October 22, 2005
パソコンのデータ移行作業に明け暮れる
▼昨日は途中で終わってしまって、大変失礼した。きょうも何回となく更新しているかとチェックされたみなさんには申し訳ない。じつはこの3日間ほどパソコンの入れ替えを密かにやっていた。パソコンはKOUJIROのBTOにした。ほとんどみんさんにはなじみはないかもしれない。その昔マッキントッシュのライセンス生産をしていた。ところが10年くらい前にマックはそれを一切認めなくなったから大変。苦慮の末KOUJIROは当時の高い組み立て技術を生かしてウィンドウズマシンに切り替えた。最初はかなり高いマシンばかり作っていたが、2年ほど前に、山田電気の買収されてしまった。まえにも少し書いたが、あちこちの自作パソコンショップを回ったが、筐体のデザインとスペックが気に入ったものがなく、けっきょく角張ったデザインのKOUJIROと、値段が希望通りに納まったのでここに発注した。工場は岩国にある。郵便振替は多少時間がかかると言われたが、一円でも安くしようという考えで、ここから送った。パソコン本体の資金は古いフィルムカメラを売り払った代金を当てた。注文して約10日くらいにメールが入って、きょう発送した、荷物の動きは佐川急便のサイトを見るようにという事だった。精密機械のせいか、到着までに3日かかった。
▼今回わたしがやりたかったのは、デュアルモニターだった。パソコンは一台でも、モニターを二つにして片方はメールチェックかインターネット閲覧、もう一つは作業という風に両方同時に見ることができる。さらにエクセルの大きな表でもスクロールせずに一覧できる。問題はデュアルモニター用のボードである。これは全く分からなかったが、ツートップの店員さんは専門知識が豊富で、マザーボード(MB)によって左右されるという。最初はそんな事は知らなかったので、1週間後にMBのスペックを持参したら、「これ」と言って教えてくれたので、それを買った。さらに出力はアナログ2系統ならば、変換アダプターが必要だ。しかしうちのは1800円と高いので、別のジャンク屋のようなところで買った方がいいと、さらに親切だった。ここはポイントは付かないが、親切なのはいい。モニターは奮発して三菱のデジタル出力のものにした。これらの資金はソフトエアガンや、本、CD,DVDそれに無線機を売った資金を充てた。
▼問題はデータの移行である。昨年11月の失敗があったので、二重、三重にデータを別のHDDに保存した。それは慎重にやれば大丈夫である。問題はメールのバックアップだ。実は昨日もあるお宅に呼ばれて仕事として(普通の相談は1時間3500円、ウィルス対策やデータ救出は1時間5000円以上)でパソコンのメールの保存方法だった。マシンは98からアップデートしたウィンドウズ2000でメールはアウトルックエクスプレスだった。別のフォルダーに移動をする事はできたが、それをエクスポートしてCDに焼くことはできなかった。来週火曜日の午前中にお伺いするのだが、もうメール専用のバックアップソフトを使うしかないという結論に達した。きょうソフマップに行ったら、あのライブドアから出ているソフト「E-Mailバックアップ」というソフトを教えてくれた。比較的安かったのでそれを購入して、試して見たら一発だった。1年前に知っていたら、取り返しがつかない事をしなくてすまなかったのにと、悔やまれてならない。
▼バックアップは簡単と行ってもウィルスバスターの再インストールとか、登録しているソフトを入れ替えるのは、かなり面倒である。そんな訳でハードの入れ替えに2日、データの入れ替えに丸一日かかってしまった。さらに作業をする机が高いので疲れる。今後は自宅の作業が増えるので机を物理的に低くする事にした。幸い義兄は器用な人なので、机を低くしたいのだが、方法と道具があったら貸して欲しいと頼んだ。すると「定規を当てて罫描きでしっかり線を刻んで、ノコギリをまっすぐ引けばよい。もし切りすぎたら東急ハンズなどで、下駄を履かせる道具はいくらでも売っている」という連れない返事だった。まっすぐ切れれば誰も聞きはしないのだが、しかたなく大きなカッターナイフで線をまっすぐに引いてノコギリでまっすぐ(気持ちは)引いた。まあこの3日間の夜はそんな事をしていて、映画館にも行くことができなかった。終わり。お待たせしてゴメン。
