« February 2022 | Main | April 2022 »

March 31, 2022

神田から千鳥ヶ淵に回る。

▼昨日午後1年に1度電話する友人に電話をかける。しかし応答はなく着歴を見てコールバックがあった。彼が気にしているわたしの取材で「一番興味をもっているテーマを近日中に取材する」からと伝えると、喜んでいた。ところで「今どこにいるのか?と聞くと京都の渡月橋だ」という、気を利かせて写真の一枚くらいを送って欲しかったが、頼んだら「撮っていない」という返事が来た。取材は来週あたりに行い、メーデー頃の新聞に掲載されると思う。

▼きょうはシネマの締め切りが迫っているので映画を1本見た。本当はアカデミー賞になりそうな、あの映画にしたかったが映画が、上映時間が3時間もあってはわたしの生理的許容範囲を超えるのでいかない。村上春樹の小説だけは持っている。ビデオになったら見よう。それにハリウッドを牛耳っている「資本」も「反ナチス」映画なら何でも作るというあざとい姿勢が大嫌いである。だからアカデミー賞作品はあまり見る気がおきない。

▼きょうのフランス映画も前半とても退屈で1時間も眠ってしまった。有楽町で昼飯を食べてから、家族が千鳥ヶ淵を見たいというので誘って現地で待ち合わせる。わたしは古本屋周りをしたかったのだ。昔のDVD「自転車泥棒」を300円で買う。さらに佐野真一の「甘粕と満州帝国」という本を見つけた。分厚かったの買わなかったが、タイトルを記憶して帰宅してから図書館にリクエストした。

▼しかし昨晩のウクライナとロシアの第4回目の直接対談の模様を報道する、報道各社のアナウンスは悪意に満ちていた。つまり女性アナウンサーのおどろおどろした声で「直接会談は暗礁に乗り上げている」風をイメージさせるのである。会談は繰り返すことによって糸口を探し出すものだ。

▼今朝の田中龍作ジャーナルを読め!田中さんがロシアの爆弾で壊された食料貯蔵兼調理所に車と通訳と一緒に駆け付けたらウクライナのFBIも取り調べで駆け付け、田中さんがスパイではないかと厳しい取り調べを受けたと書いている。つまり大砲を撃ったとき、正確に的を射ているか味方の着弾監視員を先に忍び込ませ、着弾点を補正していくのだ。大砲攻撃の場合、どの国でも同じことをしている。田中さんはその危機をどう脱出したかは「田中龍作ジャーナル」をお読みいただきたい。同時にロシアの爆撃の下身体を張って記事を書き、写真を撮っている田中さんい支援のカンパをお願いしたい。

|

March 30, 2022

わたしもイスタンブール空港に行ったことがある。

▼みなさまお元気でしょうか?どうも「新聞は政党機関紙しかよまない」という人とは話がかみ合わない。わたしはこの1カ月余、まず国際ジャーナリストの田中龍作氏のブログを読むことから1日がはじまった。田中氏は中央区在住のジャーナリストである。都内、国会周辺でも取材をなさっていて、名刺を交換させていただいたこともある。氏は日本の新聞社には在籍しておらず、海外取材が多いのでフランスの記者クラブに入っているようだ。取材で一番カネがかかるのは交通費である。社員記者は会社の経費で落ちる。しかしフリーのばあいその移動のための交通費の工面から始まる。テレビなどで「フリーの記者」が頻繁に出てくるが、彼らはどうやって食っているか興味がある。評価されるには自分の記事が掲載された新聞や雑誌が必要になるが、ドラマにはそれがない。

▼田中氏は数年前にイスラエルやガザ地区を取材しており、すさまじい写真をHPに載せていた。もちろん死体は写らないが血の海が映るので、どういう状況か想像はできる。田中氏は今回の場合、一番ロシアが攻めて来そうなキエフに長く滞在している。そうぞうすると日本に残してきた奥様と水杯を交わしてきたにちがいない。ひと月ほど前に記事の中に奥様が粉末の味噌汁を持たせてくれたので、それを大切にして飲んでいる。1日一袋で我慢すればあと26日滞在できると書いていた。理論的計算ではもう味噌汁は残っていないはずだ。しかし田中氏は戦闘場面の描写だけではなく、市民が空襲の直下でどんな生活をしているか、正確に書き綴っている。田中氏には特定のスポンサーがいないので、記事を読んだらお金のカンパで援助してほしい。

▼田中さんはなぜフランスの記者会に入っているか?日本の記者クラブなんて国内の仲良しクラブで外国に行ったら紙切れで何の役にもたたないからだ。日本の記者クラブのカードでは、単なる紙きれで身分証明書の代わりもならない。

