« January 2022 | Main | March 2022 »

February 20, 2022

面白かった「夜と女と毛沢東」を読む。

▼相変わらず日本のメディアはメダルの数と、お涙頂戴の記事ばかりだ。この間いろいろあった。某地方の某市では中心人物がコロナ陽性だったことがわかり、濃厚接触者の洗い出しに追われていたようだ。しかしパルスオキシメーターもない。検査キットもないでは、「群盲なんとやら」である。

▼反原連の10年にわたる首相官邸前の抗議は昨年暮れに幕を閉じた。首相官邸前の抗議が始まったのは2011年3月ころだった。わたしが行き始めたのは同年6月からだった。最初はほんの物見遊山のような気持ちで行き始めた。一番嫌だったのは知り合いがい一人もいないことで「怪しい人物」として疑われることだった。一生懸命やっていたら、その心配は消え失せた。辛いのは夏よりも冬で震え上がる寒さだった。友人たちは「ホカロン」をたくさん持て、靴にも入れろだった。しかしそれでも効果はなかった。記録のためには、最初はカメラしかなかった。ユーチューブもアナログ回線でやっていた。半年ほどして有楽町ガード下にビッグカメラアウトレット店がオープンして1万円のビデオカメラを買った。それまでもビデオカメラはあったが、アナログだった。1万円のそれはHDDがなくて録画はSⅮカードにしかできなかった。普通のカメラで撮影したユーチューブ動画が関係者の目にとまり、画像提供の協力を依頼された。

▼その提供の見返りは映画が完成したらDVD1枚差し上げる、という内容だった。議員会館地下で模様された試写会にも招待され、エンディングロールで自分の名前も確認した。しかし担当者にいくら催促してもDVDは届かず。最後にはメールも届かなくなってしまった。自分の目的を果たせばおわりなのか?非常に腹が立った。ネットで探せば500円から1000円以内で有料で手に入る。だがそれはしゃくだ。さがしたら地元図書館に「首相官邸の前で」(DVD付き)あったのでそれを借りた。本件に関してはその他にも、色々言いたいことがあるが、大人だから黙っていよう。

▼このところ読んで面白かったのは「夜と女と毛沢東」吉本隆明×辺見庸対話集である。マルクス主義を根底から覆すような内容である。とくに毛沢東がいかに女好きでインチキな人間か分かる。わたしは毎日右から左まで約50種のブログを読んでいる。辺見さんもその一人でアマゾンで本書を買ったと書いてあったので借りた。ご自分の著書も手に入らないというのは何処も同じだ。辺見さんは中国特派員を2回しており、当局から2回国外退去処分になっている。当然共同通信のバックアップがなかったら、どんな「処分」を受けたか分からない。

▼昨晩日本の若者が選ぶ歌謡曲200曲と言う番組があって見た。私が好きな「東京だよおっかさん」などの曲も10曲以上あってうれしかった。中でも一番良かったのは岩崎宏美である。彼女の「思秋期」は最高の曲だと思う。オーケストラをバックにあれだけ朗々と歌えるのは彼女だけだろう。これはユーチューブでも見れる。彼女は実家が深川にあり、押上にある「B」(わたしの住まいから徒歩10分)というクラブに息抜きで時々お忍びで来ては歌っていたらしい。今は来ていない。

|

February 18, 2022

あーあ、ロシアには絶対住みたくないな。

▼ああ、「ロシアには絶対住みたくない」。昨夜遅くまでTVのスケートショートプログラムを見ていてつくづくそう思った。あの、薬物?接種疑惑の少女のこと。パーティのとき祖父が薬を飲んだコップを口にした。娘は実は心臓病を患っていた?そう言って、最初は母親が娘をかばっていた。これもロシア政府からいわされていることだ。日本の警察ドラマだったら刑事が机をパンパン叩いて「てめえふてえ野郎だ、日本の刑事をなめるんじゃない」とどやされる所だ。
▼彼女は最初から精神的に参っていた。演技が終わって戻ってくると女性のコーチに「投げているんじゃないの。やる気があるの」ときつく言われていた。あのザギトワまでとばっちりを受けないように席を立って逃げて行った。スケート選手は金の卵だ。成功すれば2から30年は楽が出来る・しかし失敗すれば次の仕事はないから。お先まっくらだろう。帝政ロシアから社会主義国になってからも「党」の特権階級がうまれてから、そのシステムはずっと続いた。日ソ中立条約だってどれだけ真剣に守るつもりがあったのだろう・

▼文献を見るとソ連は戦略上、東に不凍港を、持ちたがっていた。だから一刻も早くナチスをせん滅して東の日本の領土を狙っていた。それが証拠に戦争末期、北海道を半分よこせと言っていた。さすがにそれは米軍から拒否された。しかし日本の抵抗を見ていて、難しいとおもったのだろう。日本政府は「北方4島をかえせ」と言っているが油断をすると逆に、いまでも北海道に乗り込むことをあきらめてはいないだろう。先日ご紹介した「週刊金曜日」記事で在日ウクライナ大使が「択捉に巨大なミサイル部隊」を置いているのは、いざという時の準備だ」と語っていたのはそういうことだろう。

▼ナチスドイツと闘っていたソ連は密に満州に早くいくことができる鉄道のう回路を作っていた。これは最近検証で証明されたことだが、その鉄道路線跡は今でも残っている。

|

February 15, 2022

北京オリンピックにうつつを抜かしているときか?

