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August 30, 2020

土曜日の朝は東銀座歌舞伎座前から映画館に行く。

▼土曜日映画を見に行くときは都営バスで本所吾妻橋まで行き、そのあと都営地下鉄で東銀座に出る。そうすると日比谷と銀座の映画館にまっすぐ行ける。それに歌舞伎座の前から晴海通りを歩くのが好きだ。町の変化が一目でわかる。数年前までは銀座シネパトスというあまり清潔でない映画館もあったが、ここで見た映画も多い。中国の731部隊の一連の作品もここだった。人体実験シーンなど正視に耐えなかった。「HEAT」もここで見た。そのときロードショウで見れば良かったのにと悔やんだ。これはDVDも買ったのでどこか大きなTVがあるところか小型スクリーンを貸し出しているところで上映してみたい。

▼「ウルトラ・シークレット」主演主演のキーファー・サザーランドは15年くらい前だったか、「ベッカムに恋して」というコメディ映画で初めて見た。これがキーファーを見た最初だった。その後ぐいぐい頭角を表し。イギリスを代表する美人女優になってしまった。見た映画の数も覚えていない。この映画はブレアイギリス首相が「イラクに大量破壊兵器がなかった」にも関わらず、国連決議を待たずイラク攻撃に踏み切る。キーファーは「オブザーバー紙に勤める職員だ。、記者ではないがイギリスとアメリカの国レベルの盗聴された電話データを分析し文字お越しをしている。あるとき「大量科学兵器の存在」を捏造している会話を耳にした。担当の記者にも知らせるが、同時に平和活動家にも知らせる。新聞にリークしたことがわかると社員全員の聞き取り調査が始まり、うそ発見器にかけられる記者も出る。それを目の前にして「自分がしました」と名乗り出る。そこから取り調べは警察の手に委ねられる。さらに脅しも入る。最初登板の女性弁護士を頼むが、彼女は「わたしは軽微なすりかっぱらいが専門だから。ちゃんとした弁護士に頼め」と言われ分かれる。

▼警察も国も容赦しない取り調べを始める。驚くのは夫がアフリカのナイジェリア出身だったのを良いことに。拉致同然の方法強制送還してしまうことだ。わずか一瞬の差で飛び立つ飛行機を止め、夫を救出する。だが国家はじわじわとキーファーを有罪にしてしまおうとする。実際あった噺の映画化なので、訴求力はある。しかしこのインチキ多国籍軍の引き起こした戦争は30万人もの死者を作ったのだ。わたしはこのイラク戦争反対の日比谷公会堂やデモにも参加した。そして高藤さんらが拘束されたとき、官邸前に「釈放するため、国は力を発揮せよ」T抗議にも行った。証拠の毎日新聞に掲載された写真もあります。

▼先週「憲法寄席」の最後に右田春夫さんがみんなの要望に応えて「安倍晋三音戸」を歌った。9月には歌えなくなるかも知れないと、みんな大声で調子を合わせて。果たして4日後「安倍退陣」は現実になってしまった。ユーチュブ2の最後にあります。https://www.youtube.com/watch?v=9cjNhjz6PR8

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August 27, 2020

シリアの場所はどこにあったのだろう?

▼昨日は編集会議があったが、前日の憲法寄席の中継で疲れていたので欠席した。シネマの締め切り日の原稿は朝いちばんで送ってあるから問題ない。

▼また「緊急事態宣言」が出はしないとと、ちょっとビビっている。というのは映画館の封鎖である。頼まれているシネマの原稿は映画館が開いているときは問題ない。しかし映画が見られないとどうしようもない。幸い窮状をさっして友人がコレクションDVDをたくさん貸して下さったので助かった。最後に日本橋TOHOシネマで見た、イギリス映画「斥候兵」の映画が最後だった。映画が終ってから外に出ると、日本橋三越周辺では桜のつぼみが開き始めていた。再開して2か月後に最初に見たのは、リュック・ベッソンの「女スパイ」映画、次が「三島と東大全共闘」だった。

