資金がないと取材も自由にできない人たち
▼ツイッターに書いたが、体調極めて悪し。先々週の原子力規制委員会傍聴のあと緊張を要する仕事がかなり続いた。それで食事が不規則になったり、いくつかの締め切りが迫っていた。とくに参ったのはシネマの締め切りで、土日は映画館に通っていたことが一番疲れた。
▼フリーのジャーナリスト田中龍作さんが5カ月にわたる、ウクライナから帰国された。その原因は取材費用がなくなってしまったからだと書いておられる。不慣れな土地を自分で車を運転するわけでなく、他人に頼る。さらに通訳の身の安全をはからねばならない。「5カ月取材したが、自己破産したら何もできなくなるので、帰らざるを得なかった」とかいていらっしゃる。TV映画でフリーライターなる人物が大勢登場する。名所・旧跡にいって、美人と美味なものを食べ、交通費はどうしているのだろう。わたしは身なりの良い主人公を見るたびに、考えている。取材で一番大切なのは交通費である。会社に所属していない人間は、常にそれを考えて仕事や取材をしている。
▼私事、体調のこと、最初の救急病院では「コロナじゃないから大丈夫」と診断しただけで薬も調剤してくれなかった。夜間は薬局は休みなのか?診断書くらいくれても良いだろう。昨日行った日曜専門病院はビオヘルミンをだしてくれた。これは整腸剤誠意調剤で下痢はとまらない。これでは仕事にならない。家族からも下痢が続いていては、イヤな顔をされる。きょうも朝遠くに出かけ、帰りにいつもの医者に行って症状を訴えようと思う。
▼昨日の新聞に、腎臓透析をしている患者に対して100歳を超えたら透析を止めると書いていた。通常そういうみなさんは2週間透析を止めれば死に至るという判断から、国の予算と資源の無駄遣いを止めるという事らしい。いよいよ「長生きして良かった」という時代から遠のいていく。昨日釈放された重信房子さんは収監中2度もガンの手術をした、というからお上はこういう人には意外と親切である。
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