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September 27, 2005
「国民保護法案」実は「統制法案」

▼日曜日ずっと仕事で疲れて、もう寝ようと思っていた午後11時、長距離電話があって、いつものように「自分が正しい」ことばかり主張する話を聞いていたら、こちらも神経が高ぶってしまって眠れなくなってしまった。そのおかげで月曜日は寝不足で一日具合が悪かった。ホントに困った人だ。それで昨晩は多量の酒を飲み、電話をくれた人には「緊急事態でない限り午後9時半以降は電話をくれるな」書いたハガキを投函した。それで26日のブログはたいした内容にはならなかった。先日医学関係の学会に行ったとき、一人の講演者が発言に先立ち「アメリカ人が講演する時はジョークに始まり、ジョークに終わる。だが日本人は言い訳に始まり、言い訳に終わる」と言って笑わせていた。
▼先日ちょっとご紹介した「国民保護法案」がかなり具体的になってきた。これは「国民を保護法」という呼び方を使ってるが、法案の中身を見ると、「国民を統制する」意図を持った法律であることが分かる。千葉県の場合も「千葉県国民保護計画」を本年度中に策定するとしている。そこでは武力攻撃事態等において県民の生命、身体及び財産を保護し、被害を最小限にとどめられるよう、住民の避難、救援等の措置を実施するとしています。千葉県では素案として取りまとめたものに、県民から意見を募集している(パブリックコメントの募集)。ぜひみなさんもこのような法案は必要がないと言う意見をE-mailやハガキで寄せていただきたい。閉めきりは10月14日。
▼今発売中の「アサヒパソコン」10月1日号でアスキーの社長だった西和彦とマイクロソフトジャパンの社長だった古河亨が対談している。その中で西は「ビル・ゲイツはハンバーガーしかおごってくれなかった」と彼のケチぶりを書いている。また古川は新規事業を立ち上げるために、どれだけ予算が必要かという役員を説得するのが90%が仕事だったと語っている。そして10%が実際の仕事なのだそうだ。だから小さなアパートの一室でパソコンの仕事を立ち上げたばかりの時の方が、はるかに達成感があったという。古川はマイクロソフトを退職するとき株を売却して300億くらい儲けたのでは、と西に聞かれる。だが古川は9割の株は一緒に苦労した社員に渡して来たという。だとしても30億円!ヨドバシでパソコンを買うとき、バイオのパンフレットを指さして、「この列からここまで全部ちょうだい」とまとめ買いをする。現在は保持ポイントは70万ポイントだという。
▼このページのトップの写真ですが、昭和40年の清里駅前です。フートンさんが10代の頃から小海線があこがれだったというメールをいただいたのでご紹介しました。画像をクリックすると大きくなります。
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July 20, 2005
「サイバー取り締まり法案」に思う
昨日も猛暑だった。午前中某所で作業の現場監督のような事をしていた。と言ってもいつもの着衣に頭にタオルを巻いていただけだ。するとBセンターのマドンナが通りかかって挨拶をしてくださった。わたしは慌てて、いつものクセで「いつもお世話になっています」と受け答えしてしまった。これはきょう一日良いことがあるに違いない、と思っていたが何もそのような事はなかった。午後2時まで作業は続いたがペットボトルのお茶を3本も飲んでしまった。
▼前回メルマガをお送りしてから、古いわたしの友人のメールが戻ってきてしまった。この方は数年前から、「インターネットのメールは見られているから怖い」と言ってお便りをハガキに変えてしまったほどだ。いま国会で問題にされようとしている、プロバイダー通信法(もしくは「サイバー取締まり法案」月曜日の朝日に詳しい)が通ったら上記読者の危惧もまったく憶測のものではなくなってしまう。つまり警察が必要とした人の、過去の通信記録をプロバイダーから提出させるのだ。そして押収した社員のパソコン1台の押収令状で、そのパソコンとLANを経由した社内サーバーから、プロバイダーまで押収できてしまう。だから例えばある会社の顧客情報流出の容疑が、ある男性にかけられたとすると、当局は裁判所の令状なしに、男性のメールのログ(通信記録)を保全するように、会社とプロバイダーに要請できる。彼は会社のアドレスと、個人アドレスを持っていたからだ。そして男性と交流のあった同僚や社員も同じようにされる。