▼そして先週土曜日、岩波ホールで「シリアにて」を見た。初日初回に行ったホールは安全対策が他よりもさらに厳密だった。つまり不要な座席は取り外し、3つ置きだった。さらにチケットの半券の裏に氏名。電話番号をかかされた。つまり陽性者が出た時の連絡準備である。映画の舞台はシリアである。しかし不勉強なわたしは場所が特定出来ない。帰宅して中東の地図を見る。ちょうど先日農薬倉庫が大爆発して問題になったベイルートの隣だ。ベイルートは海に面しているが、シリアは海なし国だ。ベイルートも「11年前アラブの春」事件が起きた。ところが国家元首サダトはロシアの力を借りて抵抗派に徹底的な弾圧をおこなった。つまり空爆で民衆を徹底的に痛めつけたのだ。そのためイラクはいま無政府状態の大混乱になっている。そして火事場泥棒が大手をふって、住民が逃げて空になった住宅を荒らしまわっている。そのある一軒のアパートに一室が映画のぶたいになっている。映画の照会は別途書く。

▼実は数日前の夜、NHKBSプレミアムで凄いドキュメンタリー映画があった。「ザ・ケープ」1時間半の作品だった。主人公は30歳の女医さん。破壊されつくされた病院の地下に籠って救急治療を行っている。血達磨になった大人や子供が次々運び込まれる。困っているのはベッドもない、血清も足りない、薬品もない。食料すらない。最初の場面で女医さんが対応すると。患者が「男の医者はいないのか?男を出せ」と差別の深さを知らされる。爆撃は動くものを狙う。親が殺害されて、残された幼子はどうなるのだろうと思わわせる。子供は自分の怪我よりも親はどうしたか気になる。痛さをどう我慢してこらえるかも分からない。なぜ幼子を狙うのか?ある時子どもたちの誕生祝いをする。集められる材料でケーキを作って喜ばせる。飾りの風船はないから、手術用手袋を膨らませ奇妙な風船になっている。

▼後半治療法がわからない爆弾が落とされる。子供たちは泣き叫ぶ元気もなくグッタリしている。地下病院は爆撃が激しいこと、薬品も手に入らないので撤去することが決まる。トラックに乗った女医さんもとりあえず親の隠れ家を探して避難するという。子供たちも将来大きくなったら病院の事は忘れてしまうが、優しいしい女医さんがいたことだけは覚えていてくれるに違いない、と自分を納得させトラックに乗る。

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August 25, 2020

NHKBSの優れた番組

▼土曜日は暑かった。午前9時に家を出て、久しぶりに岩波ホールに出かけた。ホールはコロナで一般公開はしていなかった。10時前には会場に着く。順番は10位くらいだ。この時間に行けば最前列の中央に座ることができる。座席は一つ置きに座れるようになっていた。さらに不必要は椅子は外されていた。後で分かったことだが、9月末から来年3月までリニューアル工事で閉館になるという。はっきり言ってここの椅子はギンレイホール同様、ワーストから数えた方が早い。上映されていた映画「シリアにて」は内容も確認しないままチケットを買った。シリアの場所は、先日大爆発事故が起きたレバノンの東隣の国で、海なし国である。国は内乱で廃墟となっている。その廃墟の建物の3階に避難して、息を潜めて暮らしている一家の室内劇である。あとは映画館にお運び頂きたい。どうやら猛暑のピークは過ぎて、自室はエアコンなし、サーキュレーターだけで猛暑は乗り切った。

▼映画が終っていつものルートで神保町周辺を探索しながら小川町に向かって歩き。交差点の近くにある和食の見せて昼食を摂る。映画館を出て秋葉原まで歩くが、外は皮膚がやけどしそうな暑さだった。もう外を歩くのは苦痛なので、一軒のPCショップだけ覗いて帰る。うっかり買い物袋をもってくるのを忘れ、1枚買う。買い物リストにメロン一個というのがあったが、小さな袋には入らないのでカットメロンを買ったが、これが家族の指定したものと違い、もちかえったら、クレームになる。

