区であった。小坂の信毎は田中の行動を一切取材せず、報道しなかった。それで地元の票をとれなくなった田中は候補者になれなくなってしまった。TVで「編集主幹が、信毎が桐生を守り切れなかった」とうそぶいていた。しかしこれから第二の田中が出てきても信毎は会社を守るため、国家の軍国主義政策を擁護し、まい進するだろう。
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