▼プロバイダーは今後ログを90日間保管することを義務づけられる。専門家の意見では「憲法は捜索する場所と押収する物を明示する令状がなければ、捜査・押収を受けない」としている。従って「物理的に全く別の場所にあるサーバーにアクセスしてデータを差し押さえという、この法案の規程は憲法に抵触するおそれがある」としている。つまり警察の狙っているのは芋づる式に、組織に関連する「一味」を摘発すること、個人パソコンの領域への関与が目的なのである。これもイギリスのテロ事件に関与した容疑者の映像が、意識的にNHKなどで流されているのは、その世論づくりと思わざるをえない。
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June 15, 2005
バカ・タカ兄弟のバカTV報道
▼昨日夕方は珍しくMaさんから電話をいただきました。それは「今69999番だ」というのです。7万をゲットするにはどうしたら良いかという相談でした。ご夫婦でパソコンを代えたり、携帯からアクセスしているうちに、番号は過ぎてしまったようです。もし7万の方がいらしたら、本日中に遠慮なくお申し出下さい。ゲットを証明する画像、住所、電話をお知らせいただければ、記念品をお送りいたします。ちなみに高地は01番でした。
▼土日も仕事をしたので急ぎの仕事が終わった。きょうの作業のメドが付けば、定例の介護帰省はできそうだ。13日の「ERⅩ」「NICU」風に言うなら、「ここは待ったなしだから、休める時に休み、寝られる時に寝、食べられる時に食べる」と同じ事になる。わたしの場合、猫に朝早く起こされる。この時期は午前4時半頃だ。隣の屋根に鳥たちがエサを待ってやって来ると、「ニャン、ニャ、ニャ」と鳴き出すので、寝ていられない。仕方なく起きて、隣家の屋根めがけて鳥たちのエサを放るのが日課になっている。「こんなに毎日猫のために早起きさせられると、夭折してしまう」と冗談を言うと、家族に「夭折とは、20、30代で現在の年齢は該当しない」と言われる。そう言えば先日なくなった双子山親方も50後半だったから、「夭折」とは書かれなかった。わたしは彼がまだ独身の頃、靖国神社の奉納試合にやってきたのを見たことがある。弟子に髷を結ってもらいながら、将棋を指していた。
▼しかしTVの若貴兄弟の確執報道の過熱ぶりはどうだろう?異常としか言えない。2年前だったか、あの白い教団の過熱報道の時も、国会で重要法案を審議していたとき、国民の目をそらすために意味のない報道をしていたのだ。今回は郵政「改革」問題で国会の会期が延長になるかどうかという瀬戸際だ。それが昨日の昼のニュースはどこも兄弟喧嘩のようなものを大々的に時間を割いて報道する。兄弟喧嘩なんてまったく個人的な問題でTVが電波使って報道する場合ではない。週刊誌は「買う」という選択肢があるから、買わなければいいのだが、TVは違う。わたしなど興味は別のところにあるから、「元アナウンサーの景子さんは銀座のママが勤まるほど美しくなったな」と見ているだけだ。極端に言えば、兄弟喧嘩が国レベルの戦になってしまったのが「壬申の乱」とも言えよう。
▼昨日書いた桜花の本の中の記述で技術者が日本には「VT信管がなかった」と嘆いていた。つまり体当たりしか爆発させる技術がなかったという事なのだ。今朝は仕事で早出なのでこれで終わり。
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May 18, 2005
明日19日古酒を飲む会開く
▼昨日ご紹介したアンサール・アルスンナとイギリスのハートのサイトは探し出すのに1時間ほどかかってしまった。注意深くご覧になると日本とサファリンにも支社があることだ。当然斎藤さんの他にも多数応募して現地に行っている事が考えられる。