▼本当は月曜日納品の仕事がある。ブツは一週間前に完成しているが、寝かせてある。夢中になって作業をしていると間違いに気づかないことがあるので、頭が冷えるのを待つのだ。納品は24日と相手に伝えてあるので、最終点検は日曜日23日にした。この間はNHK戦争関係のドキュメンタリーを数本見た。「名もなきアフリカの地で」だった。ドイツに住んでいた一家が自分たちはユダヤ人であったため、ナチスの台頭を恐れケニアに逃げる。ドイツに残っていた祖父母は行方不明になってしまう。しかし彼ら親子3人は習慣も食料もないアフリカで差別と偏見と闘いながら生き延びるストーリー。ちょっと甘ったるいが、後半イナゴの大群がトウモロコシを襲う場面はすごかった。彼らはそれを佃煮にして食べてしまった。わたしは食べられるから生き延びることができる。みなさんはどうだろう。

▼NHKBSで再放送だが「巨大戦艦大和〈再)は初めて見たが、村の代表として選ばれて戦地に行くのは名誉だ。というプレッシャーで戦後も悩み続ける。土曜日のNHKBSスペシャル、「少年たちの連合艦隊、風雪の少年水平」も良い作品だった。要するに日本は将来の戦争に備え、国際条約の網を潜り15歳以下の少年たちをリクルートし、実施的に水兵として育成する。この話もすごかった。母親に入営するとき挨拶をすると「生きて帰ってこい」と言われる。彼は大和沈没の時近くの海域にいて何度か水没するがかろうじて生き残る。これも村の名誉を傷つけないようにというプレッシャーが故郷への帰国を遅らせる。

▼この間数冊の本を読んだが、一番面白かったのは吉田裕「日本軍兵士」-アジア太平洋戦争の現実。中公新書820円だった。軍刀と38式歩兵銃。食料は飯盒炊爨で戦争に勝てる筈はない。しかも軍靴の糸がなかった。一番良質の亜麻糸は北海道産だが少ししかなかった。輸入もできず他の糸で代用するすると水に浸っていると糸が溶けて靴でなくなってしまうのだ。小型無線機、サブマシンガンの開発が行われなかったのも決定的だった。後半はまったく落語を読んでいる気分になった。

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August 19, 2020

盆の間に見たTVドキュメンタリー等の感想。

▼猛暑が続く。日差しが強いときはなるべく室内の仕事をするようにしている。昨日のモーニングバードを見ていたら、火曜日のコメンテーター、青木理さんは「ぼくも実家に帰省しようと思ったが、近所で帰省したら石を投げられた、という噂を聞いたので、帰るのは止めた」とコメントしていたのには、笑ってしまった。わたしの実家、青木さんと違って市街地ではなく、田んぼのなかなので、100mくらいの遠投が出来ないと、敷地には入らない。お盆の最中に薬が一種類不足してしまった。私がのんでいるのは3種類の薬である。朝3種類、夜1種類だけ。これを昔、東大生協で買った、ピルケースに入れて元歩く。カンボジア旅行の時から常にこのピルケースを持参した。先週の日、月にケミファを飲むことができなかった。それで昨日やむなく火曜日にいつものクリニックに出かけた。しかしクリニックも休み明けということもあり、物凄く患者が待っていた。だが1時間我慢したら順番が来た。通常、医者は問診と腰痛緩和のビタミンB1を打つだけだ。

▼このお盆の間に見たTV番組で印象に残った番組をいくつかご紹介する。1番目。アメリカ軍の九州上陸作戦をしようとしていたことが分かった。さらに原爆は9個作って投下の準備をしていた。アメリカ軍は九州を絨毯爆撃し、動くものはすべて機関銃や爆弾で破壊した。そのため多くの子どもや民間人も犠牲になった。アメリカ軍は日本人の「一斉に天皇陛下万歳」と呼応し、なぎなたや銃剣の刺突訓練を恐れた。つまり同調圧力を破壊する方法を研究していた。2番目、日本軍の原爆作成計画。日本軍部は物理学者に「まだか、まだか」とせっついた。しかし日本の学者は日本では純度の高いウランは取れないことが分かって、軍部の言うことは聞かなかった。その代り京都大学内にcyclotron(さいくろとろん)を作った。しかしアメリカ軍はそれを聞き出して、サイクロトロンは細かく破砕してしまう。それどころか研究者が研究過程や、結果を記載したノート20冊まで押収していった。学者たちは抗議したが受け入れられなかった。おそらくこれはソ連や中国の核開発の資料になることを恐れたものだろう。3番目はアウシュヴィッツで発見された,ビンや空き缶に詰めて隠された、ユダヤ人を監視して、ガス室に導いた特殊部隊に所属していた(いわばカポのような人々が戦後発見してほしいと書いた残酷な実態だった。ユダヤ人を殺さなければ自分も殺されてしまう。ある時ガス室に向かう8歳の少女に「あなたもユダヤ人でしょう。自分だけ助かって恥ずかしくないの」となじられる。