▼昨日午後3時頃には得意先の月例の仕事を終え、校正係にまわした。翌朝もう一回点検して終る。

▼午後6時30分からの羽生の記者会見を見ていたら、質問するのは日本の記者だけだった。なぜウクライナ戦争が迫っているのにこんなへんちくりんな会見をするのは意味不明。国民栄誉賞でも期待しているのか?

▼ウクライナ問題では先週発売になった「週刊金曜日」で在日ウクライナ大使とのインタビュー記事が良かった。北方領土を占領しているロシアの存在を忘れるな、という事だった。今朝も相変わらず、日本のバ〇メディアはオリンピック一色である。ウクライナで自費で単身取材をしている田中龍作さんはいつ脱出するのだろう。田中さんのHPは一日で2000件ものサーバー攻撃を受けたと書いている。もちろんロシアによる攻撃だ。それなのに日本のメディアは薬物疑惑で出場が危ぶまれている若い美人バレースケートの選手を持ち上げることしか知らない。これはロシアの国家ぐるみの犯罪なのだ。出場禁止が解けたという夜のニュースではロシア人のおばちゃんが「ロシアの勝利だ」とうそぶいていた。「もしロシアがウクライナに侵攻したら、オリンピックは中止だ」と言って見ろ。

▼わたしの部屋のミニコンポは何故か朝3時頃毎日鳴り出す。そのたびに起きて電源を切っている。これも何とかしなければ。友人とは1年前に「コロナで会えなくなるから顔の見える携帯にしてくれ」と頼んだ。しかし帰宅してどうやっても画像は出てこない。翌日携帯ショップに行き「取り換えてくれ」と頼んだら、「それは画像がでない機種」だという。騙されたのだ。もう契約の4年使うしかない。それまでお互いが生きていればよいが何の保証もない。しかもわたしのショートメールはブロックされているのか、殆ど届かない。

▼仕事がひと段落した時、親友の某氏とメールがつながった。某氏とわたしは趣味が全く同じだ。10年前に発売になったあるものが再発売されるという情報だ。10年前はお金がなくて買えなかった。もちろん今もない。もう物が増えない生き方をしようとしている。彼と話しているうちに方向がだんだんそれて映画の話になったところで終った。

▼オス猫の左眼が腫れている。医者にいくにも捕まえるまでが大変だ。今朝は多少良くなったが、家の中の猫を捕まえるのが上手い人をさがしている。もちろん謝礼は払えない。

 

|

February 13, 2022

今年の寒さは腰に来る

▼今年の冬の寒さは堪える。いつもはこんなに腰痛は出てこない。そのため1月の行動の撮影には一切出ることが出来なかった。1週間前、東京にひさし繰りに雪が降った。家族は毎日朝9時に出勤して帰宅は午後⒑時を過ぎることが多い。電車がストップしたら夜中になると覚悟していたら11時過ぎに帰って来た。もう体力はないので、横になっていた。話によると大粒の雪が降って来たというので、パジャマの上に防寒具を羽織って外に出たのが数日前のブログに掲載したビデオである。翌朝は吹雪のスカイツリーを撮影しようと思っていたらピーカンだった。今晩あたりはどうなるか期待している。

▼昨日は原稿執筆日が24日の迫った「シネマ」の材料を仕入れに行った。有楽町ヒューマントラストの「国境の夜想曲」である。これは最新の「週刊金曜日」にも紹介されれいた。アイエスに占領された地域に息を潜めて暮らしている、民間人の生き様をドラマとして描いている。某新聞購読者には月末にお届けできる。無料のブログ読者にはコストがかかっているので、残念だが、お見せ出来ない。実は映画館で長く座っているのもかなりつらい。携帯を取り換えて、いや自分では取り換えるつもりはなかった。新しい携帯が格安シムには対応していなかった。格安はよいのだが、音質は悪い、しかも会話内容が不明瞭で、かつ積素版電話サービスに対応していない。だからおちおち安心して映画も見れなかった。