▼停戦に係る交渉はイスタンブールで開かれている。イスタンブールは10年くらい前に一度行った。成田から6時間くらいだったと思う。真夜中にイスタンブール空港について携帯の電源を入れると当時のガラケーでも、日本と通話ができることがわかりほっとした。

|

March 23, 2022

抜糸までの長い道のり

▼昨日は寒かったが暖房を控えて乗り切った。ただ、外科医で抜糸はしてもらえなかった。10日に怪我をして虎ノ門病院に行ってもう明日で2週間になる。今朝行ったら院長診断で明日24日朝抜糸することがが決まった。うがった見方をすれば、院長が3日連続で診察しなかったので、延ばされたと思う。院長先生は私より10歳くらい年上だ。息子さんと一緒に診察しており、息子さんは整形外科もやっている。あと外部の医師が一日通っている。院長とわたしは相性が良い。7、8年前に福岡に観光で行き、福岡タワーに登った。そのとき雑木が生えた公園で脚に怪我をしてしまった。自宅に戻り、その院長に診察してもらったら、「数日様子を見よう」と言って傷を化膿させた。そして「きょう手術しましょう」といって麻酔を使わずいきなり、足にメスを突き立て切開したのでびっくりした。つまり化膿するのを待っていたのだ。

▼3日前通いの医師がわたしのカルテを見て「最初虎ノ門病院に行ったのですね」と驚いていた。ところで「ボケますからよろしく」という記録映画をご存じだろうか?近く3作目が公開になる。関西の兵庫県呉市に住む老夫婦の様子を、東大卒で東京でプロデユーサーをしている娘さんが、帰省するたびにカメラを回して記録したものだ。1,2はすでにDVDになっているのでご覧いただきたい。1では夫婦仲良く買い物に出かける姿が出て来る。2では妻が最初に老人性認知症になり施設に通うのを嫌がる。料理が得意だったが。それができなくなる。夫は妻を介護施設に長期間入らないようにと手料理の練習をする。1の巻に一瞬だが木造バラックの虎ノ門病院が映るのだ。エンディングロールにもその名前が出て来る。

▼虎ノ門病院は、今や虎の門に聳え立つ12階くらいの白亜の殿堂で、貧乏人は寄せ付けない。政治家などが仮病で入院するときに使われるようだ。今朝は院長のご機嫌もよく、わたしの右小指を揉むようにして「痛みはありませんか?」と聞き、「明日抜糸しましょう」と言ってくれた。これで食事後の片付け、風呂に入るとき、プラスチック手袋を使わずに済む。

|

March 20, 2022

「刑事フォイル」3日連続の再放送中

▼10日に某国大使館前で指を切ってしまい。血流が止まらないので警備関係者に連れられ、虎ノ門病院に行って女医さんに緊急手術をしていただいた。5針くらい塗ってもらい、抗議行動には参加できず、その日は帰宅した。傷口は小さいがかなり血液が路面を汚してしまった。その後治療のため、上記病院までは遠くて通えないので、整形外科の女医さんには事情を説明して近所の行きつけの外科医に変更した。ここなら自宅から徒歩7分。治療は3分ですむ。虎ノ門病院は有名だが、紹介状がないと初診料として6000円も取られる。1週間で抜糸ができるという見立てだった。しかし金曜日に行ったら、抜糸は不可能ではない。しかし連休になってしまい、抜糸が悪い影響を受けると診る事ができないので、抜糸は連休明けの22日にしようということになった。痛みはまったくない。しかし水仕事や風呂に入るときは包帯をしてプラスチックの手袋をはめる。パソコンははやく打てない。縫ってもらった日、女医さんは「きょうはもう仕事はないでしょう」というので「PCを使う仕事があります」と言ったら「しばらくは、左手で打って下さい」、と言われた。しかし前日までに3千字ほどの長い原稿入力は終わっていて、メールで送信済みだったのでたすかった。