▼あとはアルゼンチン生まれの名ピアニスト、マルタアルゲリッチの生涯というか生き様。アルゲリッチのCDは一枚だけ持っている。場面はショパンの名曲から始まった。彼女は若い頃からむらっけがあり、昔日本に演奏できたとき、夫だったか恋人との間の痴話げんかで、演奏をキャンセルして帰国してしまったことがあった。演奏もあったが、彼女の自分の生き方と二人のむすめたち、それと夫との関係が丁寧に描かれていた。

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August 13, 2020

国はなぜ「黒い雨」判決を控訴したか?

ご存じのとおり、7月29日広島地方裁判所民事第2部(高島義行裁判長)は、原爆投下後に降った「黒い雨」に遭っていながらその地点が国が政令で定めた第一種健康診断特例地域の外であったためこれまで被爆者援護の対象から外されていた原告全員に被爆者健康手帳を交付することを広島市と広島県に命じる判決を出しました。

昨日読者の皆さんにツイッターで厚労省に「黒い雨判決で控訴するな」の署名を出すようお願いしました。実はわたしの所にはメーリングリストでかなり長いメールをいただいています。ツイッターは文字制限がありますので、あのような形になりました。要旨は以下にあります。要するに国の原子力政策にかかわってくることなのです。

現在、控訴を断念するかしないかをめぐって、広島市・広島県と国(厚労省)との間で協議が続いています。
「黒い雨」裁判の被告は、被爆者健康手帳交付業務を行う広島市と広島県ですが、広島市・広島県は実はこれまで原爆被害者救済の立場から第一種健康診断特例地域の拡大を国に求めてきました。
「控訴したくない」というのが、広島市・広島県の意思であろうと思われます。
しかし、被爆者健康手帳交付が認められる第一種健康診断特例地域は国の政令で決まっているため、広島市・広島県は国と協議を続けています。
「中国新聞」の次の記事をご参照ください。
 ▽「黒い雨」訴訟、厚労省が控訴検討 「新たな知見ない」 広島市・県は救済要望
https://www.chugoku-np.co.jp/local/news/article.php?comment_id=670505&comment_sub_id=0&category_id=256
 国(厚労省)は、「黒い雨」判決を受け入れたくないでしょう。なぜなら、「黒い雨」被害を認めるということは、いわゆる「低線量被曝(=100ミリシーベルト以下の被曝)」とりわけ「低線量内部被曝」の影響を認めるということになるからです。
 「低線量被曝」・「低線量内部被曝」の影響を認めれば、原発事故による被害とその補償の範囲も、大幅に拡大しなければなりません。
 原発事故による「帰還困難区域」も「居住制限区域」も、「食品中の放射性物質に関する基準値」も厳しく見直さなければなりません。
 さらには、福島原発からのトリチウム汚染水放出の方針も、膨大な放射性物質放出を伴う六ケ所村再処理工場稼働計画も見直さなければならなくなります。つまり、軍事用・商業用を問わず核開発が必要としてきた「放射線安全神話」が崩壊してしまいます。
 国(厚労省)は、原発や核(→そこから利益を得る国際核利益共同体)を守るために、目の前にある「低線量被曝」・「低線量内部被曝」の影響を否認するのか。
 75年間放射線被曝被害に苦しみながら救済を受けられなかった人たちをこの期に及んでまだ切り捨て、同様に、これからもあらゆる放射線被曝の被害者を切り捨てようとようとするのか。