▼わたしはU資本に握られている、ハリウッドのアカデミー賞の存在を信頼していない。今年ノミネートされた日本映画は原作本も読んだので今週末に自宅近くの映画館で見て書こうと思っている。

|

February 04, 2022

プロバガンダはやがて真実になってしまう。

▼昨夜は拙文だった。ラジオ、テレビで各地の様々な「節分」が紹介される。わたしの出身地佐久でも変わった行事がある。ブログをお読みくださっている方は何度も書いているので珍しくはないと思う。それは家屋で普通の豆まきが終ったあと「神棚」に向かって「えびす、大黒めをあけよ」と叫んで大豆をぶつけるのだ。そして余った豆は升にいれたまま神棚に奉納する。そして約半年後「初雷鳴」があったとき、マスを取り下げ、家族そろって豆をいただくのだ。そうすると作物は豊作になると言い伝えられており、その習慣は今も続けられている。

▼家で夜豆まきが終わり、関東では一切なかった習慣である「恵方巻」を食べることになった。さて今年の恵方はどの方向か分からないのでスマホを取り出し、コンパスで調べたが二つのスマホは一致しなかった。さらに夜、娘が帰宅してから試したが正確な北北西の方角はやはり分からなかった。もしかしたら我が家は恵方に見放されているのかも知れない。

▼銀座に行くときわたしは常にバスと都営地下鉄で向かう。本所吾妻橋から東銀座に行って降りる。晴海通りを歩くのが好きで、映画館の多い通りを歩く。東銀座で下車すると歌舞伎座の中を歩いて抜ける。この雰囲気も好きだ。30台の若い頃は月2回くらいは通っていた。地下から地上に出るエスカレーターに乗っていると壁に某ハム会社の広告が出ている。歌舞伎役者「松本家ご愛用の逸品〇〇〇ハム」と書いてあるのは笑える。あんな歌舞伎役者の大物が添加物満載のハムを食うハズがない。どうようにTVのCMでは松たか子の白い皿欲しさに「ヤマ〇ザ〇」ハムのcmに出ている。良いとこのお嬢さんが添加物満載のハムを食うハズがないと思って通り過ぎる。

▼だがCMやプロパガンだは「繰り返される」ことによって真実になってしまうことがある。ウクライナ問題をめぐる駆け引きがまさにそれに該当する。

|

February 03, 2022

街頭に出て抗議をするから意味がある。

▼寒いところで育ったのに、冬の寒さは身体にこたえる。小学校の頃学校まで約1kmの道路を往復するのだが、防寒帽子を被っているにも関わらず、吐いた息が頬に絡みつき、それがしもやけや、あかぎれになるのだ、正月に見たNHKで「ガイヤの夜明け特集」を全部見た。その中に黒部ダムを作る苦労の実写版があった。黒部のはんばに籠る人たちは家族と水杯を交わしてきている。あるのは業務連絡をする無線電話だけである。私用には使えない。たとえ家族が危篤になっても電報を打っても配達する人がいない。あるとき仕事で連絡のため山を下りる事になった人が、働いている現場監督の夫と握手し、山を下りておくさんのと事に挨拶に行く。奥さんと握手して「旦那さんと握手してきたので、旦那さんの手だと思って握手してください」という話には泣けた。

▼ダムを作る起点になったのは大糸線の信濃大町であった。しかし私が小学生の頃大糸線はつながっていなかった。学校で教えてもらったのは松本から信濃大町までの大糸南線と信濃大町から北の大糸北線だった。先日も雪崩があって数日間不通になっていた。わたしの実家は一番外側に戸板の雨戸、その中に障子紙だけだった。真冬は家の中にある漬物が凍ってしまった。暖房は炬燵だけで、それを囲んで家族は布団を敷いた。だが朝になると喉をやられてカラカラになった。

▼毎週金曜日の反原連国会前抗議には10年間通った。とくに冬は辛かった。カイロなど持って行ったがまったく効目がなかった。昨晩は5時から6時まで秋葉原日本原電本社前抗議の日だった。しかし寒いし、秋葉原はトイレがない。寒い中1時間半も我慢するのはとても肉体的に辛い。原電が終ると新橋東京電力本店に移動して抗議となる。これが午後7時半から45分頃まで続く。こちらはトイレが複数ある。しかし東電本社は、皇居のお濠の脇にあるから水面を伝わってくる風が冷たいのなんのってありゃしない。だからわたしは撮影と中継目的で参加しているが、とても身体がもたないので東電前にはいかない。

▼昨晩はわたしにとって久しぶりの屋外抗議だったが、寒すぎで取りやめた。もしもTwitterだけで世の中が変わると思っている方がいらしたら、3ヵ月に1度くらいは現実の行動に参加することをお勧めする。某新聞に政党のトップがミャンマーを論じたり、コロナワクチンを論じたり立派なものだ。抗議の現場で一度も顔を見せたことがない人が、偉そうなことを言っても全く説得力はないのだ。誰も付いていかないよ。

|

« January 2022 | Main | March 2022 »