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December 15, 2020

12月14日は、必ず「忠臣蔵」を見る。

▼日曜日に猫がやって来た。それも二匹が一度にだ。すでに書いたように、一般社団法人猫保護センターとコンタクトを取って一か月。猫は1匹より2匹の方が育てやすくて良いとも言われた。我が家に来た猫ちゃんは大体20年近く長生きしている。となると、今度はわたしは彼らに看取ってもらうことになるかも知れない。

▼保護活動をしている方は猫のおもちゃや、今までの場所でにおいのついているハンカチ、点眼薬に餌なども持ってきてくださった。そして2時間くらい滞在していて最後に「猫が逃げたり、病気やえさを食べないとか困ったことがあったら24時間電話してください」と名刺を置いていった。1歳くらいのオス猫はイチロー、3ヵ月くらいの雌猫はニコちゃんという名前を付けた。というのは30年以上前の大昔、最初にもらったオス猫は数字の「〇五郎」から始まっていた。その後名前には。何等かの一連番号がついているからだ。

▼メスのニコちゃんの母猫はわたしの家の近くの私鉄駅構内で、施設の人に発見された。彼女たちは週電が終ってから「どこかで猫の鳴き声が聞こえる」と連絡があったので駅員さんに断って聴き耳を立てて探した。するとプラットホームの下から発見された。母猫も一緒に保護され名前は「デビ夫人」という。お母さん猫もさいきん貰い手が見つかったという。保護施設とのやり取りはフlェイスブックで、近況を知らせるようになっている。わたしはフェスブックはCIAの情報収集ツールだと疑っているのでやってない。しかし毎日頻繁に猫の健康状態を知らせる必要があるのでペンネームで再入会しようと考えている。

▼オス猫のイチローも最初の日だけかなり興奮していて怖いくらいだった。1日目は自力でケージを脱出してしまった。我が家は高層階なので保護猫センターからケージで育ててくれと言われ、それを守っている。ケージを一度脱出されたので大きな洗濯バサミで簡単には動かないようにした。保護センターに払ったお金は、予防接種の注射代実費(獣医の証明書あり)1匹に2万5千円だけだった。

▼昨日は討ち入りの日だ。「敵基地攻撃」の原稿が仕上がったところで、都営バスで両国まで出かけた。駅から10分くらいの場所にあり、人がひっきりなしに訪れていた。討ち入りの日は「忠臣蔵」を見るのがわたしの流儀だ。数年前は12月になると4~5本テレビでやっていた。一番面白かったのは杉良太郎が片腕を切り落とされるのだった。昨夜TVをチェックしたらBSTBS2chで「女たちの忠臣蔵」(石井ふく子演出)をやっていた。おしんの小林綾子が足が不自由な役を演じていた。数年前彼女が不自由な身体で兄を追う場面で終わりかと思って、暗い映画だと感じた。ところが昨晩見たらそれは一部の終わりだった。2部があったのだ。大石蔵之助は丹波哲郎、妻りくは香川京子だった。香川はわたしが小学生の頃、校庭にやってくる映画会(スクリーンは学校のカーテンだった)憧れの女優だった。2部では本懐を遂げて47人が永代橋経由で泉岳寺まで行進する場面では町の人々が「おめでとうございます」と口々に言って振る舞い酒を飲む。「おめでとう」には思わず涙が流れそうになる。わたしもニッポンジンだなー。原作は橋田寿賀子だから、男が「本懐」を遂げる裏にはかくも多くの女性が犠牲になっているというスタンスにはなっている。

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