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August 25, 2020

NHKBSの優れた番組

▼土曜日は暑かった。午前9時に家を出て、久しぶりに岩波ホールに出かけた。ホールはコロナで一般公開はしていなかった。10時前には会場に着く。順番は10位くらいだ。この時間に行けば最前列の中央に座ることができる。座席は一つ置きに座れるようになっていた。さらに不必要は椅子は外されていた。後で分かったことだが、9月末から来年3月までリニューアル工事で閉館になるという。はっきり言ってここの椅子はギンレイホール同様、ワーストから数えた方が早い。上映されていた映画「シリアにて」は内容も確認しないままチケットを買った。シリアの場所は、先日大爆発事故が起きたレバノンの東隣の国で、海なし国である。国は内乱で廃墟となっている。その廃墟の建物の3階に避難して、息を潜めて暮らしている一家の室内劇である。あとは映画館にお運び頂きたい。どうやら猛暑のピークは過ぎて、自室はエアコンなし、サーキュレーターだけで猛暑は乗り切った。

▼映画が終っていつものルートで神保町周辺を探索しながら小川町に向かって歩き。交差点の近くにある和食の見せて昼食を摂る。映画館を出て秋葉原まで歩くが、外は皮膚がやけどしそうな暑さだった。もう外を歩くのは苦痛なので、一軒のPCショップだけ覗いて帰る。うっかり買い物袋をもってくるのを忘れ、1枚買う。買い物リストにメロン一個というのがあったが、小さな袋には入らないのでカットメロンを買ったが、これが家族の指定したものと違い、もちかえったら、クレームになる。

▼本当は月曜日納品の仕事がある。ブツは一週間前に完成しているが、寝かせてある。夢中になって作業をしていると間違いに気づかないことがあるので、頭が冷えるのを待つのだ。納品は24日と相手に伝えてあるので、最終点検は日曜日23日にした。この間はNHK戦争関係のドキュメンタリーを数本見た。「名もなきアフリカの地で」だった。ドイツに住んでいた一家が自分たちはユダヤ人であったため、ナチスの台頭を恐れケニアに逃げる。ドイツに残っていた祖父母は行方不明になってしまう。しかし彼ら親子3人は習慣も食料もないアフリカで差別と偏見と闘いながら生き延びるストーリー。ちょっと甘ったるいが、後半イナゴの大群がトウモロコシを襲う場面はすごかった。彼らはそれを佃煮にして食べてしまった。わたしは食べられるから生き延びることができる。みなさんはどうだろう。

▼NHKBSで再放送だが「巨大戦艦大和〈再)は初めて見たが、村の代表として選ばれて戦地に行くのは名誉だ。というプレッシャーで戦後も悩み続ける。土曜日のNHKBSスペシャル、「少年たちの連合艦隊、風雪の少年水平」も良い作品だった。要するに日本は将来の戦争に備え、国際条約の網を潜り15歳以下の少年たちをリクルートし、実施的に水兵として育成する。この話もすごかった。母親に入営するとき挨拶をすると「生きて帰ってこい」と言われる。彼は大和沈没の時近くの海域にいて何度か水没するがかろうじて生き残る。これも村の名誉を傷つけないようにというプレッシャーが故郷への帰国を遅らせる。

▼この間数冊の本を読んだが、一番面白かったのは吉田裕「日本軍兵士」-アジア太平洋戦争の現実。中公新書820円だった。軍刀と38式歩兵銃。食料は飯盒炊爨で戦争に勝てる筈はない。しかも軍靴の糸がなかった。一番良質の亜麻糸は北海道産だが少ししかなかった。輸入もできず他の糸で代用するすると水に浸っていると糸が溶けて靴でなくなってしまうのだ。小型無線機、サブマシンガンの開発が行われなかったのも決定的だった。後半はまったく落語を読んでいる気分になった。

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