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August 12, 2020

NHKBSでナオミ・クラインの「グリーン、ニューディール」政策を見る。

▼昨晩のNHKBS「ナオミ・クライン」は良かった。ご自身がイラク戦争で見聞きした、軍主導の「市場経済」実施作戦が失敗した実例をもとに分析していた。つまりイラクの経済を破壊して、アメリカの資本が乗り込む。それはチェイニーのハリー・バートンなどが良い例だったと思う。う国のカネを使って戦争をし、イラクという国を全面的に破壊する。しかる後に自分の会社を使ってイラクを再支配する方法だった。しかし破壊した経済は立ち直らなかった、このような仕組みをナオミ・クラインは「ショックドクトリン」と名付けた。

▼彼女はニューヨークに住んでいて、息子さんもこのコロナでリモート授業が始まった。しかしNY市長がやろうとしているのは、Googleのトップやマイクロソフトのトップを中心に据えた、生徒に言うことを聞かせるリモート教育である。教育で大切なのは教師と生徒のふれあいから来る信頼関係の構築である。いま彼らがやろうとしているリモート教育とは、「トップの言いなりになる生徒」を作る事である。ナオミはひと事で言えば「グリーン・ニューディール」である。化石燃料に依存することなく、今ある自然エネルギーをうまく使って世の中を動かす考え方だ。

▼実は月曜夜のNHKBSで「銃・病原菌・鉄」のジャッジ・ダイヤモンドが出演して「コロナ危機。未来の選択」という番組があった。ここで彼はチリ沖にある「モアイ」がなぜ資源がなくなって滅びたかは、今の地球の近未来の姿」だと表現した。つまり今の地球上の資源の水、樹木、土はあと30年で枯渇する。そうしたら人間は滅亡するしかない。その時になって人間はなんというだろうか?

▼結果としてナオミ・クラインもジャッジ・ダイヤモンドも同じことを言っていた。昨晩の番組では「新自由主義」の語源の解説がひと事で出て来たが、録画した方はもう一度2本見直した方が良い。明日はイギリスの経済学者が話すことになっている。

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August 11, 2020

連休中の出来事

▼猛暑である。わたしが仕事をする部屋にはエアコンはあるが、作動せず空気をかき混ぜるだけだ。夏になる前に修理をしようか?買い替えようかと迷っているうちに、夏本番になってしまった。エアコンの電源コードをつないで電源スイッチを入れてみたが、風をかき回すだけなので、運転は止めた。そのかわり家族が空気をかき混ぜるサーキュレーターを買ってあったので、それで空気をかき混ぜている。卓上ファンもあるが、これは気休めにしかならない。サーキュレーターは首は振るし、速度も調整できる。今年の後1か月はこれで我慢しようと思っている。どうしても我慢できなければ居間に行けばよい。幸い図書館も8月6日から全面立ち入り許可になった。と言っても一人の時間制限があり、1時間までである。

▼コロナ警報が出た時、図書館は一斉に立ち入り禁止になってしまった。最初は返却だけできた。しかし日本の高齢者にとって図書館は、休憩場にもなっている、つまり平日の9時開館時間には高齢者が押し寄せ、図書館が開くのを待っている。そして新聞置き場、雑誌置き場に駆け付け午前中はそこでくつろぎ、情報交換をしている。だから最近公開されたアメリカ映画「パブリック、図書館の奇跡」のような避難場所にもなっているのだ。だからその人たちにとって3ヵ月は行く場所もなく辛かったと思う。わたしの場合座席をネット予約してPCを持参すれば原稿を書く場所にもなる。wifiは使えるが、たった1時間ではまとまった原稿は書けない。

▼昨日連休の最終日はNHKBSで「穂高を愛した男、富田八郎・命の映像記録」を2時間見ていた。厳寒の穂高の動画を撮影するだけでなく、穂高の遭難救助隊にも積極的に参加していた。家族3人を家に残して1年の半年は穂高山荘を拠点に撮影をしていた。しかし親しい友人が二人遭難で死亡し、ご自分も次の仕事でカヌーに乗る必要があり、北海道でその訓練をしているとき、死亡してしまう。奥様手作りのおにぎりをいつももって穂高に登っていた。富田の死後初めて奥様も穂高に登り途中の地点に手作りのおにぎりと富田の遺影、そして愛犬の写真が手向けられた場面にはジーンとなった。