▼急な話ですが古酒の所有者であるMaさんの都合で明日19日夕方から、飲む会を開きます。何やら芋焼酎の古酒で瓶から出したものを量り売りしている、貴重なものらしいです。ご希望の方はお出かけ下さい。希少価値があるのものなので、あまり遅い時間に来られてもなくなっている可能性があります。ご一報いただければ一口くらい残しておきます。
▼●「帝国の傲慢」下巻 マイケル・ショワー著 日経BP社 2200円
本書によれば、アメリカ対アルカイダ戦略に関しては間違いは二つあるという事になる。第一は情報がCIAとFBIでかなり混乱して、正確な情報が伝わらないことが、日本以上にありそうだという事だ。例えばCIAからFBIに電子文書を送り、直接電話をかけてデータを送った事を知らせてにも関わらず、FBIから「文書が見つからないからFaxでもう一度文書を送り直して欲しい」という連絡がかえって来たことが何度もあったという。つまり上層部の縄張り争いと事なかれ主義で「水も漏らさぬ」という嘘の協力関係が出来上がっていた。
もう一つはジョン・クインシー・アダムス(1821年当時アメリカの国務長官)が当時から指摘していた事が現在でも当てはまる事だ。それはアメリカの理解できない文化や政治や社会を持つ他国のために民主主義を標榜して戦うことは、アメリカが国外において「自力で脱出しがたい事態に搦めとられてしまう」事態を招く危険性がある、と警告した事だ。著者は「このアダムスの声に、いま、アメリカ国民は足を止め耳を傾ける必要がある。アフガニスタン(いずれはイラクも)における現在の状況ほどアダムスの警告したしっぺ返しを如実に示している例はない」と指摘している。
●「考える短歌/作る手ほどき、読む技術」俵万智著 新潮新書 660円
一応短歌コーナーを作ったが、作る技術は何も持ち合わせていないので買った一冊。読めば読むほど、作るのは難しくなる。
▼◆「ローマの休日」映画のストーリーはあまねく知られている通りだ。わたしはDVDに付属している関係者の話に興味があった。まず監督ウィリアム・ワイラーの娘が登場して父を語り、自分も旅行の少女役で出演していると語る。そして脚本なのだが一般的に言われていたアイアン・マクラレン・ハンターは、名前を貸しただけで実際はドルトン・トランポであることが明らかにされている。トランポは当時アメリカで猛威を振るっていた非米委員会で共産党員の告発を受けて執筆ができなくなってしまう。この時当局と裏で繋がっていたのが、俳優組合の委員長だったロナルド・レーガンだ。また友人を売ったのがエリア・カザンだった。太っ腹のワイラーは赤だろうが黒だろうが良い脚本を書く人ならトランポでも構わないと頼み込む。そして脚本家の名前だけ他の人を借りたという。トランポの名作は、先日深夜に放映された「ジョニーは戦場に行った」だ。ジョニーは恋人もいるのだが、第一次大戦に参加して爆弾で四肢と顎を失ってしまい、会話など一切の意志の疏通ができなくなってしまう。そして病院に収容されるのだが、突然興奮したように前身を振るわせる。医師は最初抑制剤を打つのだが、何かそれはメッセージなのではないかという疑いを持つ。果たして前身をバタバタ振るわせていたのは、モールス信号だったのだ。
◆「欲望の法則」先日「ライブフレッシュ」のDVDを買ったら、これとセットになっていたので仕方なく高い買い物をさせられた…。監督は現在公開中の「バッド・エデュケーション」のペドロ・アルモドバルだ。これは1987年に作られたのだが、見れば見るほど最初の方は「バッド…」にそっくりである。監督の所に仕事を求めてやってきた若者(アントニオ・バンデラス)は同性愛者である、監督に恋してしまう。監督には家族はあるのだが、監督を独り占めにしたいという欲望は日に日に強くなっていく。どうも同性愛の描写が露骨すぎて辟易とするが、それなりに面白い。もちろん完成度は「バッド・…」の方が遙かに上である。
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May 03, 2005
連続TVドラマ「離婚弁護士」は面白い
