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May 03, 2020

『繭の石・殺人分析班」一挙放送5時間見る。

▼昨晩新PCがトラブルを起こしてデスクトップが全てきえてしまった。昨日のブログを書いている最中で、自分のやったことが出発点なので、夜中に誰かに聞くわけにもいかない。一番こまるのはNiftyメールが見えなくなることだ。これは仕事に直接かかわってくる。ふてくされてビールを飲んで布団に潜り込む。寝ながら原因を考えた。ノートPCとメインPCのお気に入りを同期させたことが原因であろう。起床してからノートの同期を切ったらどうやらほぼ元どおりになった。

▼昨日午後は「繭の石・殺人分析班]の一挙放送5時間を見た。事前知識は何もない。説明によればホラーみたいな怨念のような内容らしい。5時間見てとても面白かった。警察物だがTVでは警察のトップが「被害者の無念を晴らすため、全力をあげ、ホシを検挙する」というと部下が一斉に「ハーイッ」と声を上げる。そんなことあるかよ。高村薫が「マークスの山」を書くときに現職刑事に取材したら、「やじや怒号が渦巻いていますよ」と言ったそうだが、納得て着る。本作品も後者に近い。捜査課の新米女性刑事が主人公である。容疑者から電話がかかってきて、最初に電話に出たので以後、上司からも容疑者からもご指名で交渉係にされる。不愛想な相棒である上司。刑事の人間関係描写が素晴らしい。実は主人公の父親(中村トオル)も刑事だったことが、事件の発端になっている。彼女は捜査に行くときは必ず仏壇の父親の遺品の腕時計を巻いて出かける。

▼それとNHKで数日前に放送された。銀座をあるいても違和感のない美人女性記者が香港の争乱を取材し、その後香港の区議会議員選挙を取材し、さらに台湾まで取材した番組は面白かった。親中国の候補者と反中国派候補の取材するなど、日本人記者でないと取材できないだろう、という部分もあった。台湾に行くとやはり中国本土の台湾囲い込み(いや占領と言ってもよい)政策が急ピッチで進んでいる。中国は5G研究では世界のトップである。それで台湾の研究者を参加させるという条件を出している。さらに台湾のパイナップルなどを積極的に輸入して、経済的に支配しようとしているので、手ごわい。

▼取材がひと段落して彼女は台湾の親戚に会うという。親戚の年配の中年女性に会った途端、「おばちゃん」と呼ぶのでびっくりした。彼女(記者は台湾出身でハーフだったのだ。台湾の大学出ていて、中国本土での取材でも言葉に不自由している様子はなかった。かつてNHKの国際部の人もあるが、NHK記者もグローバル化しているのである。

 

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