NHKで「戦場の写真家グルダ・タロー」を見た。
▼わたしの家の隣にある、日本で一番大きいと思われる、某大手消費財化学メーカー。3年ほど前に10年計画で本社の建物を全部建て替える計画が発表された。1年ほど前に最初の建物が解体され、今は80%くらい建築が終った。ところが2週間ほど前から2弾目の本社機能を持った建物の解体作業が始まった。これはわたしの部屋から100mほど先にある。解体の音は大したことがないと思っていたが、削岩機のような物凄い音がする。図書館に避難したいが、コロナ以後、本を貸し出す機能しかない。どうするか、考えた。昔は銀座のアメリカン・ファーマシーで買った、柔らかい形状記憶型の耳栓を使っていた。しかし今は製造していないようだ。ネットで調べると、ヘッドフォン型の耳を密閉する防音ヘッドフォンがある。1000円ちょっとで手に入る。しかし携帯が鳴ったり、来客があったときのピンポンは聞こえるだろうか?それが不安なのでまだ買っていない。
▼昨日のTVを見ていて、BSドキュメンタリー選で「戦場写真家グルダ・タロー」の事を初めて知った。彼女はスペインン内戦にも関わって、その後第二次大戦の取材もしてロバート・キャパと知り合い、彼を世に押し出した。フランス共産党とも多少関係があったようだ、画面を見る限り、激しい戦闘場面は撮っていないが、収容所の前で夫の生死を確かめようとする家族の表情などを的確に写し取っていた。
▼午後メールをチェックすると九州の某社から仕事の依頼が入っていた。いまは、ツイッターやメールはすべて腕時計に転送するようにしているので、見逃す心配はほぼない。
▼今週の「週刊金曜日」に掲載されたいた。元反戦自衛官だった小西さんとは面識はない。しかしわたしがツイッターを始めてフォロアーが10人くらいだった時、見知らぬ私をすぐフォローして下さった方でもある。今週の「週刊金曜日」に長い論文をかいていらっしゃるがその内容にも心を打たれた。ウクライナ問題で言うと「個人としては武装をせずに逃げる権利を、兵士や自衛官としては『銃口を人民に向けない権利を、都市や地域を武装しない権利・無防備都市・地域宣言の権利を保障すべきなのです。(中略)わたしたちがすべきことはウクライナに武器や武装資金を送ることではない。今からでも遅くはありません」と言っている部分に強く共感を覚えた。
▼今日は南ベトナムで北戦車が大統領官邸に入った日でもある。そのベトナム戦争の分析でも、意見は同じだった。わたしは10年ほど前にサイゴンに行った。町には多くのアメリカの銀行やアメリカ資本の企業が並んでいた。一体自分たちの命を犠牲にして「解放戦争」を戦ったいい人たちの意味はなにだったのか?そして今生き延びた幹部の間には不正がはびこっている。単に権力を奪取して、自分たちが権力を取って満足しているのは革命戦争の意味は全く失っている。これと同じことを小西さんは、「週刊金曜日」の論文で私的している。
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