▼朝から某市某税理士宅に行く。この方とは古いおつきあいをさせていただいている。経理ソフトが新しくなるので、パソコンも新しくしなければならないというご相談を先週受けた。この方は東京Z共同Kというところに所属されている。ところがここで購入するパソコンも市販の同等品を買えばかなり安く買える筈だ。さらにソフトとか外部記憶装置、無停電装置、そしてNTTのメインテナンス料金までかなり高価なものを買わされてローンを組まねばならない。はっきり言って共同Kは、かなりぼろい商売をしている。同じ経理ソフトでもJ社のものは値切ると10万円くらいになる。しかし一旦顧客データをそれでつくると永遠にそのソフトを使い続けなければならない宿命もある。ハードはわたしが立て替え払いをしてお送りして、本日は設定にお伺いした。設定とデータ移行の方法をご説明して3時間ほどで終わった。お土産に手作りのママレードをいただいた。昨日お伺いしたお宅では庭先で取れたイタリアンバジルを使ったスパゲティをご馳走になった。きょうの方は明日から松本と佐久にいらっしゃると言う。「わたしもこの間いってきました」、とお話したら、「ああブログに書いてありましたね」と、ちゃんとご覧になっていたので多少驚いた。時間通りに終わったので銀座シネスイッチに行った。」
▼◇「愛の神、エロス」1本目は「花様年華」の監督ウォン・カーウァイが撮った作品。次は「嘘とセックスとビデオテープ」のソダーバーグとアントニオーニと3本のオムニバス映画だが、後の2本はどうでもいい駄作中の駄作だ。最初のは「若き仕立屋の恋」だ。60年代の香港、まだ仕立て職人になったばかりのチャンは親方の命令で、得意先であるホア(コン・リー)のアパートを訪ねる。娼婦である彼女は客といちゃついて嬌声を上げているのが聞こえてくる。その間控えの間でずっと待たされる。客が去ってホアの寝室に入ると若い彼は顧客の前に立つという緊張よりも身体の方が反応してしまい、それをホアに見透かされる。ホアはチャンに下半身を裸になるように命じ、彼を手で愛撫し始める。ホアは彼の手を眺めて、「あなたは女を知らない手をしている、もっと女を知って一流の仕立屋にやるのよ。そして今日のわたしの手を決して忘れないで」と諭す。それからというもの、チャンは夢中になってホアのチャイナドレスをつくることに全身全霊を捧げる。ホアとチャンとの間はその後、娼婦と職人という関係以上にはならなかった。しかしチャンの手先には最初ホアに握ってもらった感触を忘れられないままだ。チャンはその後確実に腕を上げて仕立屋としての名声を上げていく。しかしホアは下降線をたどる一方。さらに支払いも滞るようになり、親方は表面的な客に対する愛想とは別に、チャンに溜まっている支払いを取りたてて来るように命じる。催促に行っても用件を切り出せないチャンに、ホアはそれを察して「作ってもらったドレスを売ってお金をつくって」と頼んでどこかに行ってしまう。そして数年後ボロアパートに住むホアからチャンに連絡が入り、「愛人に会うから良いドレスをつくって」と全財産を差し出す。しかしチャンは売らずに預かったままにして置いたドレスを仕立て直す。ドレスが完成して持っていくとホアは重い病気に罹って立ち上がることさえできなかった。そしてチャンに「初めてあった日の事を覚えているか」と尋ねるのだった。この後チャンがどう答えたかは、ぜひお映画をご覧頂きたい。1階の「コーラス」は岩波、文部省推薦映画大好きファンで超満員。わたしはそういうのは嫌いだから入らない。
▼「離婚弁護士」毎週火曜日夜9時8ch、天海祐希が演じる弁護士もの。1は録画したがまだ見てない。しかし2(4月26日放映)は録画して昨晩見た。食品会社の秘書課に勤務している23歳のOL(乙葉)は妻がいる取引先の妻帯者の部長と不倫関係にある。ところが部長の妻(高橋ひとみ・この人がどうして女優なのかわからん)から300万円の慰謝料の支払いを命じられ、「まさか結婚していたなんて」と泣きじゃくる。だが上手な部長はメールや一緒にいる写真を一切残さなかった。天海祐希弁護士はス妻側の弁護士(瀬戸朝香)に告訴を取り下げさせる。ところが部長は取引先であることを利用して圧力をかけ、乙葉を秘書課から食品管理部門に転勤させる。天海は乙葉の弁護は終わっているが見過ごせないので「それは職権を利用した差別行為である」と抗議に行くが、部長や取引先の部長は「証拠がない」と突っぱねる。たまたま喫茶店にいるとき部長が通りかかるので、乙葉が苦情を言うと「たかが秘書風情で男の仕事に文句を言うな」と大声を上げて怒鳴って立ち去ろうとすると、偶然妻も通り聞き捨てならぬセリフを耳にする。天海弁護士が妻の自宅に行って「乙葉を左遷した記録が欲しい」というと、自分もかつて秘書をしていた過去があるからと、協力を申し出る。そしてイベント会場で取引先をにぎにぎしく対応している部長の所に、二人の弁護と乙葉が「不当処分撤回」の通告書と慰謝料請求を突きつけられ、妻からは離婚請求と7000万円の慰謝料を突きつけられ腰を抜かすところで終わる。ラスト部長を後に4人の女性が揃って出て行く所などジーンとくる良質のドラマでした。
