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October 11, 2021

今年のアカデミー受賞作「国家の嘘」を見る。

土曜日は有楽町ヒューマントラストで「コレクティブ 国家の嘘」を見た。理由は一般新聞で読者の感想を読んだからだ。大体映画評論家のそれはバイアスがかかっている場合が多いのであまりあてにならない。この映画はルーマニアの映画である。ルーマニアと言えば、あの独裁者チャウシェスクが私腹を肥やし、「自主独立」のもと「軍隊を増やした」ことで知られている。その癖国民には耐乏生活を強要した。ルーマニアの映画を見るのは20年くらい前の「4ヶ月、3週と2日」が初めてだった。舞台は1987年ルーマニアだ。冬独裁政権下の自由を奪われた社会主義当時のルーマニアは、人口増加政策のために中絶は法律で禁止されていた。そのため中絶をおこなう医者は罪に問われていた時代だ。また、避妊具の販売も禁じられていた。友人のガビツァ(ルームメイト)を助けるためにオティリアの長い1日が始まる。これはツタヤのレンタルビデオにもあるので借りて見て欲しい。ただ堕胎の場面はかなり残酷で、最後まで画面を正視できるかどうかは分からない。たしか当時の渋谷ユーロスペースで見たような気がする。
▼さて「国家の嘘」だ。2015年10月、ルーマニア・ブカレストのクラブ"コレクティブ"でライブ中に火災が発生する。27名の死者と180名の負傷者を出す大惨事となった。しかし火災現場から脱出して一命を取り留めたはずの入院患者が複数の病院で次々に死亡して、最終的には死者数が64名まで膨れ上がってしまう。カメラは事件を不審に思い調査を始めたスポーツ紙「ガゼタ・スポルトゥリロル」の編集長を追い始める。彼は内部告発者からの情報提供により衝撃の事実に行き着く。その事件の背景には、莫大な利益を手にする製薬会社と、彼らと黒いつながりを持った病院経営者、そして政府関係者との巨大な癒着が隠されていた。真実に近づくたび、増していく命の危険。それでも記者たちは真相を暴こうと進み続ける。一方、報道を目にした市民たちの怒りは頂点に達し、内閣はついに辞職へと追いやられる。正義感あふれる若い保健省大臣が誕生する。彼は、良心的なジャーナリストの力を借りて腐敗にまみれたシステムを変えようと奮闘するが...。

▼わたしはアカデミー賞を信頼していないから、それらの作品はあまり見に行かない。つまりハリウッドは映画製作会社から配給会社まで某マフィアに牛耳られている。なぜハリウッドで反ナチス映画が頻繁に制作されるのか?といえばその辺に理由があるの

 

 

 

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