▼わたしはNHKの「刑事フォイル」」という番組が大好きだった。これも最初から見たのではなく、シーズン3の「不発弾」から偶然見てから病みつきになって、サマンサが結婚して夫と二人で宿屋からスタートし、ホテルを営業するまで見終えていたた。なぜ面白いかというと、偉ぶった刑事ではなく、原題は「フォイルズ・ウォー」で一介の刑事で、軍部や官僚的な上司の軋轢とたたかいながら、、問題を解決しようとするから面白い。3年前に南アフリカに行ったとき、同宿の埼玉からツアーに参加した男性とフォイルは面白いで話が盛り上がった。飲んだ勢いでドイツは日本よりの半年も早く白旗を上げたが日本はそれから1年も抵抗したんだぞ。なんて馬鹿な話しをしていた。「不発弾」は裁判官の家では親戚の男の子を疎開で預かっていた。裁判官を快く思わない何者かが、納屋に手りゅう弾爆弾を仕掛ける。預かっている男の子が、大人の話を耳にして納屋のソアを開け爆死してしまう話だ。イギリスでは、ドイツ系の人間を海岸から40km以内には住まわせなかった。これじゃ、カズオイシグロの「日の名残り」だったかの小説でもドイツに親戚をもつ家の取り扱いで、苦労している。

▼その「刑事フォイル」が560chですべてを3月19,20,21日と再放送するという情報を聞き録画をHDDセットした。「不発弾」までは見終えたのであとはゆっくり3月中に見終えるだろう。

▼ウクライナ問題でロシアの放送局のゲリラ放送をした女性は素晴らしい。こういう事は日本では決して起こらないだろう。政党レベルでは某政党がその機関紙で「過去一巻してロシア共産党には正すべきことはキチンと批判してきた」というだけだ。過去とは「日本の声」一派だろう。参議院選挙があるから、下手な声明をだすだけで、まったく効目がない、本当はトップがロシアに乗り込んでプーチンとトップ会談をして意見するのが一番効目があり、選挙でも有利に戦えるはずなのに、また得票を減らすな。

|

March 06, 2022

ロシアのウクライナ占領目的は何だろう。

▼2週間ほど前から、左奥歯の歯根が痛むので歯科医に行っている。診断は歯根に膿が貯まっているので、切り開いて吸出し、濃い毒薬を注入するという。それが終ったのが4日夕方である。わたしは中学生の時、学年で2位の良い歯の持ち主に選ばれた。当時の故郷には甘い飴や柔らかいキャラメルなど何も甘いものはなかったからだ。おやつはリンゴ農家だったのでひたすらリンゴを齧っていた。だから歯科医に本格的に行き始めたのは約3年前である。その時は南アフリカに行く直前だったので、現地で食べるとき歯が外れないように、かなり強力な接着剤で固定してくれた。しかし強力接着剤なので帰国してから、外すのが大変だった。ノミとハンマーでガンガンやられ、音は脳みそに響いた。それから1,2日ヵ月に一度定期的に歯科医に通うようになった。コロナの初期サボっていたら、歯科医から「来るように」というハガキが届いた。わたしは歯科医の予約を頻繁に忘れる。カレンダーに書いたり手帳に書いてもダメだ。今はスマホのスケジュールにいれ、診察の30分前に呼び出しコールを設定した。今は医師の都合で大体金曜日の夕方になった。

▼さて気分が思いのはウクライナに対するロシアの侵略攻撃である。わたしは1週間前に浜松町から歩いて狸穴のロシア大使館前に行った。増上寺の前を通過するのだが、ふとここに皇女和宮の墓があることを思い出した。島崎藤村の夜明け前にも、「あと数日で徳川家に嫁入りする和宮の行列が馬籠宿を通る」という記述がある。どの本を読んだら面白いだろうと想像をめぐらして有吉佐和子の「和宮様御留」を借りて来た。増上寺のパンフレットを貰って来て読んだら、和宮がなくなったら京都の本家が「遺体をもどせ」と言って来たが増上寺は和宮の本人の遺書を立てに返却を拒否したと言う記述があった。浜松町から狸穴のロシア大使館前までは徒歩で約30分の快適な道路である。後日ゆっくり行って来てご報告する。

▼ウクライナ問題でなぜプーチンがあれほど強硬なのか?彼のブレーンが右寄りで領土問題を昔の状態に戻せと強硬なのだ。プーチンは次の選挙でも大統領になりたいが、支持率は減ってきているから「良い(強い)所をみせなければならない。最終目的はウクライナのロシア領への編入だろう。だから、住民が戻れないような住宅や学校など公共建築物にたいして、あれほど執拗に爆撃を繰り返している。

▼原発攻撃の時は実況で分析したが、原子炉を破壊する目的はなかった。事前に曳光弾を飛ばして正確な位置を確認して攻撃していた。ロシアの目的はウクライナの住民を徹底的に排除してから、ロシア人を移住させるのが目的だ。発電所がなければ生活できない。一から水力発電所を建設するのは資金的にも時間的にも無駄である。だったら今ある発電設備そのものを生かして、再利用することになろう。だからウクライナの住民が安全な通路を確保して出ていくことには賛成しているわけだ。

|

« February 2022 | Main | April 2022 »