▼●「ブラウン・ライス・カフェの玄米・大豆・野菜のレシピ92」渡辺宣 他共著 インフォレスト 1365円
表参道ルイヴィトンの近くにある玄米食レストランのシェフ宣ちゃんが調理した作品。宣ちゃんは先にも書いた『鍵盤乱麻』の新年会や合宿でケータリングをしてくださった方である。健康志向の宣ちゃんは玄米食にこだわり、かつ食材を一切ムダにしないから調理が終わってもゴミがでないという逸話がある。この49ページに、よもぎは消化を助け、女性特有の体のトラブルを助けてくれるハーブとして日本でも昔から使われています、と書いてある。ここにある「よもぎ玄米粥」はとても美味しそうだ。1)乾燥よもぎは湯でもどし、刻む。生の場合はゆで、水にさらし、しぼって刻む。2)圧力鍋に玄米ごはんと分量の水、塩を加え、ふたをして火にかける。蒸気が上がったら弱火で5~6分間炊く。3)圧力を抜き、1)とゆで豆を加え、混ぜ合わせる。4)再び火にかけ、暖めた器に盛る。白髭ネギ、よもぎをのせる。とある。詳しくは本を買っていただきたい。ブラウンライスのアドレス。
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April 05, 2005
「猫捨て」か?「姥捨て」か?
▼明日はタケノコ堀りの取材があったが、仕事の締めきりに追われているので撮影には同行できなくなった。
▼心配性の母は常にあれこれと心配のネタを探し続けている。聞くと最近は地震なのだという。先日帰省したおりも、もし地震があったら何としても帰ってこいという。しかし足がどうなるか、それに我が家は9階建ての3階なので最も危険な階なのだが、そんな事を言うと余計心配するので黙っていた。我が家では地震の時2匹の猫をどうやって連れて逃げるか常に心配をしている。猫を運搬する便利な背負うバッグが東急ハンズに売っているのを、猫に目のない家族が探し出してきた。しかし残念なことに、バッグには猫は1匹しか入らない。こうなったらバッグは2個買って重い茶色のピー助ちゃんは私が背負うしかないようだ。
▼田舎ではどこにも猫ばあさんと呼ばれる人がいる。家族は結婚や死に別れして、お婆さん一人でたくさんの猫ちゃんたちと余生を過ごしている。先日聞いたのだが、そのお婆さんの家では猫が増えてしまってどうしようもなくなってしまったらしい。90歳近いお婆さんはまだ足が達者なので、多くなって飼えなくなくなった猫ちゃんを抱えて隣村まで捨てに行って、逃げるように家に戻ってきたらしい。所が帰宅してみると捨てた筈の猫がちゃっかり先に帰っていたというお話だ。猫捨てが危うく本当の姥捨てになるところだったという。猫はちゃんと不妊手術をして飼いましょう。
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February 17, 2005
小沢昭一を聞き終える。
▼昨日は学校の行き帰りで「小沢昭一」を聞き終えた。最後の方は木更津のストリップの呼び込みの声が入り、さらに一条さゆりと桐かおるの実演ショーからインタビューが入っていた。そもそも小沢が当時重いデン助呼ばれるゼンマイ、5インチリールの録音機を背負って全国を行脚し始めたのは、三河万歳など門付けとよばれる人々の声を残そうとしたことに始まる。それが次々と欲が出てきて、イタコ、浪花節、見せ物小屋、テキ屋のウリ声などを収集したため、段々取材範囲が全国的に広がっていた。どの商売も客に納得させて財布の紐をとかせるのが仕事である。そのためにさほど値打ちのないものを高くみせたりする。さらにハッタリをきかせたり、あるいは真剣な表情で客をその気にさせていく。そのための演技であり、話術である。全巻聞き終えて、TVに頻繁に登場するみのもんたという司会者はテキ屋同様、マスキングしたペーパーを剥がすタイミングは、実にツボをおさたえうえに、話術に長けている人だと思った。
