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March 30, 2022

わたしもイスタンブール空港に行ったことがある。

▼みなさまお元気でしょうか?どうも「新聞は政党機関紙しかよまない」という人とは話がかみ合わない。わたしはこの1カ月余、まず国際ジャーナリストの田中龍作氏のブログを読むことから1日がはじまった。田中氏は中央区在住のジャーナリストである。都内、国会周辺でも取材をなさっていて、名刺を交換させていただいたこともある。氏は日本の新聞社には在籍しておらず、海外取材が多いのでフランスの記者クラブに入っているようだ。取材で一番カネがかかるのは交通費である。社員記者は会社の経費で落ちる。しかしフリーのばあいその移動のための交通費の工面から始まる。テレビなどで「フリーの記者」が頻繁に出てくるが、彼らはどうやって食っているか興味がある。評価されるには自分の記事が掲載された新聞や雑誌が必要になるが、ドラマにはそれがない。

▼田中氏は数年前にイスラエルやガザ地区を取材しており、すさまじい写真をHPに載せていた。もちろん死体は写らないが血の海が映るので、どういう状況か想像はできる。田中氏は今回の場合、一番ロシアが攻めて来そうなキエフに長く滞在している。そうぞうすると日本に残してきた奥様と水杯を交わしてきたにちがいない。ひと月ほど前に記事の中に奥様が粉末の味噌汁を持たせてくれたので、それを大切にして飲んでいる。1日一袋で我慢すればあと26日滞在できると書いていた。理論的計算ではもう味噌汁は残っていないはずだ。しかし田中氏は戦闘場面の描写だけではなく、市民が空襲の直下でどんな生活をしているか、正確に書き綴っている。田中氏には特定のスポンサーがいないので、記事を読んだらお金のカンパで援助してほしい。

▼田中さんはなぜフランスの記者会に入っているか?日本の記者クラブなんて国内の仲良しクラブで外国に行ったら紙切れで何の役にもたたないからだ。日本の記者クラブのカードでは、単なる紙きれで身分証明書の代わりもならない。

▼停戦に係る交渉はイスタンブールで開かれている。イスタンブールは10年くらい前に一度行った。成田から6時間くらいだったと思う。真夜中にイスタンブール空港について携帯の電源を入れると当時のガラケーでも、日本と通話ができることがわかりほっとした。

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