▼よる9時にはNHK第一で[アファンの森よ永遠に」というcwニコルスの生き方を描いたドキュメントに魅入ってしまった。つまり川と共存できなから日本人は「川の土手をコンクリートで固める」その思想を変えない限り、川の氾濫は防げないというものだ。彼はイギリス本土の生まれだがウェールズに出された。そこで言葉が上手く表現できないのでいじめにある。その炭鉱地帯だったが石炭を掘りつくし、ぼた山が残る。ある時長雨が降り、小学生が100数十人生き埋めになって死亡する。その反省からぼた山を自然公園としてよみがえらせる。自然との共生という点でショックを受けた。大地町の捕鯨を描いた「勇魚」(いさな)「魔女の森」は読まねばならないが、長そうだ。とりあえず串田孫市の「山のパンセ」が紹介されたので図書館にオーダーを入れた。

▼しかし香港は大変なことになっている。民主主義の「み」の字も感じられない。一党独裁国家で、この調子でいくと台湾もシンガポールも飲み込みそうな勢いである。ある民放でひと月ほど前にこの問題を解説するとき映画「慕情」から始めたのは良かった。音楽と風景は良いが中身は大したことはない。夫が戦死し、香港の病院で働く中国系女医が、アメリカの新聞記者(ウィリアム。ホールデン)は朝鮮戦争に従軍するが死んでしまう。風景と音楽だけは良かった。元阪神の田淵は携帯の着メロが「慕情」だと言っていた。アメリカの新聞記者は路上のほこりのなかでタイプを打って原稿を書いている場面は奇妙だった。

 

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August 10, 2020

◇「ジョーンの秘密」を見る。

▼映画を1本見ただけで連休は終わってしまった。本当は母の新盆だがご存じの通り、「お盆の移動自粛」で動けない。わたしが東京で仕事をして移住していることは村人を招致しているので、青森のように「落書き事件」ならないとは限らない。きょうの辺見庸さんのブログによれば愛犬は死亡したらしい。さらに「世界」8月号の「メディア批評」(神保太郎)にNHK・Eテレ「こころの時代 緊急事態宣言の日々に」のことが載っていた。「この番組は、膨大なコロナ禍情報のなかで、屹立していた」とある。わたしはこの録画は消さないでもっている。さらに選手放映されが「ナウシカから考えるコロナ」はもっと良かった。映画ナウシカはハッピーエンドだったが、本のナウシカはそうなっていない。その辺を生物学者福岡伸一らが解明している。これも録画を持っている。

▼映画とは「ジョーンの秘密」である。実はイギリスはドイツが原発を先に作ることを怯えていた。現実にドイツはデンマークのテレマークに核分離装置を作ろうとしていた。映画は小説が原作になっている。映画が終ってから映画館の近くの中華店に入ったら同じ映画を見た、私と同年代の老夫婦が主人公の恋人妻になろうとしている女を裏切tったものだ、と息巻いていた。これは小説の映画化だよ。映画では女性研究者が核をアメリカが独占するのは良くないとしてソ連に情報を流したという設定になっている。現実の話、イギリスは最初アメリカと原発を共同開発しようとしていた。しかしある時から情報交換をアメリカは拒んだ。それでイギリスは必至に開発をしたのだ。わたしが読んだ本の中では、ソ連はイギリス人共産党員の中から核開発をしている人物をさがさせたとある。いずれにせよ、イギリス方面から流れたことは間違いなさそうだ。しかしそうなるとローゼンバーグ夫妻事件(ソ連に原発情報を流したとされるアメリカ人夫妻の事件で電気椅子で死刑にされた)の真相はどうなってしまうのか?

▼映画でジョーンを演じたのは映画009でジョーン・コネリー以降ボンドの上司Mを演じたジョディ・デンチである。

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