▼昨日夕方帰りがけに秋葉原で途中下車をして、60ギガの中古HDDを一個買い求めた。CDに200枚音楽ファイルを取り込んだら、いやにHDDを圧迫してしまって余裕がなくなってしまった。バックアップ用の2個目に内蔵している20GのHDDも余裕がなくなってきたので、これと交換しようと考えた。中古だから5000円でおつりがきた。中古だから、自分でフォーマットやスキャンディスクをしなければならない。昨晩トラブってしまったのは、バイオスでは認識するのだがマイコンピュータに出てこないのでフォーマットができなくて、苦しんでしまった。それもどうやら今晩になって解決したので、快適で夜も良い気分で眠れるだろう。
▼データベースにPDFでご紹介したのは「ku:nel」というマガジンハウスから発行されている雑誌の3月号に紹介された記事だ。登場しているのは『鍵盤乱麻』初期の読者のみなさんは合宿や新年会のケータリングに出張で仕事をしてくださった、渡辺宣氏だ。今は南青山のルイヴィトンの裏側あたりにある、「ブラウンライスカフェ」のチーフシェフをやっていらっしゃるので、お近くにお出かけの節たずねてはいかかがと思う。
▼「ATOK2005」と「明鏡国語辞典+角川類語辞典」が届いてお金も払い込んだ。それほど使いこなしているわけではない。しかし辞書を開くのよりは簡単だが、何となく重い感じがする。使い勝手はまたご紹介します。
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小沢昭一を聞き終える。
▼昨日は学校の行き帰りで「小沢昭一」を聞き終えた。最後の方は木更津のストリップの呼び込みの声が入り、さらに一条さゆりと桐かおるの実演ショーからインタビューが入っていた。そもそも小沢が当時重いデン助呼ばれるゼンマイ、5インチリールの録音機を背負って全国を行脚し始めたのは、三河万歳など門付けとよばれる人々の声を残そうとしたことに始まる。それが次々と欲が出てきて、イタコ、浪花節、見せ物小屋、テキ屋のウリ声などを収集したため、段々取材範囲が全国的に広がっていた。どの商売も客に納得させて財布の紐をとかせるのが仕事である。そのためにさほど値打ちのないものを高くみせたりする。さらにハッタリをきかせたり、あるいは真剣な表情で客をその気にさせていく。そのための演技であり、話術である。全巻聞き終えて、TVに頻繁に登場するみのもんたという司会者はテキ屋同様、マスキングしたペーパーを剥がすタイミングは、実にツボをおさたえうえに、話術に長けている人だと思った。
▼昨日夕方帰りがけに秋葉原で途中下車をして、60ギガの中古HDDを一個買い求めた。CDに200枚音楽ファイルを取り込んだら、いやにHDDを圧迫してしまって余裕がなくなってしまった。バックアップ用の2個目に内蔵している20GのHDDも余裕がなくなってきたので、これと交換しようと考えた。中古だから5000円でおつりがきた。中古だから、自分でフォーマットやスキャンディスクをしなければならない。昨晩トラブってしまったのは、バイオスでは認識するのだがマイコンピュータに出てこないのでフォーマットができなくて、苦しんでしまった。それもどうやら今晩になって解決したので、快適で夜も良い気分で眠れるだろう。
▼データベースにPDFでご紹介したのは「ku:nel」というマガジンハウスから発行されている雑誌の3月号に紹介された記事だ。登場しているのは『鍵盤乱麻』初期の読者のみなさんは合宿や新年会のケータリングに出張で仕事をしてくださった、渡辺宣氏だ。今は南青山のルイヴィトンの裏側あたりにある、「ブラウンライスカフェ」のチーフシェフをやっていらっしゃるので、お近くにお出かけの節たずねてはいかかがと思う。
▼「ATOK2005」と「明鏡国語辞典+角川類語辞典」が届いてお金も払い込んだ。それほど使いこなしているわけではない。しかし辞書を開くのよりは簡単だが、何となく重い感じがする。使い勝手はまたご紹介します。
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