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July 19, 2020

雨の中を浅草本法寺の撮影に行く。

▼何かと忙しい。理由の一つは連休があるからだ。本当は連休は休める筈だった。ところが編集長から電話があって、「さまざまな事情で締め切りを一週間繰り上げてかいてくれないか」と頼まれる。毎年8月は終戦記念日なので、それに相応しいテーマを自分で探して書いている。本当は銚子空襲について取材しようと思っていた。実は昨年銚子空襲75周年記念でシンポジウムも開かれた。だが別の空襲で取材をすすめていたので、取材あは見合わせた。どから順番でいけば今年のテーマは銚子空襲だった。しかし人を探して2週間で取材するのはかなり厳しい。それに八日市場よりも遠い場所でもある。誰か自宅に泊めてくれるか?ビジネスホテルをさがすか?編集長はこまっていたのでテーマもはっきりしないで引き受ける。それは戦争中自粛で演じられなかった「禁演落語」の事である。自粛とは便利な言葉である。日本の場合はナチスの宣伝省を、まねした。体制国賛会の下に組織を作った。

▼柳谷小さん師匠も226事件の時、反乱の中心になった麻布第三連帯に所属していた。みんな神社を参拝するときに着る一番良い軍服に着替えろといわれた。さらに実弾を配られてみんな緊張してしまった。上官から緊張を和らげるために、「落語を一席頼む」と言われる。演じる子さん師匠も聞いている一般兵士も緊張してしまい、だれも笑わなかったという。落語もつやっぽいのや道行(駆け落ち)残酷なものは一切上演禁止になってしまった。それで軍部に気に入られそうな演目を創作するのだが、教訓的で面白くもおかしくもない。

▼その本来の落語が演じられなくなったのを悲しんで浅草寿町にある本法寺境内に「はなし塚」というのを建立した。落語関係の本は6冊借りてきて読んだ。浅草には寺は無数にある。交番で聞き、区役所の出張所で聞き、お回りさんには4人聞いてようやくたどり着いた。寺の写真がないと新聞は編集できないが、材料はそろった。こんな感じであと1500字くらい、何とか明日中に脱稿できそうだ。

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