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April 29, 2022

友人がまた一人、世の中から消えてしまった。

▼28日朝食をとって、一日初めての薬を服用する。ピルケースに移し替える、缶を覗くとっ薬はあと5日分しかない。連休に入るとやばい。仕事上の重要なメールを2本送ってから、いつものクリニックに並ぶ。行った時は10人くらいの患者がいるだけで、診察はすぐ終わった。しかし薬局で連休直前のせいか1時間またされた。昼食後親友のA君の家に行くことにした。彼には前日に面会の予約を取ってある。さらに行く直前に電話をくれと、言われた。いつものバスで行こうと停留所に行くと、バスは出たばかりだった。行く手段を変えてJRとバスを使うことにした。駅で手土産を買って隣の駅まで移動した。彼の家に行くバスの路線番号を忘れてしまったので案内所で聞いたら、違う路線を教えてくれた。面倒なので区役所前降りて15分ほど歩けばよいと考える。いつもと違う道を歩いたのが悪く、それが失敗して迷ってしまった。

▼A君に「ブツ」を見せると5分で「自分手には負えない」という。彼はオーデオが専門それがアマチュア無線に派生している。そうなると、名古屋の会社に送って直してもらうしかない。以下雑談。わたしと年齢が同じ無線家は1年前に死亡したという。自分の家は日本橋にあったが、それを閉鎖して奥様と二人でグループホームに入っていた。5年ほど前に年賀状で「近く遊びに行く」と書いたら奥様が「夫はもう動けないので、遊びに来ないでくれ」と断られた経緯がある。1年前の夜中夫君の唇が紫色になっていたので、施設の医者を呼ぶと「ご臨終」ですと言われたという。

▼アマチュア無線時代の友人は仕事が様々な人がいた。運送業からバッグ製造、公務員、薬局経営、etc,etc、そのうちの一人は流しのマッサージをしている人物がいた。奥さんが生きているうちはよかった。しかし一人になってから家の中は片付けできずぼろや状態になってしまった。以前は仕事に行く前にはスーツネクタイをしていた。しかしそれができなくなってしまった。ある夜中にA君の家に電話してきて「海賊に捕まって船でどこかに連れていかれようとしている。助けてくれ」という。マッサージ師は何も政治活動や隠密活動をしていないので「誘拐されずはす」はないと判断してほおっておいた。

▼くだんの薬剤師に相談すると「睡眠導入剤を飲んでいるせいだろう」といいう。さらに「勝手に薬は止められないからケア・マネージャーに相談するのが良い」という返事が返って来た。みんな最後はこうなってしまうのだろうか?

▼Aくんは1年前にお母さんがなくなってから一人で生活をしている。妹さんがお二人いらっしゃるがすでに所帯をもっている。彼はわたしの「食事くらい自分で作れるように修行しておけ」と注意してくれた。ちなみに彼は米は自分で炊いて、おかずは近所のスーパーで買って食べているという。窓のところにザルがぶら下げてあるので「餅でも干しているのか?それとも何なのか」お聞きすると、お茶を飲んだ葉を乾燥させているという。それは自治体の指導で濡れた茶葉をそのままゴミとして出すと焼却炉の燃料を余計使って環境に悪い。完全に乾燥してからゴミとして出せ、という指導が入っているのだという。だが天日で乾かすというのは意外と時間がかかる、とこぼしていた。こうして40年ほど付き合ってきたアマチュア無線時代の友人も一人また一人と消えていく。

▼昨夜は10年くらい前に買ったスタンリーキューブリックの名作「突撃」(カークダグラス主演)を見てから寝た。

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